153 / 154
おっさんと過去
その頃
しおりを挟む
地面が揺れるほどの爆発。その余波が館に伝わったのは、ジオの意識が完全に内側に潜ってからだった。
「な、なんなんだ!?」
エドガーはよろけ、近場にあったテーブルに抱きつきながらルーエを見上げる。
近頃は霊による事件が多いとはいえ、戦いとは縁のないカルティアの街に、一流の魔術師が放つ全力の一撃に匹敵する爆発が起こるのは不可解だ。
そして、この規模の破壊活動を行えるルーエであれば原因にも心当たりがあるのではないか。
エドガーの閃きは「知らん」という冷たい一言で切り捨てられた。
「だが、おそらくは魔族に近いらしい霊の仕業だろう。大きな出来事というのは、小さな異変が積み重なってできるものだ」
「……他にも何かあるかもしれないが、増えだした霊たちが関係している可能性はある、ということか」
浅く頷くルーエ。
「だったら今すぐに行かなきゃいけないだろう。きっと、ギョタールが戦っているからな」
揺れによって手放してしまったリュックを背負いつつ立ち上がるエドガーだったが、彼と言葉を交わしている魔王からは全くと言っていいほどやる気を感じない。
それもそのはず。ルーエには霊に対する攻撃手段がないのだ。
「ルーエ嬢、自慢じゃないが俺は戦いでは役立たずだ。人の非難くらいなら手伝えるが、ジオが動けない以上、あんたが人肌脱いでくれなきゃ――」
「ならん」
赤の他人からすれば、心臓が凍ってしまうような視線。
だが、いくらエドガーが取るに足らない人間の1人であるにしても、自らの想い人の友人である。
そんな相手に対して絶対零度の視線を向けるには理由があり、エドガーは当然それに心当たりがあった。
「――怖いんだろ?」
「や、やめろっ! こここ怖いわけがないだろう!」
「いや、足が震えてるぞ。生まれたての子鹿もびっくりなレベルでな」
「なにを言っている? これは……そう、これは私が常人の目では追えない速度で動いていることの証明だ」
「……相当間抜けなの、わかってるか?」
「そんなに霊に会いたいなら、今すぐ同じ存在にしてやるぞ?」
いまだに動揺は続いていたが、尊大な態度だけは保ったままだった。
ジオにもエドガーにもバレているが――というより、誰が見ても明らかではあるが――ルーエは霊の類が苦手だった。
いや、もはや苦手という状態ではなかった。
霊という存在がなぜ人々に恐れられることがあるのか、その理由は諸説ある。
たとえば、それが人間の形をしているものの、意思疎通ができないから。外見は見知ったものであるのに、内面は未知で不気味なもので満たされている。だが、カルティアにおける「霊」は人形に限定されていないし、少しばかりの会話もこなすことができる。
次に、説明が難しい現象であるから。どうして果物が木から落ちるのか、どうして魔術が使えるのか、そのような現象には説明がつく。しかし、霊にはいまだに不明な部分が多く、解明されていないものが目の前にいるから肝が冷える。しかし、そもそもこの世界には明かされていない謎は多く存在する。実害で言えばネームドモンスターの方がよっぽど怖いだろう。
彼女をはじめとして、魔族は恐怖に強いはずだった。事実、ルーエは生まれてこの方――アロンであった前世を含めても――ほとんど恐怖を感じたことはない。身近な人の死であっても「あぁ、悲しいが別れが来てしまったのだな」という心持ちから先に進むことはない。
そんなルーエが、攻撃は当たらないにしても、どうして自分より弱い存在に恐怖を抱いているのか。それは、ルーエとアロンをさらに遡った先祖に原因があるのかもしれないし、彼女がジオと出会ったことで、内面に変化が起きたのかもしれないし、誰にも知ることはできない。
だがしかし、ともかく――ルーエは足捌きで埃掃除ができるくらいには、霊を遅れている。
「と、とにかく、だ。私は行かないぞ。どうしてもと言うのなら、お前1人で行けばいい」
「いや、それはだな……」
倒せないにしても、ルーエがいてくれないと解決できない状況はあるはずだ。そんなことはわかりきっている。
だが、目の前で動揺しまくりの女性を動かすことができない。
(なにか、交渉できそうなものはないものか――ルーエ嬢が恐怖に打ち勝てるような……)
しばしの間、エドガーは視線を左右に彷徨わせていたが、やがて何か思いついたようでニヤリと口の端を釣り上げた。
「……逆にチャンスだとは思わないのか?」
「なに?」
冷徹な女王がぴくりと反応し、その様子を好機とみた小説家は一気に畳み掛ける。
「俺は小説家だぞ。しかも、きっとあんたの故郷に行っても評価されること間違いなしのプロだ。そんな俺にとっちゃ、人の気持ちを推測するくらい朝飯前なんだよ」
「何が言いたい?」
「ジオのことさ。あいつは今、絶対に邪魔されたくない用事の最中だ。そうだよな?」
絶対に邪魔されたくない用事――日頃からあまり望みを言わないジオが、珍しく「母に会いたい」と言葉にしたのだ。
それは彼にとっても、そして彼女にとっても特別なものだった。
相手の反応を見て、エドガーは勢いづいて言葉を続ける。
「あいつは物理的にも精神的にも、この爆発を解決することはできない。でも、目が覚めた時にことの顛末を聞いたら、きっと責任を感じるはずだ」
「ま、まぁな……他人のことなど放っておけばいいのに、ジオにはお人好しな部分がある」
