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ハネムーン編
ハネムーン編 ダリウス 7 *R18 最終話
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最後に、またまた聖也様が書いてくださったFAをご披露します!ラストはそれに合わせて仕上げました!!
聖也様、ありがとうございました。
ーーーー
「ん……ばか……そんな風に、触るなよぉ」
「俺は洗ってるだけだぜぇ?」
確かに洗ってるけど! 乳首くりくりしてるよね?!
「ここでは、シないからな! なぁ、今日は俺からプレゼントがあるから、大人しく風呂を済ませて先にベッドで待ってて……」
「プレゼント?」
「うん。」
「——わかった」
ニヤッと笑い、ざぶりと湯を浴びたダリウスは先に出て行った。
(さて、俺は準備だっ!!)
体を拭いてから玉を仕込む。練習をしたので自分でもできるようになったんだ!! 毎回やって貰うのは恥ずかしいからな……
それに、受け身のままじゃ飽きられるかな? と思ったから。
正しい位置に無事仕込んで、リンドさんに頼んで浴室の奥に隠しておいてもらった箱を取り出す。小さいけど、綺麗な箱。
蓋を開けると、オーダーした下着が鎮座しているのだ!! 正確にはファルボド様セレクトのやつがな!
(ファルボド様……本っ~当にこれがダリウスの好みなの? 信じて良いんですよね?)
箱から出てきたのは、純白のシルクで出来たベビードールっていうデザインの下着だ。かぶって首の後ろのリボンで止めると、ストンと落ちるデザインで背中は丸見え。でも、前は胸しか隠れない短い丈だ。スケスケなので隠れてないけどな!!
(——あの、乳首完全に透けてますよ)
パンツはまたしても紐だ。いや、この世界にゴムがないから基本的に縛るのは紐だ。わかっているさ。
でも、女の子の水着でスカート風になってるのあるよね? そんな感じのフリルが付いている。もちろん透けてますよ、ええ。
お尻はTバック……スカートで隠れるけど透けてるので意味がないですね!
(エロ一族め!! これがハズレだったら恨みますよ、ファルボド様!! ダリウスが喜んでくれると信じよう!!)
ローブを羽織って寝室に行くと、ダリウスはベッドに全裸でゆったりと横たわっていた。あの凶器も隠すことなく堂々と勃ち上がっている——
「ジュンヤ、待ってたぜ」
男臭い笑顔にゾクゾクする……俺は、これからこの男に隅々まで蹂躙されるために誘惑する。ゆっくりとベッドサイドに立ち、ローブの紐に手をかけた。
「ダリウス。俺、あんたと出会えて良かったよ。だから……」
シュルッと紐をほどくと、ローブがはらりと床に落ちた。
「っ! ジュンヤ……キレイだ……」
「本当?」
「ああ、最高だ。なぁ、よく見せてくれよ」
俺はゆっくりと周り後を向いた。
「っひゃ?!」
剥き出しの背中にダリウスの指が触れる。ゆっくりと下へとさがりベビードールの上からスルスルと撫で、また素肌に触れる。腰のカーブをつたい、Tバックの紐越しに尻の谷間を指が這う。
(くっ……いつもならガバッと襲いかかるのに、焦らしやがって~!)
