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悪役王子だるまにされたけど手が生えたから脱走することにした 5 *

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「シンタ、私ね、魔物の血を引いているの」
「え? 魔物? そんな感じぜんぜん」
「ここはね、『魔女の家』って呼ばれて、人は近寄ってこれなくなっているの」

 寂しそうな表情で身を起こしたカリデュカは、相変わらず清楚な美人で、華奢なのにおっぱいも大きくて、おれの理想そのものだ。まだ挿いってるけど……。そこのことは考えないようにしようとしてるのに、カリデュカがゆるゆるとまた動かし始めた。出したはずなのに硬度を失っていなくて、張ったエラにゴリゴリされるの気持ちい……だめだ流されたら!!

「まって、カリデュカ。おれも君が好きだ。だけど、これ、どうして……あぅ」
「わたしね、ずっとこれがあるせいで誰とも一緒になれないと思ってた。シンタなら、どこにもいかないでしょう。ね、ずっと一緒にいて。シンタがおっぱい好きならいつでも触っていいから。好きなの。傍にいてほしいの」
「あっふ……んぁ……ぁカリデュカ、ぁん、まって」

 ああ気持ちいい。しかもおっぱいも触り放題、今までで一番条件がいいんじゃないだろうか……。でも、まってくれ、ちょっと違うんじゃ……そこグリグリされたら頭が真っ白になるぅ!!

「シンタのナカ、すごい……はぁ、あん、きもちいい」
「カリデュカ……」

 可愛い声で、理想の顔で、夢に見たおっぱいだ。そんな彼女に抵抗などできるだろうか。開発され尽くしたおれの身体は、もしかしたら後ろの刺激じゃないとイけないのかもしれない。でも、試したことはない。いっぺんぐらい試したい……。童貞……。

 転生したのは童貞を捨てるためじゃなくて、単に死ぬ前にやっていた世界で幸せになれという雑な神様の采配なのか? その割に過酷な運命なんだけど。

 おれに提示された選択肢は三つ。変態シャイオ、ヤンデレイリアス、ふたなりカリデュカ。NTR公爵は数に数えない。選択肢の無慈悲さよ……。

 いや待てよ、ふたなりなら穴も備えてないのだろうか。
 カリデュカがびくびくっと震えて、おれもその刺激でイった。はぁはぁと余韻に浸りながら、大事なことを知りたくて口を開いた。

「カリデュカ、君は、その、下だけ男性なのか?」
「違うわ。両方、なの。いつもはこんな風にならないのに、シンタにはすごく、興奮しちゃって。嫌だった?」

 長い睫毛に涙を溜めて見つめられて嫌だなんて答えられる男がいるだろうか。

「嫌じゃない。カリデュカ、君がすることなら、おれは何でも受け入れるよ」
「嬉しい!!」

 まった。抜かずの三発目になりそうな感じで、カリデュカのカリデカが勢いを取り戻している。腹の中がカリデュカの精液(?)でタプタプしているのに、まだやるの!?

「まって、カリデュカ、その、なか、いっぱいだから」
「シンタのナカ、私のでいっぱい♡」
「可愛い……ぁっ、ああああ」

 カリがでかいせいで、中身が溢れない。しっかり感じるけれど、おれは腹が苦しくなってきた。なんか逆流して口から出そうな勢いだ。そんなことが起きるはずはないのに、恐怖に興奮して三回目にカリデュカがいつ果てたのかわからないまま、意識を失ったようだった。
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