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触手な王子様をお持ち帰り 4 *
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コルトの縛り方は、右手右足、左手左足をそれぞれ縛るというものだった。二か所しか縛られていなくても卑猥な格好にしかならないし、まともに動くこともできない。
「ディアヴ、やめてくれ。こんな格好」
「興奮している」
「うっ……だって、お前にやられてから身体がおかしいんだ」
これは事実だ。ディアヴに初めてヤられた時に感じてしまってから、誰にヤられても気持ちがいい。おかげで何をされても深く考えずに済んでいる部分もある。あれで苦痛が大きかったら命を絶っていてもおかしくない状況だ。人数はまだ二桁手前ぐらいだが、一人頭の回数も多いし。
「身体がおかしい? こんな格好で興奮する身体は、たしかにおかしいな」
ふっと勃ち上がってしまっているものに息を吹きかけられて、ちょっと先走りが出てしまう。
「やめっ……ぁ……」
「こちらも閉じきっていない」
「ひんっ」
そりゃディアヴのでっかいのハメられてたんだから仕方がないじゃないか。もっかいハメてほしい……。
「それで、ここを誰に許したんだ?」
「ふあっ!? や、や……ぁう……っ」
指先で挿入しそうでしない動きをされて、不自由な身体で必死に挿れてもらおうと腰を動かした。こんな生殺し、どういうつもりだ。
ディアヴの言葉を反芻する。誰に許した……? 誰かに許したというよりは奪われたんだけど、それは最後のプライドで言いたくない。
「んっ……誰にも……ゆるした、とか……ふぅっ……ん、ない……っし、ぁ」
「オレだけではない、と言っただろう」
「ディアヴ、だけ、ディアヴだけだから、もっと、ぁあ」
本当のことを言う気はないから、適当にディアヴが喜びそうなことにしておこう。今はとりあえず挿入してイきたい。自分のおもちゃが他でもおもちゃになっているなんて、プライドが高そうなディアヴは許さないだろう。
最初は嫌だった三馬鹿や先生とのあれこれも、慣れてきて結構楽しんでしまっている。ディアヴの権力で彼らがぺちゃんこにされるのは避けたい。男だし、尻を使われるぐらい何ということもない。俺はケツの穴のでかい男だ。
「オレの技術が何と比較して優れているのか言ってみろ。うまく説明できたらくれてやる」
アッ、指が一本挿入された。これ、これ……いや、これじゃ足りない。視界の端に、服に包まれているが十分に主張しているディアヴのものが見える。ごくりと唾をのんで、アレが欲しい気持ちを必死で考える。
ディアヴの指は先っぽだけ俺の下の口に入れられて、小刻みにくちゅくちゅとかき混ぜるように動いている。何でもできる奴はこういうときも器用だ。
「ディ、ディアヴのは、入口を……っん、入口が……ぁ、裂けそうなぐらい……っひらいて……ああっ、それがすごく……満たされてるぅぁあっ……って、指じゃ……アッ、足りなっ」
「指でも十分悦さそうにしている」
「ちがっ、こっれじゃ……ああっいああっ、あぅっ……足りない――っ」
毎日さんざんやられまくってる俺が、指なんかで足りるわけないだろ――!!
「ディアヴ、やめてくれ。こんな格好」
「興奮している」
「うっ……だって、お前にやられてから身体がおかしいんだ」
これは事実だ。ディアヴに初めてヤられた時に感じてしまってから、誰にヤられても気持ちがいい。おかげで何をされても深く考えずに済んでいる部分もある。あれで苦痛が大きかったら命を絶っていてもおかしくない状況だ。人数はまだ二桁手前ぐらいだが、一人頭の回数も多いし。
「身体がおかしい? こんな格好で興奮する身体は、たしかにおかしいな」
ふっと勃ち上がってしまっているものに息を吹きかけられて、ちょっと先走りが出てしまう。
「やめっ……ぁ……」
「こちらも閉じきっていない」
「ひんっ」
そりゃディアヴのでっかいのハメられてたんだから仕方がないじゃないか。もっかいハメてほしい……。
「それで、ここを誰に許したんだ?」
「ふあっ!? や、や……ぁう……っ」
指先で挿入しそうでしない動きをされて、不自由な身体で必死に挿れてもらおうと腰を動かした。こんな生殺し、どういうつもりだ。
ディアヴの言葉を反芻する。誰に許した……? 誰かに許したというよりは奪われたんだけど、それは最後のプライドで言いたくない。
「んっ……誰にも……ゆるした、とか……ふぅっ……ん、ない……っし、ぁ」
「オレだけではない、と言っただろう」
「ディアヴ、だけ、ディアヴだけだから、もっと、ぁあ」
本当のことを言う気はないから、適当にディアヴが喜びそうなことにしておこう。今はとりあえず挿入してイきたい。自分のおもちゃが他でもおもちゃになっているなんて、プライドが高そうなディアヴは許さないだろう。
最初は嫌だった三馬鹿や先生とのあれこれも、慣れてきて結構楽しんでしまっている。ディアヴの権力で彼らがぺちゃんこにされるのは避けたい。男だし、尻を使われるぐらい何ということもない。俺はケツの穴のでかい男だ。
「オレの技術が何と比較して優れているのか言ってみろ。うまく説明できたらくれてやる」
アッ、指が一本挿入された。これ、これ……いや、これじゃ足りない。視界の端に、服に包まれているが十分に主張しているディアヴのものが見える。ごくりと唾をのんで、アレが欲しい気持ちを必死で考える。
ディアヴの指は先っぽだけ俺の下の口に入れられて、小刻みにくちゅくちゅとかき混ぜるように動いている。何でもできる奴はこういうときも器用だ。
「ディ、ディアヴのは、入口を……っん、入口が……ぁ、裂けそうなぐらい……っひらいて……ああっ、それがすごく……満たされてるぅぁあっ……って、指じゃ……アッ、足りなっ」
「指でも十分悦さそうにしている」
「ちがっ、こっれじゃ……ああっいああっ、あぅっ……足りない――っ」
毎日さんざんやられまくってる俺が、指なんかで足りるわけないだろ――!!
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