指が奥の窄まりを布越しに押し上げると、仕込んだ玉から潤滑油がジュワッと溢れるのを感じた。
「入れて来てくれたのか? すっかりトロトロだぜ? すっげぇエロいな……俺の妻は最高だ」
「は……ん、はや、く、もっと、触って……」
「俺のための衣装を堪能させてくれや」
「んんっ!」
背後から、起き上がったダリウスが首や背中にキスの雨を降らせてくる。そうしながら、Tバックの隙間から指が俺の中に侵入してきた。
「ん、ん、はぁ……ぁあ」
「可愛いぜ。もっといい声を聞かせてくれ」
ベッドサイドに座るダリウスの足の間に抱き込まれ、俺は立ったまま奥を指で拓かれていた。左手は俺の乳首をつまみ、背中をくまなく舐められる。何カ所も同時に責められて、快感で膝がガクガクと震えて立っているのが精一杯だった。
「ダリウス、きもちいぃ」
「これ、俺のために着てくれたんだよな」
「うん……好き? 気に入った?」
「あぁ。だからたっぷり堪能させてくれ」
「ぁん!!」
指が引き抜かれて、ソコが物足りないと甘く疼く。
「もう一度、こっち向いてくれ」
振り向けば、ダリウスの頭は俺の胸辺りだ。その視線の先は……気のせいじゃないと思う。
「ここ、可愛いな。前よりぷっくり膨れてないか?」
「ひゃ!?」
ツンツンと乳首を指先でクリクリと弄ばれる。
「何もしてないのに勃ってるぜ」
「ばかぁ……」
「へへっ。美味そうだな」
ざりっと布の上から舐められると、直接舐められるのとは違う感覚で、ぞくっと震えた。
ざりっ……ぴちゃっ……
左の乳首を舐めながら右手で反対側をこねられ続け、左手は俺のぺ○スを軽く擦るだけ、とずっと焦らされている。
「ダリウス……お、れ、もう……」
「もう、なんだ?」
「早く、繋がりたい」
「このまま出来そうか?」
「うん」
自分からコレを入れろって事だよな。改めて見ると、股間からそびえるミサイル……コレでかき回されたい……
ギシッ……
ベッドに乗り上げる、ダリウスの足を跨いで膝立ちになる。
「あのさ、横の紐、ほどいてくれるか?」
ゴクリ、とダリウスの喉が上下した。そして、下着の紐を解くとTバックだけがポトリと落ちた。スケスケのフリルは腰にまとわりついたままで、俺の立ち上がったぺ○スがフリルを押し上げて濡らしていた。
「ヤベェ……鼻血出そうだ……」
「ヘヘヘ。降参?」
「——俺はいつだっておまえに勝てねぇよ」
(そんなこと言われたら、甘やかしてグズグズにしてやりたくなるじゃないか)
ギラギラと情欲が滲む瞳に満足して、俺はダリウス竿を片手で支えながらゆっくりと腰を落としていく。
「ん……あ、はぁ。おっきい……」
今日は自分からこれを奥まで受け入れて、俺の愛を示したい。優しく背中を撫でる掌の温かさに励まされ、全てをナカに収めた。
「ダリ、ウス……」
「上手にできたな」
「ん。動くから、待ってて」
ゆっくりと腰を浮かしダリウスのぺ○スを上下に擦る。
「くっ……中、蕩けてるな。吸い付いてくる」
「きもちいい?」
「イイ……チンポが溶けそうに気持ちいい……」
「ふふっ……溶けるのは、やだ、な」
「ククッ、俺もだ」
「んあっ?! や、動くなぁ! 俺が、スるって、言っ! あっ」
下から何度も突き上げてくる責めに耐えきれず、太い首に縋り付いた。
「動かねーとか無理だろ。ほら、ここ、好きだろ?」
「あっ! 好き! だけ、ど! あっ~!!」
ぐぽっ、ぐぽっといやらしい音を立てて、ナカを何度も抉ってくるダリウスに敗北して、ただひたすら揺すぶられる。
「そのまま、手ぇ離すなよ?」
「ふぁ?」
太ももをしっかり掴んだと思った瞬間、体が浮いて、ナカのさらに深いところにダリウスが入ってきた。立ち上がったダリウスに抱かれた俺は、駅弁で深いところまで犯されては快感に真っ白になった。
「あっ~~!! あっ! あっ!」
瞬間、ビュルっと白濁を吐き出した俺は、ガクガクと震えた。
「可愛いぜ……そのまま、な?」
「や、イッて、あっ! あんっ!」
(もう、バカになっちゃう……!)
