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王様から秘密のお願いされちゃった 8

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 朝の一戦を終えて、俺にプラグを挿入し終えたディアヴが服を整えている。朝陽にきらめく銀髪がきらきらと眩しい。俺は寝て起きて食べてヤって寝て食べて寝てヤってという堕落しきった生活を送っている。中出しされたものは出せないから逆流して、腸の奥に施された清浄魔法が処理してくれているようだ。朝晩だけだと、前回出されたものはほとんど残っていない。しかし潤い程度には残るようで、次回挿入が楽になるという特典がある。どこまでもご都合展開~。
 この生活では悪だくみなどできるはずもなく、一生これでもいいかもしれないと流されつつある。衣食住足りてる上に、趣味らしい趣味もない俺にやりたいことなんてないのだ。ははは。童貞解消はどうしたと言いたくなるかもしれないが、楽なほうに流れてもいいじゃないモブだもの。

 時間の感覚も、健全な思考もすっかり失われたころ、ディアヴが俺に言った。

「明日から学園に戻る。寮の部屋も変われ」
「は?」
「学園の改修が終わった」

 このまま囲われエンドかと思っていたけれど、そうじゃなかったらしい。楽なほうに流れようとしていたから少し混乱する。

「え、まだ学園行くの? 俺」
「行きたくないのか」

 すっと目を細めたディアヴの真意はわからない。不機嫌なのか上機嫌なのか表情に出ないんだよ、気を遣うのも面倒臭い。機嫌を取ろうと思って茶を入れたり、エロいご奉仕をしてみたんだが、そういう時は大抵いつもより激しくヤられるから懲りた。泣いてわめいて勘弁してくれと言っても、気絶するまで、いや気絶から覚めてもまだヤられていたこともあった。エロい事の好きな俺でも引くほどの絶倫だ。
 腹をディアヴの精液が逆流して口から出るんじゃないかと思った。俺の望んだファンタジーはそれじゃない。学園に行けるなら、授業を言い訳に激しすぎる行為は障りがあるからやめてくれと言える。

「行きたい。行く行く」
「学園でもそれはつけておけ」
「こんなのハメてたら座れない! 授業中に俺が喘いでいてもいいのか!! お前がいなかったら速攻でみんなにヤられるぞ!? いくらこれが魔道具でも、お前にも都合があるんだから外してすぐには駆けつけられないだろ」
「……チッ。監視をつける」
「そうしてくれ」

 監視って誰だろう。ディアヴの従者のコルトだろうか。あいつだったらディアヴの人を見る目は相当な節穴だ。
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