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番外編
あれから十数年 *
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イリアスと結婚して数年でオレは十回産卵した。休む間も無い快楽地獄に、これだけ産めば流石に後継に困ることはないはずだから、もう産卵は勘弁してくれとイリアスに懇願した。
「産卵という目的がないと閨を共にしたくないと言うんじゃないか?」
「言わない。イリアスは、オレの夫なんだろ。絶対拒んだりしないから産むのはもうやめよう。ほら、産むためにはシャイオに植え付けさせるのも浮気みたいだし」
産卵をやめるための必死の言い訳は、辛うじてイリアスの心に届いたようだった。ヤンデレの独占欲に訴えたのが良かったらしい。目を細めてオレの頬を撫でながら、イリアスが確認する。
「もう俺以外とはしたくないということか」
「そうだ! もう他のやつとはしたくない!」
イリアスがニイッと笑った。怖っ!!
オレのことを愛していることは流石に疑わなくなったが、そこにオレへの気遣いは少ない。イリアスに従順にしてきた時間が、底の抜けた桶のような奴の心を少しだけ潤して優しくなった。植卵されてから産むまでの間、オレが求めまくるのでその時だけは満たされているようだ。
「シャイオともか」
「ああ、イリアスだけがいい」
オレの身体は男好きになってしまっているが、心に秘めた野望がある。そう、童貞を捨てる野望だ。
名目だけとはいえ、今のオレはこの国の王だ。シャイオを遠ざけ、イリアスに仕事をさせていたら、いつかきっとチャンスは巡ってくる。
そのためだったら、悪魔にだって魂を売ってみせるー!!
産卵をしなくなり十年の月日が経った。
この十年、オレの期待を裏切り、イリアスの監視は緩むことはなかった。卵から産まれた子どもたちが触手になることもなく、それぞれ順調に育っている。十人の子どもたちは外見がそれぞれ整っており、イリアスとオレの要素を持っている。自分に似たところを発見すると可愛いと思えてしまうから、オレはたぶんチョロい。
皆優秀で、一番上の子供はイリアスからヤンデレ成分を抜いたような完璧さを示しているから、いい王様になりそうだ。他の子供たちも、イリアス寄りではあるものの、毒気が薄まっていて将来が楽しみにされている。
この国で期待されてないのは、いまだにオレだけだ。
「陛下、学園で友達ができました」
怠惰な毎日を過ごすオレのもとに足繁く通ってくる息子、カインが学校生活の楽しさを話してくる。
はじめは、自分の学園時代からの転落人生を思い出して嫌な気分で生返事をしていたが、めげずに話しかけてくるカインは可愛い。イリアスはオレの代わりに王様代行業を頑張っているし、暇と思われるシャイオはイリアスの目の届かないところでオレに会うことを禁じられている。
話し相手がいないのだ。
「へー、どんな友達?」
「ハイクォーリの嫡男でディアヴというんです」
家名を聞いても王族より偉い奴はいないから、頭に残らない。だがカインの話でディアヴという友人の優秀さが鼻についた。
「顔も良くて学業優秀とか、どんなチートだよ」
「チート、ですか?」
ふと悪戯心が湧いた。言っても誰も信じないと思ったし、たぶんずっと誰かに話したかったのだろう。
子供もたくさんいるんだから、この国でのオレの役割も終わっている。イリアスがオレに飽きたら殺されても捨てられても、オレには何の力もないから。死ぬ前に童貞は捨てる気満々だけどな! オレは諦めてない!
「お前が信じられるかわからないが、オレは別の世界で生きていた記憶がある」
「すごいですね!」
鼻で笑われると思ったのに、素直か。
そうか、カインは十三、絶賛厨二真っ只中だ。
オレは調子に乗った。ペラペラと異世界転生について話して、すっかりカインがお気に入りになった。
「最近カインが良く訪ねてくるとか」
「息子と語り合って何か問題があるのか?」
「子供たちも皆成長している。良からぬことを教えているんじゃなかろうな?」
異世界の話は教えたけど、この世界じゃ害にもならない与太話だ。イリアスの言い方はそんな雰囲気じゃない。
……。
「ふざけんな、オレが息子とセックスするとか疑っているのか」
「その精神に反して、この身体はなかなかに淫乱だからな」
「ぁあっ」
就寝前だったから、薄い寝巻きしか着ていない。イリアス好みのギリギリ要所を隠しているだけの寝巻きだが、すっかり慣れてしまった。
その薄い布の上からキュっと乳首を摘まれて、身体から力が抜ける。相変わらずオレの意思と裏腹に快楽に弱い身体だ。
「ばか、オレにこんなことをしていいのは……ンッ……お前、だけ」
「なかなか口が上手くなった」
イリアスのものも重量を増しているのが見える。こうなったら挿れてもらわないと身体が落ち着かないのは、結婚生活で思い知らされている。
「オレの、口でイかせてやるよ」
ぐいっと、イリアスの下衣をどけて自分からそれを口に含んだ。ちゅっと先端を吸うと、苦い液体が滲み出て容積が増す。
しっかり自立したのものを、口いっぱいに迎え入れる。
こんなものの味が美味いはずがないのに、舐めると唾液が溢れるようきなってしまった口内でしっかり潤すと、自分で喉奥に先端をはめ込んだ。鼻先にイリアスの下生えが当たる。
