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王様から秘密のお願いされちゃった 6 *

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 この世界の住人は俺も含めてみんな絶倫かもしれない。

「あっ、ああっ、ディアヴ……ぅアッァ、んぁ……だめ、そこ……ッアあァ」
「掴み所のない……っ」

 すっかり馴染んだ気持ちいいディアヴのものが、俺の中をみっしりと満たして奥をこじ開けるようにグリグリと責めてくる。柔らかくなっていたが濡れていないそこは痛みを訴えるけど、痛みすら快感に置き換わっていく。
 ディアヴが何か文句を言っているようだが、乳首をつねられて奥を責められたら無理。聞こえても処理できない。

「ひぁっ……あっ、あっ、んあああっ、だめ、あぅっアアアア」

 じゅわっと中が濡らされて、ディアヴが動き方を変える。濡れたから動きやすいようで、抜けそうなぐらいまで腰を引いたかと思うと、肌がぶつかる音がするほど勢い良く奥まで突き上げられる。

「ァがっ!! ひぁ!! アッ!!」

 抽挿に合わせて声が出る口にディアヴの指が侵入してきたから、夢中で吸ってしまう。口に突っ込まれるのも嫌いじゃなかった。むしろ喉奥を犯されるのは、苦しいけどなんとも言えない倒錯的な快楽だ。上と下両方というのは、ディアヴにはできない。

「んくっ、ぁんぅ……っんっんん」

 その間もディアヴの腰の動きは止まらず、たまらなくてその腰を止めようと足をディアヴの腰に絡めた。だけど逆効果で、より深いところにクポッと先端が入り込んでしまう。

「~~~~っ!!!」

 前から何か漏れてる感じがするけど、気にしてなんていられない。全身がビクビクと震えて制御できない。頭が真っ白になって、イきながら意識を失った。


 目が覚めると、いつものディアヴのベッドで全裸だった。尻からまた垂れてるから、ディアヴは綺麗にしてくれなかったようだ。動くたびに出てくるのは不快だから出しておきたい。

「はぁ……ん……」

 ベッドサイドに置かれているリネンを取って、自分の指で後孔を開いてぐちゃぐちゅとかきだしていると、部屋の扉が開いてディアヴが入ってきた。

「気絶するまでしても、まだ足りないのか」
「ちがっ、お前が出しっ放しにするから」
「中に溜めたままにしておけばいつでも楽に挿入できるだろう」

 話しながら近づいてきたディアヴの手には、不穏なものが握られている。木でできているようだが、形が……なんというか栓、みたいな……。

「な、なんだよ、それ」
「オレが構ってやれない間の孔を塞ぐ道具だ」

 やっぱりー!! 勘弁してほしい。俺の孔が開きっぱなしになってしまう。たまには休ませないど身体に悪そうだ!!

「ばっなんで!」
「空いているとすぐに何かを銜え込もうとするからだ」

 慌てて隠そうとしたが、身体能力で敵うはずもなく……。先端が膨らんでいて、根元がくびれてまた膨らんでいる器具は俺の中に収まった。俗に言うプラグってやつですね。奥行きはなく、浅いいいところを掠めそうで掠めない微妙な感覚だ。

「いやっああっ、やだ、抜けっ」
「これは魔道具だから抜いたらオレに伝わる」
「ええっ……なにそれ……」
「ほかのものを咥えこまなければいいだけだ」

問答無用ではめこまれて情けなさに泣けてくる。本命がディアヴってことにしたら、多少のつまみ食いは許してくれてもいいじゃないか……。

「やっ……ぅ。ひど……」
「目を離したらすぐに何か咥えこんでいるほうが酷いだろう。言っておくが、次に現場を見たら容赦する気はない」
「容赦……」

 粉々にされた薔薇を思い浮かべて、ディアヴが魔王化しかねないと言う話も思い出した。魔王は格好いいが、俺の貞操で世界の危機は冗談きついって。

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