「エロい顔……愛してるぜ」
「お、れ、も! あ、ふかぁ……!」
返事もできないほどハードな責めに世界が白くなった。
「——ジュンヤ。大丈夫か?」
「……? ダリ、ウス?」
そこにはほっとしたようなダリウスの顔があった。
「悪りぃ。ヤりすぎた。気を失ったんだぜ? 痛いところとか、ないか?」
髪を撫で撫でしてくれる大きな手にすり寄る。
「大丈夫だ。ちょっと——良すぎたみたい」
「はぁ~、良かった! 俺、いつになったら手加減できるかな……」
「しなくていいけど?」
「マジ?」
「マジだよ」
そっと赤毛を撫でててキスをする。
「あんたが俺に勝てないっていうように、俺もあんたに勝てないんだよ」
「ヘヘヘ……そうか」
ニカっと笑って覆いかぶさってくるダリウス。
「ん?」
「二回戦、いいか?」
「は、早くないですか?」
「今度はじっくりヤる!!」
「ふふふ、ばっかだなぁ~。いいよ。ほら……こいよ」
足を開くと、もう一度深く繋がった。
手加減をしなくて良いとは言った。確かに言った。
でも、丸二日エッチしても良いとは言ってないぞ!!
俺はこの後、ダリウスの部屋に軟禁状態でひたすらエッチしまくったのでした。気持ちよかったけど!!
◇
ハネムーンのテンションって怖いね……俺もめっちゃ盛り上がって、エッチなおもちゃも許しちゃったんだよ……! 当然ながらアナトリー作で、早い話がバイブとか、乳首責めのアイテム再登場とか……!!
ですからね、また歩けないまま王都へ帰還するのです。や~だ~!! 恥ずかしい!!
「ダリウス。おまえは私の話をキレイさっぱり忘れたのかい?」
「母上……いや、だって、ハネムーンですから、ねぇ?」
出立の準備が済んで、俺はダリウスに抱かれてエントランスにいた。
でもね、チェリフ様。——あなたも言えないのでは?
「はぁ……おまえは本当に旦那様そっくりだから、仕方がないか」
「そうだな。おまえも俺なしじゃ立てないしな。クククッ!!」
「旦那様っ!」
ええ、そうです。チェリフ様はファルボド様に抱っこされておいでです。首にはしっかりとスカーフを巻いて隠してますが、多分痕がい~っぱいついてるんでしょうね?
「母上、ええと、そのうち弟でも出来るのでしょうか?」
「もう産みませんよ!!」
ダリウスがチェリフ様に真剣な顔でチェリフ様に問いかけると、真っ赤になって怒っていた。
「兄上、メフリー殿は? お別れのあいさつをしたかったのですが」
「——ああ、彼は休んでいる。実は、ジュンヤ殿のおかげで……無事、妊娠したのだ。それで、安静にしてもらっている」
「おめでとうございます!!」
「あ、そういえば……聞くのを忘れてたけど、それを頼まれてたのか?」
ダリウスはエッチなことばかり考えてて、すっかり忘れていたらしい。
「そうなんだよ。よかった~! お役に立てて何よりです。でも、体調でも悪いんですか? 出発の前に治癒が必要ですか?」
「だ、大丈夫だ! 心配はいらない」
慌てるヒルダーヌ様の顔が赤い。
「ハッハッハ!! そりゃ~夫にしたら、妊娠中の妻は見せたくないよなぁ~! エロくて最高に可愛いからな!!」
「父上!!」
そ、そうなんだ。夫が魔力を供給するらしいけど、それがエロモードになる……ってこと?!
「と、とにかく。ジュンヤ殿には感謝をしている」
「へぇ……そういや、俺も妊娠初期の奴を見たことないなぁ……エロいからなのか。——楽しみだ」
(ダリウスさん。そのゲスい顔はやめなさい)
にやけながら俺をみるダリウスはめっちゃエロいことを考えてる時の顔ですね!
「さて。俺も王都に戻って殿下の警護に戻らねばならん。チェリフ、ヒルダーヌ、今後も領内を頼むぞ。ダリウスや後継を育て上げたら引退して戻ってくるからな」
ファルボド様の真剣な声が、チャラい空気を変えた。
「引退なんて、旦那様に一番似合わないお言葉ですが……お待ちしています。どうぞ、ご無事で」
「戻ってきたら、毎日愛してやるからな?」
「それはお断りします! 仕事になりません!!」
「ハッハッハ!!」
下ネタも軽やかに交わされる。この家はこれが日常なんですね?
