134 / 142
第6章【番外】スイートピーサイド編
第3話・・・アシュリー_頼れるネメシア_誰・・・
しおりを挟む タクーン星の妹の墓に、ミリナは手に持った懐中時計をそっと置いた。
「ファータ。マックの時計が戻ってきたわ。」
じっと墓標を見つめるミリナ。
「愛しい息子が今どこにいるのか、貴方は知っているのかしら。」
若くして亡くなった妹の顔が浮かぶ。思い出の中の彼女はいつも笑顔。
「きっと元気でいるわ。」
ミリナは瞳を閉じ、微笑んだ。
「沢山の人を魅了するのは父親に似たのね。有名なコックさんだって………手先が器用なところは母親似かしら。でも、見かけとは違って中身の黒さは誰に似たのかしら…?……。それにしても、性に関して奔放なのは困り者よね。あちこちに子どもを作ってないといいのだけれど。」
額に手を当てて、ため息をついた。
「私にばれてないと思ってるのかしらねぇ?ふふっ、そこがまた、可愛いのだけど。」
あら、魅了されてるわね、私も。
と、笑った。
「再び時を刻む時計に、何か意味があるのかしら。何かが始まっているのかしら。」
正体のわからない不安がミリナをイライラさせる。
「でもね、マック、貴方が幸せであるように、と、皆祈っているから。」
帰ってらっしゃい。ここへ。
………マック・レディ・・・…………………
口には出せない彼の名前を、ミリナは胸の奥にしまった。
墓標に刻まれた名前は
ファータ・レディ・キャスティ
…………………………………………………………
ー再会ー 男と親友の写真の話 完 です。
お付き合い下さった方々、ありがとうございました。なんだ、再会しないのかよ…とか、エロ成分たりねえよ…とか、レヴィって誰よ……とか、…謎増やして回収できるのかよ……とか、ぼやきつつ終わりです。この後、おまけの話を何編か予定してます。ユーリとマックの再会はさらに十年後です。
元々は、昔作ったお話、レヴィとマックの旅の話。(どこかで二人のエピソードねじ込めるか考えてみよう…)マックは面白脇役キャラでした。
ー再会、告白、結婚ーは……マックの設定を詰めていたら楽しくなってしまって……勢いで書いてしまいました。タイトルに深い意味はありません。
ー再会ーマック編(本作品ですね~レイのじれじれ初恋編も書きたいな……ユーリとの本当の再会の話とかもいつか…書けたらいいな~)
次はー告白ーファータ編に取りかかります…カテゴリは恋愛。(ファータの恋のお話。少しだけ、マックとユーリも出ます。名前だけ出ていたミユルの父、ハルバートも出ます!ボチボチ手直ししながら出して行きます。)
ー結婚ー??編…カテゴリに悩みましたが…なんちゃってSFで…おっさんになったマックが出ます。(前半はほぼできてますが、後半が進まなくて頭を悩ませております…話を練るのは難しいですね。力不足を痛感します。)
「ファータ。マックの時計が戻ってきたわ。」
じっと墓標を見つめるミリナ。
「愛しい息子が今どこにいるのか、貴方は知っているのかしら。」
若くして亡くなった妹の顔が浮かぶ。思い出の中の彼女はいつも笑顔。
「きっと元気でいるわ。」
ミリナは瞳を閉じ、微笑んだ。
「沢山の人を魅了するのは父親に似たのね。有名なコックさんだって………手先が器用なところは母親似かしら。でも、見かけとは違って中身の黒さは誰に似たのかしら…?……。それにしても、性に関して奔放なのは困り者よね。あちこちに子どもを作ってないといいのだけれど。」
額に手を当てて、ため息をついた。
「私にばれてないと思ってるのかしらねぇ?ふふっ、そこがまた、可愛いのだけど。」
あら、魅了されてるわね、私も。
と、笑った。
「再び時を刻む時計に、何か意味があるのかしら。何かが始まっているのかしら。」
正体のわからない不安がミリナをイライラさせる。
「でもね、マック、貴方が幸せであるように、と、皆祈っているから。」
帰ってらっしゃい。ここへ。
………マック・レディ・・・…………………
口には出せない彼の名前を、ミリナは胸の奥にしまった。
墓標に刻まれた名前は
ファータ・レディ・キャスティ
…………………………………………………………
ー再会ー 男と親友の写真の話 完 です。
お付き合い下さった方々、ありがとうございました。なんだ、再会しないのかよ…とか、エロ成分たりねえよ…とか、レヴィって誰よ……とか、…謎増やして回収できるのかよ……とか、ぼやきつつ終わりです。この後、おまけの話を何編か予定してます。ユーリとマックの再会はさらに十年後です。
元々は、昔作ったお話、レヴィとマックの旅の話。(どこかで二人のエピソードねじ込めるか考えてみよう…)マックは面白脇役キャラでした。
ー再会、告白、結婚ーは……マックの設定を詰めていたら楽しくなってしまって……勢いで書いてしまいました。タイトルに深い意味はありません。
ー再会ーマック編(本作品ですね~レイのじれじれ初恋編も書きたいな……ユーリとの本当の再会の話とかもいつか…書けたらいいな~)
次はー告白ーファータ編に取りかかります…カテゴリは恋愛。(ファータの恋のお話。少しだけ、マックとユーリも出ます。名前だけ出ていたミユルの父、ハルバートも出ます!ボチボチ手直ししながら出して行きます。)
ー結婚ー??編…カテゴリに悩みましたが…なんちゃってSFで…おっさんになったマックが出ます。(前半はほぼできてますが、後半が進まなくて頭を悩ませております…話を練るのは難しいですね。力不足を痛感します。)
10
お気に入りに追加
32
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる