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甥っ子登場で同級生のエロいじめがなくなると思ったけど 2
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ディアヴと王子の部屋は隣同士だった。豪華な内装は、同じ寮とは思えない。二人の侍従は扉の脇の椅子に座っている。最初にお茶を出してくれてからは、そこに待機するように言われていた。
高そうなカップといい香りのお茶だが、どんなタイミングで飲んだらいいかわからない。これ就職活動の圧迫面接みたいだ。
二人とも俺より体格いいし……。
「で、どうやっておじさんに教えるんだ? ディアヴ」
王子までおじさんって呼ぶのかーい。
悲しみとともに、同級生が俺をおじさんと呼ぶときにされていたことを思い出して、身体が疼いてしまう。そうだ、この呪いみたいな身体をディアヴに治してもらわないと。
でも、王子がいて言い出しにくい。
「おじさんは覚えが悪いから、身体に覚えさせるほうがいい」
「へっ!? 痛いのは嫌だ!」
「暴れなければ痛いことはしない」
音も立てずにカップをソーサーに置いたディアヴが、すっと目を細めた。なにあの顔、笑ってるのか怒ってるのかわからない。
「服を脱げ。正答できたら一枚ずつ返してやる」
「ひぇ!?」
思わず王子を見ると楽しそうにニコニコしている。扉の前にいる侍従は感情を見せない。狼狽えているのは俺だけだ。
「あの、その、上の方の貴族ってこういうのが、普通、なのか?」
「……そうだ。俺も幼い頃からこういう教育を受けた」
この国の貴族教育ってどうなってんの? ビチュード家は下級だからゆるゆるだっただけ?
「脱げ」
「え……あうっ」
モタモタしていたらディアヴが近付いてきて、ぎゅっと俺の乳首を摘まんだ。服の上からピンポイントで摘めるって、どういう修練を積んだらできるんだ。
それよりも、はしたない俺の身体が暴走しそうだ。この状態で服を脱いだら反応しているのがばれてしまう。
「俺の身体は王子に見せられるようなものじゃ、あぅ、やめ」
「殿下、いけませんか?」
「いいや? 見るのは慣れている。続けていい」
俺の講義を封じるように両手で両乳首を摘むから、腰が砕けそうだ。後ろがきゅんきゅんして、王子がいるのにディアヴに入れてくれと縋りたい。
「ディアヴ、その、俺はおかしいんだ」
「何が?」
「お前にネクタイを貰った時から、身体が変で……何か魔法をかけたんじゃないか?」
理性が残っているうちに、聞いておかねばならないことを聞く。もしかしたら王子の前ということもあって、あっさり解除してくれるかもしれない。王子がどうにかしてくれてもいい。
「清浄魔法は刻んだが、それ以外は何もしていない」
「そんなはず、だって、あの日から俺……」
何をされても気持ちよくなってしまうのに。今だって、王子や侍従たちがいるのに、ディアヴの股間が気になって仕方がない。しゃぶりたい、挿れて欲しい、頭がソレでいっぱいになってくる。
「おじさんはお勉強どころじゃなさそうだ。ディアヴ、お前が開発したのか?」
「……一度だけでしたが、余程才能があったのでしょう」
「あっ」
腕をつかまれて、部屋の端に置かれた大きなベッドに放り込まれた。当たり前のように王子がついてきて、ベッドサイドの椅子に座る。
ディアヴは俺の上にのしかかるように、ベッドに上がってきた。
高そうなカップといい香りのお茶だが、どんなタイミングで飲んだらいいかわからない。これ就職活動の圧迫面接みたいだ。
二人とも俺より体格いいし……。
「で、どうやっておじさんに教えるんだ? ディアヴ」
王子までおじさんって呼ぶのかーい。
悲しみとともに、同級生が俺をおじさんと呼ぶときにされていたことを思い出して、身体が疼いてしまう。そうだ、この呪いみたいな身体をディアヴに治してもらわないと。
でも、王子がいて言い出しにくい。
「おじさんは覚えが悪いから、身体に覚えさせるほうがいい」
「へっ!? 痛いのは嫌だ!」
「暴れなければ痛いことはしない」
音も立てずにカップをソーサーに置いたディアヴが、すっと目を細めた。なにあの顔、笑ってるのか怒ってるのかわからない。
「服を脱げ。正答できたら一枚ずつ返してやる」
「ひぇ!?」
思わず王子を見ると楽しそうにニコニコしている。扉の前にいる侍従は感情を見せない。狼狽えているのは俺だけだ。
「あの、その、上の方の貴族ってこういうのが、普通、なのか?」
「……そうだ。俺も幼い頃からこういう教育を受けた」
この国の貴族教育ってどうなってんの? ビチュード家は下級だからゆるゆるだっただけ?
「脱げ」
「え……あうっ」
モタモタしていたらディアヴが近付いてきて、ぎゅっと俺の乳首を摘まんだ。服の上からピンポイントで摘めるって、どういう修練を積んだらできるんだ。
それよりも、はしたない俺の身体が暴走しそうだ。この状態で服を脱いだら反応しているのがばれてしまう。
「俺の身体は王子に見せられるようなものじゃ、あぅ、やめ」
「殿下、いけませんか?」
「いいや? 見るのは慣れている。続けていい」
俺の講義を封じるように両手で両乳首を摘むから、腰が砕けそうだ。後ろがきゅんきゅんして、王子がいるのにディアヴに入れてくれと縋りたい。
「ディアヴ、その、俺はおかしいんだ」
「何が?」
「お前にネクタイを貰った時から、身体が変で……何か魔法をかけたんじゃないか?」
理性が残っているうちに、聞いておかねばならないことを聞く。もしかしたら王子の前ということもあって、あっさり解除してくれるかもしれない。王子がどうにかしてくれてもいい。
「清浄魔法は刻んだが、それ以外は何もしていない」
「そんなはず、だって、あの日から俺……」
何をされても気持ちよくなってしまうのに。今だって、王子や侍従たちがいるのに、ディアヴの股間が気になって仕方がない。しゃぶりたい、挿れて欲しい、頭がソレでいっぱいになってくる。
「おじさんはお勉強どころじゃなさそうだ。ディアヴ、お前が開発したのか?」
「……一度だけでしたが、余程才能があったのでしょう」
「あっ」
腕をつかまれて、部屋の端に置かれた大きなベッドに放り込まれた。当たり前のように王子がついてきて、ベッドサイドの椅子に座る。
ディアヴは俺の上にのしかかるように、ベッドに上がってきた。
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