「もう、謀反などないことをお祈りしております」
「——そうだな。だが、代替わりしたことで、外交も変わる。謀反はないだろうが、内政を一新するお覚悟の殿下をお支えする。すぐには戻れないだろう。だが、おまえがいるから俺は安心して王都で働けるのだ」
「旦那様——」
「リンド、チェリフを頼む」
「はい」
チェリフ様をリンドさんに預けて、俺たちは玄関を出た。ファルボド様は、人の心を軽くしながらも、言うべきことは言う人だ。
チェリフ様への信頼をしっかりと俺たちに見せつけて、一番大事なのだと伝えているように思えた。
「父上、ジュンヤ殿。旅のご無事をお祈りします。——ディー」
ヒルダーヌ様が進み出てきて、ダリウスを見つめた。
「何度も危険な目にあったと聞いている。どうか、命を大切にして、また帰って来い。次はゆっくり酒を飲み交わそう」
「はい! 兄上」
馬車が動き出しても、俺たちに涙はなかった。晴れ晴れとして、また帰ってくるんだ、と笑顔で別れた。
王都までの道のりは、またダリウスを甘やかして過ごしたわけですが——その旅も終わる。でも、これからはずっと一緒だし、いくらでも二人の時間は作れる。
休憩場所の水場から、王都が霞んで見えていた。
「あ~あ!! めったにないジュンヤ独占の時間も終わっちまうけど、良~い旅だった!!」
「そうだな~。なんか、良いことばっかりだったよなぁ~!」
「俺はおまえに会ってから良いことばかりだ!——よっと」
ヒョイっと抱き上げられて、護衛騎士やファルボド様さえ見下ろせる。うん、良い眺めだ!!
「はは!! 今、俺が一番でかいぞ~!」
「おまえは、いつだってでかい男だ。最高の伴侶だよ!」
俺たちを見守るみんなの目が優しい。大変なことが山ほどあったけど、だからこそ俺たちの絆は強い。
「俺は~! 強くて優しいダリウスが大好きだ~!!」
「っ!?」
「へへっ」
この腕に守れられ、そして守っていく。
俺たちの未来はこれから作っていくんだ——
ーーーー
これにて、ダリウスのハネムーン編は終わりです! オールスターの登場で、めちゃくちゃ長くなってしましましたが、クマ一族を思う存分書けて作者は満足です。
聖也様のイラストをだいぶ前にいただいていたのですが、やっとこちらで披露できて嬉しいです。
聖也様、ありがとうございました。
ーーーー
「ん……ばか……そんな風に、触るなよぉ」
「俺は洗ってるだけだぜぇ?」
確かに洗ってるけど! 乳首くりくりしてるよね?!
「ここでは、シないからな! なぁ、今日は俺からプレゼントがあるから、大人しく風呂を済ませて先にベッドで待ってて……」
「プレゼント?」
「うん。」
「——わかった」
ニヤッと笑い、ざぶりと湯を浴びたダリウスは先に出て行った。
(さて、俺は準備だっ!!)
体を拭いてから玉を仕込む。練習をしたので自分でもできるようになったんだ!! 毎回やって貰うのは恥ずかしいからな……
それに、受け身のままじゃ飽きられるかな? と思ったから。
正しい位置に無事仕込んで、リンドさんに頼んで浴室の奥に隠しておいてもらった箱を取り出す。小さいけど、綺麗な箱。
蓋を開けると、オーダーした下着が鎮座しているのだ!! 正確にはファルボド様セレクトのやつがな!
(ファルボド様……本っ~当にこれがダリウスの好みなの? 信じて良いんですよね?)
箱から出てきたのは、純白のシルクで出来たベビードールっていうデザインの下着だ。かぶって首の後ろのリボンで止めると、ストンと落ちるデザインで背中は丸見え。でも、前は胸しか隠れない短い丈だ。スケスケなので隠れてないけどな!!
(——あの、乳首完全に透けてますよ)
パンツはまたしても紐だ。いや、この世界にゴムがないから基本的に縛るのは紐だ。わかっているさ。
でも、女の子の水着でスカート風になってるのあるよね? そんな感じのフリルが付いている。もちろん透けてますよ、ええ。
お尻はTバック……スカートで隠れるけど透けてるので意味がないですね!
(エロ一族め!! これがハズレだったら恨みますよ、ファルボド様!! ダリウスが喜んでくれると信じよう!!)
