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引きこもり王子とおれ
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ルーマ様に処理方法を教えた日から、おれはしょっちゅう風呂場に連れ込まれて処理をさせられるようになった。風呂場なのは、彼が処理はそこでするものと認識したためだ。欲を言えば寝台でしたいところだけど、何故かと聞かれたら答えにくいから提案しないでいる。
「すまない、ティート。自分でしてみたけれど、ティートがしてくれる方が気持ち良くて……」
好きな人に、切なそうに股間を手のひらに押し付けられて断れるはずがない。むしろ何も知らない彼につけこんでやりたい放題なんじゃないかという罪悪感さえ抱いている。こうなったらと、彼が良いように手技を磨いていった。
「はぁ、はぁ、どうして擦ると気持ちが良いのだろう」
「ほんとうはこれを出し入れするんですよ」
「出し入れ?」
澄んだ瞳がまぶしい。俺が舐めるのが嬉しいみたいで、彼のもので濡れた手を口元に運ばれる。最初は好意だけで味はいまいちだったこれも、慣れたら舐めるのが普通になるから不思議だ。
「えっと、女性はこれがない代わりに穴があるんです。子供を産むための場所です」
「へえ。どのあたりに?」
説明が難しくて、おれは下穿きを脱いで足を開いた。性器を避けて、そのあたりだろうという部分を指で示した。女性になりたい訳じゃないが、ここに穴があったらとっとと誘惑して入れて貰えていたのだろうか。
騙して入れて貰うのは簡単そうなんだけど、ルーマ様が好きだから真実を知った時に軽蔑されたくない。あと実はちょっと怖い。
「えっと、多分、このあたりです、っん」
ルーマ様の指がそこを確かめるように撫でていく。不用意に晒してしまったことを後悔するぐらいに感じてしまった。
「ティートのここは柔らかくて触り心地がいいな。気持ちいいのか?」
「ぁっ……ぁの、そんな、触らなくても」
「今日は俺がティートを気持ちよくしたい」
最近、ルーマ様は自分がすっきりした後におれのにも気を遣ってくれる。最初に触られてしまったし、拒否するのもどうかと思うのだが断り続けている。だって絶対それだけじゃ我慢できなくなるから。
「ここに触れるのが気持ちいいなら、こうして」
「ぁああっ!」
ルーマ様の回復力は早い。もう硬度を取り戻した先端で触れていたところを撫で上げてきた。あまりの刺激にびくんと反り返った背は、たくましい腕で支えられている。そのまま抱きしめるような体勢でぬる、ぬる、と擦りつけられると声が抑えられなくなった。
「っん、んっ、ぁっ……ぁんっ」
「ティート、ティート」
足を上げているのが辛くなって抱え上げていた腕が外れてしまった。おれのほうが背が低いから、ルーマ様のそれに引っかかっているようだ。おれはつま先立ちで、ルーマ様はすこし屈んで腰を動かしている。おれのものは二人の腹の間で押しつぶされて、それもまた気持ちが良い。
身体がずり落ちそうなのを支えるためにルーマ様の首に両手を回すと、視線を合わせた彼が微笑んだ。
これは挿入をしていないが、間違いなく性行為だ。
初めは外見が好みだった。一人きりで生きて死ぬと諦めていたところに理想の男が現れて舞い上がった。勢いで王都まで行って、彼のことをずっと考えていた。都合のいい夢の王子様だと想いを深めて、彼はおれの期待を裏切らなかった。
卵から孵った雛が初めて見たものを親と慕うように、純粋な心をおれに向けてくれている。完成された外見とアンバランスな心が好きだ。
「んっ、く、んんっ」
「ティート、口を開けて、声を聞かせて」
変な声だと思われたくなくて、必死で声を殺していたのを咎められた。首を振って我慢していたら、べろりと喉から顎を舐めあげられて口が開いた。
「ふぁ!! っふ、んーっ」
一瞬声が出たが、ルーマ様の唇で口を塞がれた。彼はキスが好きらしい。舌で口内を探ってくるのが気持ち良くて腰が震えてしまう。
陰嚢の付け根から後孔までの間を、彼のものが擦っていく。濡れた先端が後孔を刺激して、この勢いで挿いってしまわないか。期待と恐怖で悶える声は、舌を吸われて意味をなさない。
二人同時に昇りつめて、ずるずると床にへたり込んだ。
「ぁ……はぁ、はぁ……」
擦られていたところがヒリヒリするが、気持ちよかった……。余韻に浸っていると、膝を掴まれてグッと開かされた。
「ルーマさま?」
「夢中で擦ってしまったから、痛くなかったか? 赤くなってる」
「大丈夫です。すごく、良かったです」
だからそんな見ないでください。女性がいない環境がいけないのだろうか、おれが悪いのかもしれない。ルーマ様の性に対してタブーが感じられない気がする。
「それならいいんだ。またしてもいいだろうか」
「え?」
「おさまらない」
答えを待たずにぬちゅっと音を立てて擦りつけられた。この体勢で足を開いていたら、彼は気持ちよくないかもしれない。慌てて足を閉じると、ふぅと良さそうな吐息を漏らしたから間違っていないようだ。
さっきと反対に陰嚢の裏を突かれて、前はフラフラと揺れているだけだ。気持ちいいけど、そっちも触りたい。床に擦れている背中と腰が痛いけど、支えるのをやめて手を伸ばした。
「んっく、はぁ、んっ、んんっ」
かなり苦しい姿勢だったけれど、ルーマ様と同じタイミングで達することができて幸せだった。
流石に三回目は疲れたようで、ルーマ様が抱きしめるような姿勢のまま乗っかって脱力している。苦しいけど、この密着具合がたまらない。
いつまでこんな幸せでいられるだろう。
「……ティート! ティート!!」
「んあ?」
寝てしまっていたようだった。目を覚ますとルーマ様が血相を変えている。背中と腰と股間が地味に痛い。
「すいません、眠ってしまったようです」
「寝ていてくれ。初めからこちらでしていたら良かった。気が効かなくてすまない」
こちらってどこだ?