「ん……ぐ……」
「これのどこが淫乱じゃないんだか」
「んん——ッ」
満更でもない声で、イリアスがオレの寝巻きの合わせから後孔に指を挿入する。オレが積極的だと機嫌が良くなるのは昔から変わらない。カインの話も、オレにこういう行動をとらせるためだったのかもしれない。
くそ、また出し抜くつもりが、手の上で転がされたのだろうか。
こうなったら、意地でも口でイかせてやると頑張ったのだが、あっさり引き剥がされてしまった。
「んふ……っ、馬、鹿、まだ」
「こちらが寂しそうだから」
「は、あああああっ」
ぽいっと身体をベッドに仰向けに転がされて、足を掴まれ一気に挿入される。舐めながら高まっていた身体は、あっけなく白旗を上げて飛沫を散らした。
しょうがないじゃんオレの名前は心太……。
「あ、や、や、っあ、だめ……イった、あア、うごいたら、ア——ッ!!!」
「気絶しても回復させてやるから安心しろ」
「ア゛、ア゛ッ……っイ、ヒ、ぁあああっ!!」
過ぎた快楽に逃げを打とうとする身体を引き寄せられ、ビリビリと全身を満たす快楽に溺れさせられる。イリアスはオレの身体をオレよりも理解している節がある。
呼吸の仕方も忘れるほど責め立てられて意識を失っても、構わず行為を続けるから快楽で目が覚める地獄だ。
「んふ……ふぁ……ぁ……」
「ドゥルマ」
「う……ん、あ、また……ァ……」
イリアスの気分次第で、気絶中も激しくされている時もあれば、ゆっくり中の動きを楽しまれていることもある。
今日はゆっくり気分だったようで、目覚めると穏やかな波に揺らされているような抽挿が行われていた。オレがこれをけっこう気に入っていることは一生言うつもりがない。バレていそうな気もするが。
「イリアス……お前だけでいい……」
「知っている」
「ん……」
オレは至って健全で一般的な考え方だから、何人も相手するなんて嫌なんだ。この世界でオレが余計な行動を取ると、何故かモブレ展開が起きるのが身にしみている。
ああでも、もう相手が女の子じゃなくていいから童貞は卒業してから死にたい……。
イリアスの腕の中で中をしとどに濡らされながら、性懲りもなくそんなことを考えた。
「産卵という目的がないと閨を共にしたくないと言うんじゃないか?」
「言わない。イリアスは、オレの夫なんだろ。絶対拒んだりしないから産むのはもうやめよう。ほら、産むためにはシャイオに植え付けさせるのも浮気みたいだし」
産卵をやめるための必死の言い訳は、辛うじてイリアスの心に届いたようだった。ヤンデレの独占欲に訴えたのが良かったらしい。目を細めてオレの頬を撫でながら、イリアスが確認する。
「もう俺以外とはしたくないということか」
「そうだ! もう他のやつとはしたくない!」
イリアスがニイッと笑った。怖っ!!
オレのことを愛していることは流石に疑わなくなったが、そこにオレへの気遣いは少ない。イリアスに従順にしてきた時間が、底の抜けた桶のような奴の心を少しだけ潤して優しくなった。植卵されてから産むまでの間、オレが求めまくるのでその時だけは満たされているようだ。
「シャイオともか」
「ああ、イリアスだけがいい」
オレの身体は男好きになってしまっているが、心に秘めた野望がある。そう、童貞を捨てる野望だ。
名目だけとはいえ、今のオレはこの国の王だ。シャイオを遠ざけ、イリアスに仕事をさせていたら、いつかきっとチャンスは巡ってくる。
そのためだったら、悪魔にだって魂を売ってみせるー!!
産卵をしなくなり十年の月日が経った。
この十年、オレの期待を裏切り、イリアスの監視は緩むことはなかった。卵から産まれた子どもたちが触手になることもなく、それぞれ順調に育っている。十人の子どもたちは外見がそれぞれ整っており、イリアスとオレの要素を持っている。自分に似たところを発見すると可愛いと思えてしまうから、オレはたぶんチョロい。
皆優秀で、一番上の子供はイリアスからヤンデレ成分を抜いたような完璧さを示しているから、いい王様になりそうだ。他の子供たちも、イリアス寄りではあるものの、毒気が薄まっていて将来が楽しみにされている。
この国で期待されてないのは、いまだにオレだけだ。
「陛下、学園で友達ができました」
怠惰な毎日を過ごすオレのもとに足繁く通ってくる息子、カインが学校生活の楽しさを話してくる。
はじめは、自分の学園時代からの転落人生を思い出して嫌な気分で生返事をしていたが、めげずに話しかけてくるカインは可愛い。イリアスはオレの代わりに王様代行業を頑張っているし、暇と思われるシャイオはイリアスの目の届かないところでオレに会うことを禁じられている。
話し相手がいないのだ。
「へー、どんな友達?」
「ハイクォーリの嫡男でディアヴというんです」
家名を聞いても王族より偉い奴はいないから、頭に残らない。だがカインの話でディアヴという友人の優秀さが鼻についた。
「顔も良くて学業優秀とか、どんなチートだよ」
「チート、ですか?」
ふと悪戯心が湧いた。言っても誰も信じないと思ったし、たぶんずっと誰かに話したかったのだろう。
子供もたくさんいるんだから、この国でのオレの役割も終わっている。イリアスがオレに飽きたら殺されても捨てられても、オレには何の力もないから。死ぬ前に童貞は捨てる気満々だけどな! オレは諦めてない!
