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悪役王子だるまにされたけど王太子として王宮に戻ることになる 7
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頭が真っ白になりそうな快感に悶えながら、必死で声を抑えていたが、カリデュカが突然閃いたとばかりに声を上げた。イリアスも動きが止まる。止まるのは生殺しだから辛い。
「中に出されると少し収まるのですね?」
「そのようだ」
「それならば心配はいりません。そのまま求めるままに与えてあげてください」
カリデュカがにっこりと笑った。どういうことだ? おれが他の男に犯されていてもいいのか?
それ悲しすぎないか……。
「……っ、カリデュカ……どうして、おれがほかのやつに、こんな……っぅ」
「ああ、シンタ、大丈夫なの。まずは中に出してもらってね。少し落ち着いてからちゃんと説明するから」
「うっ……カリデュカぁ……」
「ああ、可愛い、シンタ、大丈夫よ。私が手伝ってあげる」
「あっ、は、ぁ……だめ、カリデュカがそんな、ああっ」
意味深な微笑みでおれの胸元に手を伸ばしたカリデュカが、乳首をきゅっとつまんだ。電流が全身を走って、激しくイリアスを絞り上げてしまう。
「くっ、……は」
イリアスがこらえきれずに中にぶちまけて、疼きが少し収まる。まだ欲しいけれど、我慢できないほどじゃない。
それよりもカリデュカの話が聞きたい。いつもなら抜かずの数連発が続くイリアスだが、カリデュカの言葉が気になったようで抜いてくれた。
身体がヒクンヒクンと余韻に震えているが、我慢して服をかき集めて巻きつけた。手があるっていろんなことができてありがたい。
「それで、どういう理由だ」
「挿入したままでも良いですよ?」
「カリデュカ……君の前でそんなのはおれ嫌なんだ」
森の奥で引きこもっていたから、常識が育っていなかったのだろうか。何でもないことのように、イリアスに挿入を促すから泣きたくなる。
おれはカリデュカの恋人じゃなかったのだろうか。
「シンタ、ああ、可愛い。大丈夫だから、私とシンタの愛の結晶が育っているの」
おれの目に溜まった涙をカリデュカが指で拭う。その表情は聖母のように優しい。胸の谷間も健在だ。触りたい……じゃなくて。
「愛の結晶?」
「貴様、ドゥルマに何をした」
嬉しそうにカリデュカがおれの下腹を撫でている。撫でている手が乳首まで上がってきて、指の腹で感触を確かめるようにクリクリしてくる。それだめ、足りない後ろが余計に切なくなる。
「私とシンタは愛し合いました。初めてだったから、夢中になってしまったけれど……うまくいっていたみたいで嬉しい」
「うまくいく?」
「ここに、私とシンタの卵が育っているの」
「卵ぉ!?」
「この感じ……女の子かしら。卵が育つために、精液をたくさん注いでもらうのが必要なの。だから、シンタ、いっぱいしてもらっていいのよ」
あまりにも予想外のエロ展開に頭が爆発しそうだ。男性妊娠はまだ先だと思っていたのに、すでに!? しかも最終的には産卵なんじゃ……。
インキュバスに種付けされたら卵孕むの??
「中に出されると少し収まるのですね?」
「そのようだ」
「それならば心配はいりません。そのまま求めるままに与えてあげてください」
カリデュカがにっこりと笑った。どういうことだ? おれが他の男に犯されていてもいいのか?
それ悲しすぎないか……。
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「ああ、シンタ、大丈夫なの。まずは中に出してもらってね。少し落ち着いてからちゃんと説明するから」
「うっ……カリデュカぁ……」
「ああ、可愛い、シンタ、大丈夫よ。私が手伝ってあげる」
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意味深な微笑みでおれの胸元に手を伸ばしたカリデュカが、乳首をきゅっとつまんだ。電流が全身を走って、激しくイリアスを絞り上げてしまう。
「くっ、……は」
イリアスがこらえきれずに中にぶちまけて、疼きが少し収まる。まだ欲しいけれど、我慢できないほどじゃない。
それよりもカリデュカの話が聞きたい。いつもなら抜かずの数連発が続くイリアスだが、カリデュカの言葉が気になったようで抜いてくれた。
身体がヒクンヒクンと余韻に震えているが、我慢して服をかき集めて巻きつけた。手があるっていろんなことができてありがたい。
「それで、どういう理由だ」
「挿入したままでも良いですよ?」
「カリデュカ……君の前でそんなのはおれ嫌なんだ」
森の奥で引きこもっていたから、常識が育っていなかったのだろうか。何でもないことのように、イリアスに挿入を促すから泣きたくなる。
おれはカリデュカの恋人じゃなかったのだろうか。
「シンタ、ああ、可愛い。大丈夫だから、私とシンタの愛の結晶が育っているの」
おれの目に溜まった涙をカリデュカが指で拭う。その表情は聖母のように優しい。胸の谷間も健在だ。触りたい……じゃなくて。
「愛の結晶?」
「貴様、ドゥルマに何をした」
嬉しそうにカリデュカがおれの下腹を撫でている。撫でている手が乳首まで上がってきて、指の腹で感触を確かめるようにクリクリしてくる。それだめ、足りない後ろが余計に切なくなる。
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「うまくいく?」
「ここに、私とシンタの卵が育っているの」
「卵ぉ!?」
「この感じ……女の子かしら。卵が育つために、精液をたくさん注いでもらうのが必要なの。だから、シンタ、いっぱいしてもらっていいのよ」
あまりにも予想外のエロ展開に頭が爆発しそうだ。男性妊娠はまだ先だと思っていたのに、すでに!? しかも最終的には産卵なんじゃ……。
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