ローブを羽織って寝室に行くと、ダリウスはベッドに全裸でゆったりと横たわっていた。あの凶器も隠すことなく堂々と勃ち上がっている——
「ジュンヤ、待ってたぜ」
男臭い笑顔にゾクゾクする……俺は、これからこの男に隅々まで蹂躙されるために誘惑する。ゆっくりとベッドサイドに立ち、ローブの紐に手をかけた。
「ダリウス。俺、あんたと出会えて良かったよ。だから……」
シュルッと紐をほどくと、ローブがはらりと床に落ちた。
「っ! ジュンヤ……キレイだ……」
「本当?」
「ああ、最高だ。なぁ、よく見せてくれよ」
俺はゆっくりと周り後を向いた。
「っひゃ?!」
剥き出しの背中にダリウスの指が触れる。ゆっくりと下へとさがりベビードールの上からスルスルと撫で、また素肌に触れる。腰のカーブをつたい、Tバックの紐越しに尻の谷間を指が這う。
(くっ……いつもならガバッと襲いかかるのに、焦らしやがって~!)
指が奥の窄まりを布越しに押し上げると、仕込んだ玉から潤滑油がジュワッと溢れるのを感じた。
「入れて来てくれたのか? すっかりトロトロだぜ? すっげぇエロいな……俺の妻は最高だ」
「は……ん、はや、く、もっと、触って……」
「俺のための衣装を堪能させてくれや」
「んんっ!」
背後から、起き上がったダリウスが首や背中にキスの雨を降らせてくる。そうしながら、Tバックの隙間から指が俺の中に侵入してきた。
「ん、ん、はぁ……ぁあ」
「可愛いぜ。もっといい声を聞かせてくれ」
ベッドサイドに座るダリウスの足の間に抱き込まれ、俺は立ったまま奥を指で拓かれていた。左手は俺の乳首をつまみ、背中をくまなく舐められる。何カ所も同時に責められて、快感で膝がガクガクと震えて立っているのが精一杯だった。
「ダリウス、きもちいぃ」
「これ、俺のために着てくれたんだよな」
「うん……好き? 気に入った?」
「あぁ。だからたっぷり堪能させてくれ」
「ぁん!!」
指が引き抜かれて、ソコが物足りないと甘く疼く。
「もう一度、こっち向いてくれ」
振り向けば、ダリウスの頭は俺の胸辺りだ。その視線の先は……気のせいじゃないと思う。
「ここ、可愛いな。前よりぷっくり膨れてないか?」
「ひゃ!?」
ツンツンと乳首を指先でクリクリと弄ばれる。
「何もしてないのに勃ってるぜ」
「ばかぁ……」
「へへっ。美味そうだな」
ざりっと布の上から舐められると、直接舐められるのとは違う感覚で、ぞくっと震えた。
ざりっ……ぴちゃっ……
左の乳首を舐めながら右手で反対側をこねられ続け、左手は俺のぺ○スを軽く擦るだけ、とずっと焦らされている。
「ダリウス……お、れ、もう……」
「もう、なんだ?」
「早く、繋がりたい」
「このまま出来そうか?」
「うん」
自分からコレを入れろって事だよな。改めて見ると、股間からそびえるミサイル……コレでかき回されたい……
ギシッ……
ベッドに乗り上げる、ダリウスの足を跨いで膝立ちになる。
「あのさ、横の紐、ほどいてくれるか?」
ゴクリ、とダリウスの喉が上下した。そして、下着の紐を解くとTバックだけがポトリと落ちた。スケスケのフリルは腰にまとわりついたままで、俺の立ち上がったぺ○スがフリルを押し上げて濡らしていた。
「ヤベェ……鼻血出そうだ……」
「ヘヘヘ。降参?」
「——俺はいつだっておまえに勝てねぇよ」
(そんなこと言われたら、甘やかしてグズグズにしてやりたくなるじゃないか)
ギラギラと情欲が滲む瞳に満足して、俺はダリウス竿を片手で支えながらゆっくりと腰を落としていく。
「ん……あ、はぁ。おっきい……」