「お前が信じられるかわからないが、オレは別の世界で生きていた記憶がある」
「すごいですね!」
鼻で笑われると思ったのに、素直か。
そうか、カインは十三、絶賛厨二真っ只中だ。
オレは調子に乗った。ペラペラと異世界転生について話して、すっかりカインがお気に入りになった。
「最近カインが良く訪ねてくるとか」
「息子と語り合って何か問題があるのか?」
「子供たちも皆成長している。良からぬことを教えているんじゃなかろうな?」
異世界の話は教えたけど、この世界じゃ害にもならない与太話だ。イリアスの言い方はそんな雰囲気じゃない。
……。
「ふざけんな、オレが息子とセックスするとか疑っているのか」
「その精神に反して、この身体はなかなかに淫乱だからな」
「ぁあっ」
就寝前だったから、薄い寝巻きしか着ていない。イリアス好みのギリギリ要所を隠しているだけの寝巻きだが、すっかり慣れてしまった。
その薄い布の上からキュっと乳首を摘まれて、身体から力が抜ける。相変わらずオレの意思と裏腹に快楽に弱い身体だ。
「ばか、オレにこんなことをしていいのは……ンッ……お前、だけ」
「なかなか口が上手くなった」
イリアスのものも重量を増しているのが見える。こうなったら挿れてもらわないと身体が落ち着かないのは、結婚生活で思い知らされている。
「オレの、口でイかせてやるよ」
ぐいっと、イリアスの下衣をどけて自分からそれを口に含んだ。ちゅっと先端を吸うと、苦い液体が滲み出て容積が増す。
しっかり自立したのものを、口いっぱいに迎え入れる。
こんなものの味が美味いはずがないのに、舐めると唾液が溢れるようきなってしまった口内でしっかり潤すと、自分で喉奥に先端をはめ込んだ。鼻先にイリアスの下生えが当たる。
「ん……ぐ……」
「これのどこが淫乱じゃないんだか」
「んん——ッ」
満更でもない声で、イリアスがオレの寝巻きの合わせから後孔に指を挿入する。オレが積極的だと機嫌が良くなるのは昔から変わらない。カインの話も、オレにこういう行動をとらせるためだったのかもしれない。
くそ、また出し抜くつもりが、手の上で転がされたのだろうか。
こうなったら、意地でも口でイかせてやると頑張ったのだが、あっさり引き剥がされてしまった。
「んふ……っ、馬、鹿、まだ」
「こちらが寂しそうだから」
「は、あああああっ」
ぽいっと身体をベッドに仰向けに転がされて、足を掴まれ一気に挿入される。舐めながら高まっていた身体は、あっけなく白旗を上げて飛沫を散らした。
しょうがないじゃんオレの名前は心太……。
「あ、や、や、っあ、だめ……イった、あア、うごいたら、ア——ッ!!!」
「気絶しても回復させてやるから安心しろ」
「ア゛、ア゛ッ……っイ、ヒ、ぁあああっ!!」
過ぎた快楽に逃げを打とうとする身体を引き寄せられ、ビリビリと全身を満たす快楽に溺れさせられる。イリアスはオレの身体をオレよりも理解している節がある。
呼吸の仕方も忘れるほど責め立てられて意識を失っても、構わず行為を続けるから快楽で目が覚める地獄だ。
「んふ……ふぁ……ぁ……」
「ドゥルマ」
「う……ん、あ、また……ァ……」
イリアスの気分次第で、気絶中も激しくされている時もあれば、ゆっくり中の動きを楽しまれていることもある。
今日はゆっくり気分だったようで、目覚めると穏やかな波に揺らされているような抽挿が行われていた。オレがこれをけっこう気に入っていることは一生言うつもりがない。バレていそうな気もするが。
「イリアス……お前だけでいい……」
「知っている」
「ん……」
オレは至って健全で一般的な考え方だから、何人も相手するなんて嫌なんだ。この世界でオレが余計な行動を取ると、何故かモブレ展開が起きるのが身にしみている。
ああでも、もう相手が女の子じゃなくていいから童貞は卒業してから死にたい……。
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