異世界でおまけの兄さん自立を目指す

松沢ナツオ

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4章

ウスイホンのその中は *R18

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 あの路地裏で手に入れたウスイホンを抱えて俺達は一目散に離宮へと戻った。男は俺を良い客だと思ったのか、場所を変えながら売っている事、店を構えている場所の目印はこれ、とか、たくさんの同士がいてヨミセンのウスイホン閲覧会がある事も教えてくれた。
 販売されているのはまだ数が少ないし、全部を買えない同好の士が集まり、持っているものを回し読みしながらを語り合うという。いつか同士が集まってウスイホン販売会をするのが目標だそうだ。

 明らかに歩夢君の影響だな? あの子はケローガで何をしているんだ?!

 予定より早く離宮に戻ったせいか、ティアに呼ばれているというエルビスはいなかった。ヴァインにお茶を貰い、客間のテーブルに並べる。

「まずは確認してから、ケーリーさん達に報告する必要があるか確かめよう」

 そう言って、まずはマテリオと俺らしいイラストの一ページ目を開く。ページは少ないし文字は少なめだが、確かにコマ割りをしてある。だが、俺達のよく知るコマ割りや、四コマ漫画風もあった。ただし、A4サイズと大きい。週刊誌サイズだな。そしてフルカラー!! 何? その力の入れ具合。でも、浮世絵や版画の様に原版があれば出来るかもな。




 敬虔な信徒は、ある日美しい貴族の青年と出会い心を奪われた。神に仕える身の男は、身分故に愛を告げられずに苦しんだ。
 しかし、青年は苦しむ男の手を取り、優しく微笑んだ。男は迷いを捨て青年に愛を告げる




 ふむふむ……一応あからさまに神子や神官とは言わないんだな。でも、見た目が……これ、髪色とかマテリオさんですよね?

「これ、どう見ても信徒はマテリオだよな」
「さすがに黒髪ではなく藍色の髪だが、こちらはジュンヤだな」
「それにしても、俺が見て来た絵ってのは、もっとこう……写実的な絵画ばかりだったけど、なんだか変わった絵柄ですねぇ」

 ラリーの言葉に俺も頷く。写実的な絵ではなく、日本の漫画やアニメ的なデフォルメされた絵柄になっているんだよ。

「でも、これはこれで見やすい気がします」
「よし、次に行くぞ」

 次のページを開いたら……なっ、? 何?! と慌ててページを閉じた!

「「「!!!!!」」」
「はわわわっ!? な、なんだっ! これっ、これっ!」

 いきなり? いきなりこれっ?!

「こ、これっ! ヤバイ奴だ!!」

 ケーリーさんが探しているという怪しい本ビンゴです!

「ルファ、ラリー。悪いけど、席を外してて……いや、ケーリーさんに報告して来て」
「はいっ!!」」

 二人が去ってから、二人でウスイホンの表紙を眺める。表紙に絵はなく、『禁じられた花園』というタイトルが書かれてある。

「ジュンヤ。どんなものか確かめるべきだ」
「そ、そうだけど」
「さっきのページは、少しいかがわしいだけだ。もう一度ちゃんと確認してから、次のページを見てみよう」
「ーーうん」

 マテリオが冷静なのが助かるなと思っていると、マテリオがさっき慌てて閉じたページを開いた。そこには、肩までシャツをはだけた青年が背後から信徒マテリオに抱きしめられていて、コマが進むごとにいやらしく動く手の動きが書き込まれている。青年はエッチな表情で恍惚としている……
 そして、その後のページでは、ギリギリ局部は描かれていないが、繋がってますよね? な描写に……!!

「も、もう無理っ!」

 目を逸らした俺の横で、マテリオはページをめくっていった。

「ふむ……興味深い」
「はっ?」
「いや。交歓の際に使う教本にも体位が描かれている。より効率良く交歓をする為のものだと思っていたが、ジュンヤと実践すると今まで感じた事ない快楽がもたらさせると分かった。だから、このウスイホンに描かれているものも実践してみないか?」
「なんでそうなる?!」
「デートの最後は愛し合うものだと聞いた。だから、これから愛したい。良いか?」