今日は自分からこれを奥まで受け入れて、俺の愛を示したい。優しく背中を撫でる掌の温かさに励まされ、全てをナカに収めた。
「ダリ、ウス……」
「上手にできたな」
「ん。動くから、待ってて」
ゆっくりと腰を浮かしダリウスのぺ○スを上下に擦る。
「くっ……中、蕩けてるな。吸い付いてくる」
「きもちいい?」
「イイ……チンポが溶けそうに気持ちいい……」
「ふふっ……溶けるのは、やだ、な」
「ククッ、俺もだ」
「んあっ?! や、動くなぁ! 俺が、スるって、言っ! あっ」
下から何度も突き上げてくる責めに耐えきれず、太い首に縋り付いた。
「動かねーとか無理だろ。ほら、ここ、好きだろ?」
「あっ! 好き! だけ、ど! あっ~!!」
ぐぽっ、ぐぽっといやらしい音を立てて、ナカを何度も抉ってくるダリウスに敗北して、ただひたすら揺すぶられる。
「そのまま、手ぇ離すなよ?」
「ふぁ?」
太ももをしっかり掴んだと思った瞬間、体が浮いて、ナカのさらに深いところにダリウスが入ってきた。立ち上がったダリウスに抱かれた俺は、駅弁で深いところまで犯されては快感に真っ白になった。
「あっ~~!! あっ! あっ!」
瞬間、ビュルっと白濁を吐き出した俺は、ガクガクと震えた。
「可愛いぜ……そのまま、な?」
「や、イッて、あっ! あんっ!」
(もう、バカになっちゃう……!)
「エロい顔……愛してるぜ」
「お、れ、も! あ、ふかぁ……!」
返事もできないほどハードな責めに世界が白くなった。
「——ジュンヤ。大丈夫か?」
「……? ダリ、ウス?」
そこにはほっとしたようなダリウスの顔があった。
「悪りぃ。ヤりすぎた。気を失ったんだぜ? 痛いところとか、ないか?」
髪を撫で撫でしてくれる大きな手にすり寄る。
「大丈夫だ。ちょっと——良すぎたみたい」
「はぁ~、良かった! 俺、いつになったら手加減できるかな……」
「しなくていいけど?」
「マジ?」
「マジだよ」
そっと赤毛を撫でててキスをする。
「あんたが俺に勝てないっていうように、俺もあんたに勝てないんだよ」
「ヘヘヘ……そうか」
ニカっと笑って覆いかぶさってくるダリウス。
「ん?」
「二回戦、いいか?」
「は、早くないですか?」
「今度はじっくりヤる!!」
「ふふふ、ばっかだなぁ~。いいよ。ほら……こいよ」
足を開くと、もう一度深く繋がった。
手加減をしなくて良いとは言った。確かに言った。
でも、丸二日エッチしても良いとは言ってないぞ!!
俺はこの後、ダリウスの部屋に軟禁状態でひたすらエッチしまくったのでした。気持ちよかったけど!!
◇
ハネムーンのテンションって怖いね……俺もめっちゃ盛り上がって、エッチなおもちゃも許しちゃったんだよ……! 当然ながらアナトリー作で、早い話がバイブとか、乳首責めのアイテム再登場とか……!!
ですからね、また歩けないまま王都へ帰還するのです。や~だ~!! 恥ずかしい!!
「ダリウス。おまえは私の話をキレイさっぱり忘れたのかい?」
「母上……いや、だって、ハネムーンですから、ねぇ?」
出立の準備が済んで、俺はダリウスに抱かれてエントランスにいた。
でもね、チェリフ様。——あなたも言えないのでは?
「はぁ……おまえは本当に旦那様そっくりだから、仕方がないか」
「そうだな。おまえも俺なしじゃ立てないしな。クククッ!!」
「旦那様っ!」
ええ、そうです。チェリフ様はファルボド様に抱っこされておいでです。首にはしっかりとスカーフを巻いて隠してますが、多分痕がい~っぱいついてるんでしょうね?
