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学園に帰ってきましたが同棲状態で何をどこまでできるかな 3

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「汚い手で触れないでください」

 ディアヴは部屋にいないようだ。思いっきり見下されている。その割に身体を舐めるように眺めてくるの、なんなんだろ。
 自分の崇拝する主人であるディアヴにつく悪い虫って感覚かな。

「俺はべつにディアヴにこういう扱いをしてくれなんて言ってない。コルトに軽蔑される筋合いはないはずだ」

 卒業まではまだ一年以上あるから、コルトにこういう態度を取られ続けるは嫌だ。ディアヴの前では絶対に否定的なことを言わない二面性も気分が悪い。

「だいたい、俺をディアヴに近づけたくないなら、お前がディアヴに言うべきだろう。俺が侯爵家のディアヴに逆らえると思っているのか?」

「うるさい!」

 えー! 押し倒された!?
 コルトはやらかしてくると予想していても、ディアヴに見つかる危険を冒すと思っていなかった。気に食わないやつだが、俺のせいでディアヴに殺されるところは見たくない。

「離せよ! 汚いんだろ!?」
「お前の中にはディアヴ様のアレが」

 ズボンも下着も簡単に取り払われて、足俺の足をガバっと開いたコルトはそこに顔を埋めた。ひぇっ。
 尻を、舐めている!! いつもならゾクゾクしちゃうそれも、コルトの目的がそこから漏れ出るディアヴの精液だと思うと気持ち悪い。
 何でもイケるようになったと思ってたけど、これはだめだ。俺にも倫理観みたいなものが残ってて良かったー、じゃなくて!!

「やめろ、コルト、嫌だ! 気持ち悪い!! 吸うな!! ~~ディアヴ!!」
「やめろコルト」

 いつのまにか戻って来ていたディアヴがコルトをどかしてくれた。初めて未遂で済んだ!!

「悪いな、おじさん、コルトは俺にしか興味がないから大丈夫だと思っていたんだが」
「え?」
「事後のシーツに残るディアヴ様の残滓が僕のご褒美です。なのに、ビチュード君がかき消す勢いであれこれ吹くから」

 コルトは床で横座りして、汚れたシーツを噛んでいる。もしかしてディアヴのがついたところだろうか。

「そ、そんなに好きならディアヴも少しは情けを与えてやれば……」
「何を言うんだ! 直接触れるなんて恐れ多い!! 僕はディアヴ様の脱ぎたての肌着や使用済みのシーツがいいんだ!」
「だ、そうだ」
「……へ、ヘンタイ……」
「人のことは言えないだろう。コルト、おじさんの尻は俺専用だ。触れるな」
「はいっ」

 コルトの顎をつま先でクイッと上げさせて宣言する。陶然としてその命令を受け入れるコルトは、M奴隷で、いいのかな。
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