 ド直球のストレートを投げ込まれ、顔に血が集まるのを感じた。

「ーーっ!! スケベ……」
「そうだな。私はジュンヤのせいでスケベになった。責任をとって欲しい。だから脱がせて良いか?」

 流れる様にエロい事をするぞと宣言するどスケベ神官、いや、司教……

「お風呂に入ってから……」
「嫌だ。ジュンヤの香りが飛んでしまうから、このまますぐに抱きたい」
「汗、かいてる……」
「舐めたい」
「っ!!! あっ!?」

 どさっとソファに押し倒される。

「さっきから抱きたくて仕方がなかった。ほら、こんなになってしまった。助けてくれないか?」

 そう言って、硬くなったあれを押し付けてくる。

 もう、こんなになって……もしかして、ずっと我慢してた? ああ、これ、欲しい……

「あ……はぁ、ああ……」

 優しく体を弄りながら、マテリオは服を剥ぎ取っていく。シャツのボタンを途中まで外し途中まで脱がせて手を止めてしまった。

「マテリオ?」
「あの絵と同じだ。確かに、とても……そそられる姿だ」
「ん、でもこれ、俺は動けない……」

 シャツが肘の辺りで止まっているので、腕が固定されてしまう。その状態で、スポッとブリーチズを引っこ抜かれ、あっという間に下着も脱がされる。
 そのまま、マテリオの手は俺の素肌をゆっくりと這い回る。

「はぁ……」

 温かい手から俺に力が流れてきて、うっとりとその感覚に身を委ねて力を抜いた。

「ん、マテリオの手、きもちい……」
「私も、ジュンヤの肌に触れるのが好きだ……」
「なぁ、シャツ、脱がせて? 俺も触りたい」
「もう少しだけ良いか? この格好のジュンヤは、いやらしくて綺麗だからもっと見ていたい」
「もう、本当に、スケベなんっ、あっ! ん、はぁ、あぁ……ズル、い……」

 首筋に舌を這わせながら乳首をクリクリと転がし、時にきゅっと摘み潰されると下半身がずんっと重くなる。

「俺ばっか、こんな、あっ! 格好、恥ずかし、ぁあっ!」
「でも、いつもより感じているみたいだぞ?」

 スリスリと下半身を擦られれば、直に触れて欲しい欲が増してくる。

「玉が……ベッド、行かないと、ないから……」
「分かった。ベッドで愛されたいんだな?」

 ヒョイっと抱き上げられ、素早く寝室へ移動してベッドに優しく下ろして覆いかぶさって来た。

「なんだよ、あんた冷静じゃん。俺ばっかりこんなになって恥ずかしい」
「私が冷静だと? これでも?」

 手を握られマテリオのそこに導かれると、すました顔をした男のぺ○スは既に臨戦態勢で、先走りが滲み濡れていた。なんだ……良かった、俺ばっかりじゃない。

「なぁ? もう良いだろ? シャツ脱ぎ、あっ! 待っ! はぁん!」

 パクリと乳首を咥えられ、甘噛みしながら舌で執拗に嬲られる。

 ああ、やば……痛気持ち良い……
 同時に俺のモノを握り、既に先走りで滑るそこから快感が走る。治癒は必要ないのに、無意識に流し込んで来られるので、まるで酒に酔った様に意識がふわふわと高揚してされるがままに激流に飲み込まれていく。

「あっ、あっ、あっ! 良い、マテリオ、きもちい……」
「私も、触れているだけで気持ち良い……もう、苦しむお前を抱かなくて良いのだな。嬉しい」
「んん、俺も、嬉しい……キスしたい……んむっ! んぅ……」

 たっぷりと時間をかけてキスをすると、何もかもどうでも良くなってしまった。

「好きにして良いよ……」
「では、あの本の通りにしても?」
「ん。良いよ」

 先に玉を埋め込まれ、するりと抜けていく。

 抜いちゃうんだ。ナカ、弄って欲しいのに。

「マテリオ……」
「まだだ。好きにして良いのだろう? 起こすぞ?」
「ん」

 本では胡座をかいたマテリオの足の間に背後から抱かれていた。服を脱ぎ捨てたマテリオに、本当同じ形ですっぽりとあぐらの間に座らされた。
 シャツ、脱がせてくれないんだ? そんなに再現したい? 俺の足は開かれ、マテリオの膝でロック状態で閉じられない様にされてしまった。
 
「これは良いな。生まれたままの姿も良いが……こうして、服の隙間から肌を貪るのは堪らない……」
「はぁ、ん。前、触って」
「良いとも。シャツが濡れているな。そんなに私に触れて欲しかったのか?」

 言われて下を見ると、シャツが先走りで濡れて先端に張り付いていた。しかも透けていて、すごくエッチな光景だった。

「恥ずかしいから、早く触れよぉ」
「まだだ。この二週間、神殿に詰めていて触れられなかった。祝いをくれるのだろう?」
「あっ、あんっ! やるからっ! もっと、ちゃんと触れよぉ! 治癒、流すなぁ~」
「ふふふ……可愛い。綺麗だ。私の、ジュンヤ……」

 楽しそうにクスクス笑いながら、マテリオの手が隅々まで撫で回す。ただし、一番触って欲しいところは避けて。ナカに入った玉から潤滑油が溢れ始めて、とろりとアナルから零れる感覚に、きゅっとお尻を締め付けて耐える。

 なんだか、女の子みたいじゃないかっ! 恥ずかしいっ!

