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魔法学園のモブに転生、した? 4
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魔法の気配に目が覚めると、ディアヴが指先をくるくるさせてから窓の外へ指を向けた。すると部屋の中に滞留していた空気がさあっと出ていき、空気がすっかり入れ替わった。
さっきドロドロにされた俺の身体もさっぱりしているし、服も整えられている。あれは夢だったことにしたいけれど、手首に縛られた跡は残っているし、身体が重くて後ろのあそこは感覚がない。何か漏らしても絶対気付けない。
これどうしたらいいんだ。甥に犯されましたとか、どういうこと。この世界で男同士の恋愛が一般的だなんて話……あ、あった。同性婚制度あるし、王様の伴侶がたしか男だ。
でもあれは何か特殊な状況だったみたいだし、王様は子沢山だからきっと愛人だか側妃がいるんだろう。同級生にもたしか王子がいた。ディアヴは仲が良かった気がする。俺自身はリア充と関わらないようにしていたから、王子と挨拶すらしたことがない。
「悪くなかった」
ディアヴがしれっと感想を言うのに、俺は言葉を失った。あんなにされて「悪くない」程度!?
すごく良かったって言われても微妙だけど!
俺はキスもそれ以上も全部初めてだったのに。そもそも、なんで犯されたのか理由ぐらい教えてくれてもいいはずだ。
「……っ、けほっ、おま」
「黙れ。ずいぶん派手に喘いでいたから喉を痛めている。ずいぶん悦さそうにしていたな、おじさん」
「~~な、ゲホッゲホッ」
外見年齢だけならディアヴのほうが上だ。なのに嫌がらせのようなおじさん呼ばわり。するっと制服のジャケットの下に入り込んだ手が、シャツの上から俺の乳首を摘む。
途端にビクビクッと震えて力の抜ける身体。
なにこれ。
俺の身体おかしい。
これじゃまるで、メス落ちした受けじゃないか。
悪夢だ。前世の姉から与えられた腐知識が蘇る。まさか物語の世界に転生なんてのじゃないだろうな。まさかな。ああいうのは読んでいた話の中に入り込んでしまうとか、そういうのの筈だ。俺は魔法学園ものなんて読まされていない!
感覚のない後ろには、まだディアヴのでかいのがハメられているような気分になる。
こんなモブが受けだなんで……そりゃ、そんなジャンルもあったけど。王道じゃない。学園ものといったら、生徒会とかそういうのだろ?
「おじさんがこんなに淫乱だとは、な」
「や……ケホッ、あっ」
「残念だが、今日は時間切れだ。寮まで送ってやる」
当たり前のように横抱きで身体を運ばれて、恐ろしいことに、フラグが立ちまくっている気がした。まさか継続する展開なのか!?
さっきドロドロにされた俺の身体もさっぱりしているし、服も整えられている。あれは夢だったことにしたいけれど、手首に縛られた跡は残っているし、身体が重くて後ろのあそこは感覚がない。何か漏らしても絶対気付けない。
これどうしたらいいんだ。甥に犯されましたとか、どういうこと。この世界で男同士の恋愛が一般的だなんて話……あ、あった。同性婚制度あるし、王様の伴侶がたしか男だ。
でもあれは何か特殊な状況だったみたいだし、王様は子沢山だからきっと愛人だか側妃がいるんだろう。同級生にもたしか王子がいた。ディアヴは仲が良かった気がする。俺自身はリア充と関わらないようにしていたから、王子と挨拶すらしたことがない。
「悪くなかった」
ディアヴがしれっと感想を言うのに、俺は言葉を失った。あんなにされて「悪くない」程度!?
すごく良かったって言われても微妙だけど!
俺はキスもそれ以上も全部初めてだったのに。そもそも、なんで犯されたのか理由ぐらい教えてくれてもいいはずだ。
「……っ、けほっ、おま」
「黙れ。ずいぶん派手に喘いでいたから喉を痛めている。ずいぶん悦さそうにしていたな、おじさん」
「~~な、ゲホッゲホッ」
外見年齢だけならディアヴのほうが上だ。なのに嫌がらせのようなおじさん呼ばわり。するっと制服のジャケットの下に入り込んだ手が、シャツの上から俺の乳首を摘む。
途端にビクビクッと震えて力の抜ける身体。
なにこれ。
俺の身体おかしい。
これじゃまるで、メス落ちした受けじゃないか。
悪夢だ。前世の姉から与えられた腐知識が蘇る。まさか物語の世界に転生なんてのじゃないだろうな。まさかな。ああいうのは読んでいた話の中に入り込んでしまうとか、そういうのの筈だ。俺は魔法学園ものなんて読まされていない!
感覚のない後ろには、まだディアヴのでかいのがハメられているような気分になる。
こんなモブが受けだなんで……そりゃ、そんなジャンルもあったけど。王道じゃない。学園ものといったら、生徒会とかそういうのだろ?
「おじさんがこんなに淫乱だとは、な」
「や……ケホッ、あっ」
「残念だが、今日は時間切れだ。寮まで送ってやる」
当たり前のように横抱きで身体を運ばれて、恐ろしいことに、フラグが立ちまくっている気がした。まさか継続する展開なのか!?
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