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15 新婚生活でもヤルことは変わらず *
しおりを挟む「ん……?」
「聞きながらしゃぶってろ」
ガダルツク監獄にいた時よりも知性的になってしまったダールは、少しつまらない。
しかし手枷が外れたら俺も変わる可能性があるのだ。記憶があいまいになったために、本質の部分が表層へ出てきてしまったようだが、もともとは帝国の中でも強い魔法使いだったのだ。理性がこのような行為を許さない可能性がある。
……でもここまでメロメロになっているのだから、きっと大丈夫じゃないかな。
「お前の魔力封じの枷は、非常に強力な、ものらしい」
「ん……んっ……」
それにしてもダールは器用である。俺の口内のものは血管を浮き立たせながらピクピクと震えているのに、普通に話している。
俺なんて、舐めているだけで後ろが疼いて腰をもじもじさせているのに。
「ふぐっ……んぐっ……」
興が乗ってきたらしいダールが俺の頭を掴んで、喉奥まで突っ込んでくる。
非常に苦しい行為なのだが、実は嫌いではない。興奮しすぎるからダールの話を聞けなくなりそうで困るけれど。
「はっ、枷を、ふっ、外したら、こんなことを、する、俺をお前が……っ」
「――っん」
喉奥に飛沫を叩きつけられて、咽ながら飲み込む。次は後ろに欲しいのだが、ダールは柄にもなく切なそうな表情をしている。
似合わないのがむかついて、口内に残るダールのモノを口移ししてやった。
「ぐ、おま……ん」
「手枷を外したら、ダールを魔法で拘束してやりたい放題してやる」
「な、に?」
「ああ、私は優しいから安心しろ?」
己のものを口移しされて顔をしかめるダールに、にやりと笑いかけた。腰を撫でながら囁くと、右の足首を掴んで転がされる。
あられもない格好にされているが、可笑しくて笑い続けていると、ダールが復活したモノを後孔に押し当ててくる。
毎日している俺のそこは、すっかりいつでも受け入れられるようになっていて、当てられた先端に期待するように震えて吸い付こうとしている。
「私はまだなんだから、焦らしてくれるな」
「はっ、そんなにこれが欲しいか」
「欲しい。ダール、お前が」
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