 でも、今日はお祝いで。好きにして良いって言ったから。必死で我慢をする。

「いつも滑らかな手触りだ。エルビス殿が毎日手入れをしてくれているのか? こんな風に?」
「ひぁっ! あっああっ!」

 突然ガチガチに滾ったそこをシャツ越しに握り、鈴口を開く様に指でグリグリと捏ねられた。

「あっ、手入れ、の、時、はぁ……し、しない」
「本当に? そのまま抱かれたりはしないのか?おねだりをして蕾を見せびらかしたりは?」
「そんな事! しないっ!」
「ダリウス様には、蕾を見せて誘ったのだろう?」
「なんで、それっ!」
「あの夜、ジュンヤが寝てから聞かせてくれた。私にも……してくれないか?」
「あれはっ! おかしくなってたからでっ! あっ?! ん、ふぅぅ~!」

 潤滑油が溢れて濡れたアナルに、指先をほんの少しだけ入れて、浅いところを出し入れされた。

 クチュ、クチャッ……

「吸い付いて来ているな。ここも、いやらしくて可愛い。シャツを捲って見せてくれないか?それくらいなら手は動くだろう?」

 どエロ神官! いや司教!! 何、その羞恥プレイ~! 見上げると、期待に満ちたキラキラしたルビーの瞳と目が合った。

 めちゃくちゃ期待してるっ! やらないとしょぼんとするパターン?! くっ……!

 仕方ない。なんだかんだ言って俺はこいつにベタ惚れなのだ。甘やかしてしまうのだ。そろそろとシャツを持ち上げると、テラテラと光る俺のぺ○スがシャツの隙間から顔を出す。

 萎えてないし! むしろちょっと……いや、違うっ! 俺はMではないっ! 筈っ!

 マテリオは体を後ろの倒し、そこが見える様に俺の両膝を抱えた。

「ダリウス様をどうやって誘った? ニヤニヤするだけで、そこまで詳しく教えてくれなかったのだ」
「恥ずかしいって!」
「……私にはしてくれないのか?」

 うっ! そんながっかりした声で言うなよっ! 頑張れ、俺! 後ろにいるからマテリオの顔は見えないし! 思い切れっ! 今日だけ! 今日は特別っ!
 ドキドキしながら、尻に手を伸ばす。広げられているからそんな事しなくても見えちゃうんじゃないの?と思いつつ、そっと両側に開く。

「み、見えるか……?」
「ーーよく見える。小さくて慎ましやかなのに、いやらしい色をして濡れている。綺麗だ。指を入れても良いか?」
「すっ、好きにして良いって、言ってる!!」
「良かった」

 つぷりと指が入って来て、ゆっくりと奥まで埋め込まれていく。

「はぁ……あぁ、もっと、奥まで……指、増やせよぉ」

 はっきり言って、入れて欲しくてぐずぐずになっている。一本じゃ足りない。二本、三本……いや、尻に当たるごついぺ○スで奥までガツガツついて欲しい。ナカにいっぱい出して欲しい。

「ここは? 好きか?」
「あっ、あっ! 好きっ! ん、いい!」

 前立腺をグリグリされて腰が揺れる。

「なぁ、あの本、このままシてた、よな? 俺、もう我慢出来ないからぁ~。早く、ナカ、ゴリゴリしろよぉ~!」
「っ! ジュンヤ!」

 尻をマテリオのぺ○スに押し付けると、ゴリゴリと当たって期待感でナカが疼いた。

「こんなことをされたら私も無理だっ」

 ふわりと体が浮いて、窄まりに熱く濡れた切っ先が当たる。

「んうっ……はぁ~、あっ、あぁ~~!」

 これがずっと欲しかった……。繋がった瞬間に俺達の力が無意識に循環を始める。

「ああ……ジュンヤの中が、熱くて柔くて、心地いい……今夜は眠らせてやれないが、良いか?」
「イイッ! 頼むから、早く動いて! あっ! あ、それ、それがイイッ!!」
「今日は、最高の、日だ。ジュンヤ、愛してるっ!」 

 ズンズンと激しく激しく突き上げられて、俺は歓喜してそれを受け入れた。

 文字通り仮眠をしながら一晩中貪られることになるのだが、俺も乗っかって腰を振りまくったので、お互い様じゃないかな?


ーーーー

今回は前戯がメインなのでした!いやぁ、長かった~
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