「母上、ええと、そのうち弟でも出来るのでしょうか?」
「もう産みませんよ!!」
ダリウスがチェリフ様に真剣な顔でチェリフ様に問いかけると、真っ赤になって怒っていた。
「兄上、メフリー殿は? お別れのあいさつをしたかったのですが」
「——ああ、彼は休んでいる。実は、ジュンヤ殿のおかげで……無事、妊娠したのだ。それで、安静にしてもらっている」
「おめでとうございます!!」
「あ、そういえば……聞くのを忘れてたけど、それを頼まれてたのか?」
ダリウスはエッチなことばかり考えてて、すっかり忘れていたらしい。
「そうなんだよ。よかった~! お役に立てて何よりです。でも、体調でも悪いんですか? 出発の前に治癒が必要ですか?」
「だ、大丈夫だ! 心配はいらない」
慌てるヒルダーヌ様の顔が赤い。
「ハッハッハ!! そりゃ~夫にしたら、妊娠中の妻は見せたくないよなぁ~! エロくて最高に可愛いからな!!」
「父上!!」
そ、そうなんだ。夫が魔力を供給するらしいけど、それがエロモードになる……ってこと?!
「と、とにかく。ジュンヤ殿には感謝をしている」
「へぇ……そういや、俺も妊娠初期の奴を見たことないなぁ……エロいからなのか。——楽しみだ」
(ダリウスさん。そのゲスい顔はやめなさい)
にやけながら俺をみるダリウスはめっちゃエロいことを考えてる時の顔ですね!
「さて。俺も王都に戻って殿下の警護に戻らねばならん。チェリフ、ヒルダーヌ、今後も領内を頼むぞ。ダリウスや後継を育て上げたら引退して戻ってくるからな」
ファルボド様の真剣な声が、チャラい空気を変えた。
「引退なんて、旦那様に一番似合わないお言葉ですが……お待ちしています。どうぞ、ご無事で」
「戻ってきたら、毎日愛してやるからな?」
「それはお断りします! 仕事になりません!!」
「ハッハッハ!!」
下ネタも軽やかに交わされる。この家はこれが日常なんですね?
「もう、謀反などないことをお祈りしております」
「——そうだな。だが、代替わりしたことで、外交も変わる。謀反はないだろうが、内政を一新するお覚悟の殿下をお支えする。すぐには戻れないだろう。だが、おまえがいるから俺は安心して王都で働けるのだ」
「旦那様——」
「リンド、チェリフを頼む」
「はい」
チェリフ様をリンドさんに預けて、俺たちは玄関を出た。ファルボド様は、人の心を軽くしながらも、言うべきことは言う人だ。
チェリフ様への信頼をしっかりと俺たちに見せつけて、一番大事なのだと伝えているように思えた。
「父上、ジュンヤ殿。旅のご無事をお祈りします。——ディー」
ヒルダーヌ様が進み出てきて、ダリウスを見つめた。
「何度も危険な目にあったと聞いている。どうか、命を大切にして、また帰って来い。次はゆっくり酒を飲み交わそう」
「はい! 兄上」
馬車が動き出しても、俺たちに涙はなかった。晴れ晴れとして、また帰ってくるんだ、と笑顔で別れた。
王都までの道のりは、またダリウスを甘やかして過ごしたわけですが——その旅も終わる。でも、これからはずっと一緒だし、いくらでも二人の時間は作れる。
休憩場所の水場から、王都が霞んで見えていた。
「あ~あ!! めったにないジュンヤ独占の時間も終わっちまうけど、良~い旅だった!!」
「そうだな~。なんか、良いことばっかりだったよなぁ~!」
「俺はおまえに会ってから良いことばかりだ!——よっと」
ヒョイっと抱き上げられて、護衛騎士やファルボド様さえ見下ろせる。うん、良い眺めだ!!
「はは!! 今、俺が一番でかいぞ~!」
「おまえは、いつだってでかい男だ。最高の伴侶だよ!」
俺たちを見守るみんなの目が優しい。大変なことが山ほどあったけど、だからこそ俺たちの絆は強い。
「俺は~! 強くて優しいダリウスが大好きだ~!!」
「っ!?」
「へへっ」
この腕に守れられ、そして守っていく。
俺たちの未来はこれから作っていくんだ——
ーーーー
これにて、ダリウスのハネムーン編は終わりです! オールスターの登場で、めちゃくちゃ長くなってしましましたが、クマ一族を思う存分書けて作者は満足です。
聖也様のイラストをだいぶ前にいただいていたのですが、やっとこちらで披露できて嬉しいです。
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