改めて周囲を見回すと、憧れていたルーマ様の寝台だ。慌てて飛び起きた。こんなところでヤったら、絶対我慢できない。裂けようが流血しようがあそこに入れてほしい。
「大丈夫です! 頑丈なのが取り柄ですから」
ルーマ様は言葉がうまくないようで、言い合いになりそうだと困って黙る。心配してくれているのは嬉しいが、ここは黙っていてもらおう。
「……ティート、ずっと考えていたんだが、ここに一緒に住んでもらえないだろうか」
「そうしたいのはやまやまですが、畑を放棄するわけにはいかないんです」
おれがルーマ様を独占するために畑は必要だ。
ボンクラ王子達が帰っていって二十日ほど経つけれど、王宮からは何の沙汰もない。まあ金があっても畑をやらねば食い物に困るのは変わらないんだけど。
「ルーマ様、おれの家にいらっしゃいますか?」
「それはできない」
「そうですか……」
即答は悲しい。
扉は直したが、ルーマ様は基本的に扉を閉めて城の中に引きこもっている。何もしていない訳ではなく、中で炊事洗濯筋トレをしているようだ。長年外に出なかったせいで、出ないのが当たり前で苦にならないらしい。
おれとしては彼が外に出ないでくれたら、それだけ二人の時間になるから嬉しい。でも、それで良いのかな……。
箱の中に伸びてきた細く小さな手が寂しくて、見返りがなくても食料を届け続けていた。あの手は大きく立派になっていたけれど、未だに変わらず箱の中にあるのかもしれない。
「すまない、ティート。自分でしてみたけれど、ティートがしてくれる方が気持ち良くて……」
好きな人に、切なそうに股間を手のひらに押し付けられて断れるはずがない。むしろ何も知らない彼につけこんでやりたい放題なんじゃないかという罪悪感さえ抱いている。こうなったらと、彼が良いように手技を磨いていった。
「はぁ、はぁ、どうして擦ると気持ちが良いのだろう」
「ほんとうはこれを出し入れするんですよ」
「出し入れ?」
澄んだ瞳がまぶしい。俺が舐めるのが嬉しいみたいで、彼のもので濡れた手を口元に運ばれる。最初は好意だけで味はいまいちだったこれも、慣れたら舐めるのが普通になるから不思議だ。
「えっと、女性はこれがない代わりに穴があるんです。子供を産むための場所です」
「へえ。どのあたりに?」
説明が難しくて、おれは下穿きを脱いで足を開いた。性器を避けて、そのあたりだろうという部分を指で示した。女性になりたい訳じゃないが、ここに穴があったらとっとと誘惑して入れて貰えていたのだろうか。
騙して入れて貰うのは簡単そうなんだけど、ルーマ様が好きだから真実を知った時に軽蔑されたくない。あと実はちょっと怖い。
「えっと、多分、このあたりです、っん」
ルーマ様の指がそこを確かめるように撫でていく。不用意に晒してしまったことを後悔するぐらいに感じてしまった。
「ティートのここは柔らかくて触り心地がいいな。気持ちいいのか?」
「ぁっ……ぁの、そんな、触らなくても」
「今日は俺がティートを気持ちよくしたい」
最近、ルーマ様は自分がすっきりした後におれのにも気を遣ってくれる。最初に触られてしまったし、拒否するのもどうかと思うのだが断り続けている。だって絶対それだけじゃ我慢できなくなるから。
「ここに触れるのが気持ちいいなら、こうして」
「ぁああっ!」
ルーマ様の回復力は早い。もう硬度を取り戻した先端で触れていたところを撫で上げてきた。あまりの刺激にびくんと反り返った背は、たくましい腕で支えられている。そのまま抱きしめるような体勢でぬる、ぬる、と擦りつけられると声が抑えられなくなった。
「っん、んっ、ぁっ……ぁんっ」
「ティート、ティート」
足を上げているのが辛くなって抱え上げていた腕が外れてしまった。おれのほうが背が低いから、ルーマ様のそれに引っかかっているようだ。おれはつま先立ちで、ルーマ様はすこし屈んで腰を動かしている。おれのものは二人の腹の間で押しつぶされて、それもまた気持ちが良い。
身体がずり落ちそうなのを支えるためにルーマ様の首に両手を回すと、視線を合わせた彼が微笑んだ。
これは挿入をしていないが、間違いなく性行為だ。
初めは外見が好みだった。一人きりで生きて死ぬと諦めていたところに理想の男が現れて舞い上がった。勢いで王都まで行って、彼のことをずっと考えていた。都合のいい夢の王子様だと想いを深めて、彼はおれの期待を裏切らなかった。
卵から孵った雛が初めて見たものを親と慕うように、純粋な心をおれに向けてくれている。完成された外見とアンバランスな心が好きだ。
「んっ、く、んんっ」
「ティート、口を開けて、声を聞かせて」
変な声だと思われたくなくて、必死で声を殺していたのを咎められた。首を振って我慢していたら、べろりと喉から顎を舐めあげられて口が開いた。
「ふぁ!! っふ、んーっ」
一瞬声が出たが、ルーマ様の唇で口を塞がれた。彼はキスが好きらしい。舌で口内を探ってくるのが気持ち良くて腰が震えてしまう。
陰嚢の付け根から後孔までの間を、彼のものが擦っていく。濡れた先端が後孔を刺激して、この勢いで挿いってしまわないか。期待と恐怖で悶える声は、舌を吸われて意味をなさない。
二人同時に昇りつめて、ずるずると床にへたり込んだ。
「ぁ……はぁ、はぁ……」
擦られていたところがヒリヒリするが、気持ちよかった……。余韻に浸っていると、膝を掴まれてグッと開かされた。
「ルーマさま?」
「夢中で擦ってしまったから、痛くなかったか? 赤くなってる」
「大丈夫です。すごく、良かったです」
だからそんな見ないでください。女性がいない環境がいけないのだろうか、おれが悪いのかもしれない。ルーマ様の性に対してタブーが感じられない気がする。
「それならいいんだ。またしてもいいだろうか」
「え?」
「おさまらない」
答えを待たずにぬちゅっと音を立てて擦りつけられた。この体勢で足を開いていたら、彼は気持ちよくないかもしれない。慌てて足を閉じると、ふぅと良さそうな吐息を漏らしたから間違っていないようだ。
さっきと反対に陰嚢の裏を突かれて、前はフラフラと揺れているだけだ。気持ちいいけど、そっちも触りたい。床に擦れている背中と腰が痛いけど、支えるのをやめて手を伸ばした。
「んっく、はぁ、んっ、んんっ」
かなり苦しい姿勢だったけれど、ルーマ様と同じタイミングで達することができて幸せだった。
流石に三回目は疲れたようで、ルーマ様が抱きしめるような姿勢のまま乗っかって脱力している。苦しいけど、この密着具合がたまらない。
いつまでこんな幸せでいられるだろう。
「……ティート! ティート!!」
「んあ?」
寝てしまっていたようだった。目を覚ますとルーマ様が血相を変えている。背中と腰と股間が地味に痛い。
「すいません、眠ってしまったようです」
「寝ていてくれ。初めからこちらでしていたら良かった。気が効かなくてすまない」
こちらってどこだ?
改めて周囲を見回すと、憧れていたルーマ様の寝台だ。慌てて飛び起きた。こんなところでヤったら、絶対我慢できない。裂けようが流血しようがあそこに入れてほしい。
「大丈夫です! 頑丈なのが取り柄ですから」
ルーマ様は言葉がうまくないようで、言い合いになりそうだと困って黙る。心配してくれているのは嬉しいが、ここは黙っていてもらおう。
「……ティート、ずっと考えていたんだが、ここに一緒に住んでもらえないだろうか」
「そうしたいのはやまやまですが、畑を放棄するわけにはいかないんです」
おれがルーマ様を独占するために畑は必要だ。
ボンクラ王子達が帰っていって二十日ほど経つけれど、王宮からは何の沙汰もない。まあ金があっても畑をやらねば食い物に困るのは変わらないんだけど。
「ルーマ様、おれの家にいらっしゃいますか?」
「それはできない」
「そうですか……」
即答は悲しい。
扉は直したが、ルーマ様は基本的に扉を閉めて城の中に引きこもっている。何もしていない訳ではなく、中で炊事洗濯筋トレをしているようだ。長年外に出なかったせいで、出ないのが当たり前で苦にならないらしい。
おれとしては彼が外に出ないでくれたら、それだけ二人の時間になるから嬉しい。でも、それで良いのかな……。
箱の中に伸びてきた細く小さな手が寂しくて、見返りがなくても食料を届け続けていた。あの手は大きく立派になっていたけれど、未だに変わらず箱の中にあるのかもしれない。
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