「だろう? そこでだ、あいつが起きた時に『ジオが大切な母親に会うのに邪魔はさせない、ルーエ嬢がそう言って人助けに精を出していたぞ』と、俺がそう伝えたら……どう思う?」
「ま、まさか……!」
「そう!」
エドガーは高らかに手を鳴らす。
「きっとあいつはこう考える。『あぁ、ルーエは自分のことを陰ながら支えてくれたんだ』と、『なんてできた嫁なんだ』とな――」
巧みな説得により、ルーエの氷の心は溶けかかっている……どころかドロドロになっている。
目を見開き、なにを想像しているのか頬を紅潮させ、プルプルと震えている。
一瞬のうちに、彼女の脳内には甘い可能性が洪水のように流れ込んでいた。
「……その震えは恐怖ではないだろう?」
「あぁ……これは武者奮いというやつだ……。霊の撃破は断罪者に任せるとして、私は人々を助けることに専念する。そうしてお前や助けられた人々が私の猛々しい様子をジオに伝えれば……ふふ……」
「よし、それじゃあ現場に向かうぞ! これが次回作の山場だ!」
「私の人生の山場でもある! 遅れるなよ!」
1人は100%の自分の欲のために。もう1人は33%の職業病と34%の善意、そして33%の全能感を胸に、それぞれ高笑いしながら館を飛び出す。
「…………」
何事かと、陰ながら2人の会話を聞いていた老婆は、なんとアホらしい会話かと、遠い目をしていた。
「な、なんなんだ!?」
エドガーはよろけ、近場にあったテーブルに抱きつきながらルーエを見上げる。
近頃は霊による事件が多いとはいえ、戦いとは縁のないカルティアの街に、一流の魔術師が放つ全力の一撃に匹敵する爆発が起こるのは不可解だ。
そして、この規模の破壊活動を行えるルーエであれば原因にも心当たりがあるのではないか。
エドガーの閃きは「知らん」という冷たい一言で切り捨てられた。
「だが、おそらくは魔族に近いらしい霊の仕業だろう。大きな出来事というのは、小さな異変が積み重なってできるものだ」
「……他にも何かあるかもしれないが、増えだした霊たちが関係している可能性はある、ということか」
浅く頷くルーエ。
「だったら今すぐに行かなきゃいけないだろう。きっと、ギョタールが戦っているからな」
揺れによって手放してしまったリュックを背負いつつ立ち上がるエドガーだったが、彼と言葉を交わしている魔王からは全くと言っていいほどやる気を感じない。
それもそのはず。ルーエには霊に対する攻撃手段がないのだ。
「ルーエ嬢、自慢じゃないが俺は戦いでは役立たずだ。人の非難くらいなら手伝えるが、ジオが動けない以上、あんたが人肌脱いでくれなきゃ――」
「ならん」
赤の他人からすれば、心臓が凍ってしまうような視線。
だが、いくらエドガーが取るに足らない人間の1人であるにしても、自らの想い人の友人である。
そんな相手に対して絶対零度の視線を向けるには理由があり、エドガーは当然それに心当たりがあった。
「――怖いんだろ?」
「や、やめろっ! こここ怖いわけがないだろう!」
「いや、足が震えてるぞ。生まれたての子鹿もびっくりなレベルでな」
「なにを言っている? これは……そう、これは私が常人の目では追えない速度で動いていることの証明だ」
「……相当間抜けなの、わかってるか?」
「そんなに霊に会いたいなら、今すぐ同じ存在にしてやるぞ?」
いまだに動揺は続いていたが、尊大な態度だけは保ったままだった。
ジオにもエドガーにもバレているが――というより、誰が見ても明らかではあるが――ルーエは霊の類が苦手だった。
いや、もはや苦手という状態ではなかった。
霊という存在がなぜ人々に恐れられることがあるのか、その理由は諸説ある。
たとえば、それが人間の形をしているものの、意思疎通ができないから。外見は見知ったものであるのに、内面は未知で不気味なもので満たされている。だが、カルティアにおける「霊」は人形に限定されていないし、少しばかりの会話もこなすことができる。
次に、説明が難しい現象であるから。どうして果物が木から落ちるのか、どうして魔術が使えるのか、そのような現象には説明がつく。しかし、霊にはいまだに不明な部分が多く、解明されていないものが目の前にいるから肝が冷える。しかし、そもそもこの世界には明かされていない謎は多く存在する。実害で言えばネームドモンスターの方がよっぽど怖いだろう。
彼女をはじめとして、魔族は恐怖に強いはずだった。事実、ルーエは生まれてこの方――アロンであった前世を含めても――ほとんど恐怖を感じたことはない。身近な人の死であっても「あぁ、悲しいが別れが来てしまったのだな」という心持ちから先に進むことはない。
そんなルーエが、攻撃は当たらないにしても、どうして自分より弱い存在に恐怖を抱いているのか。それは、ルーエとアロンをさらに遡った先祖に原因があるのかもしれないし、彼女がジオと出会ったことで、内面に変化が起きたのかもしれないし、誰にも知ることはできない。
だがしかし、ともかく――ルーエは足捌きで埃掃除ができるくらいには、霊を遅れている。
「と、とにかく、だ。私は行かないぞ。どうしてもと言うのなら、お前1人で行けばいい」
「いや、それはだな……」
倒せないにしても、ルーエがいてくれないと解決できない状況はあるはずだ。そんなことはわかりきっている。
だが、目の前で動揺しまくりの女性を動かすことができない。
(なにか、交渉できそうなものはないものか――ルーエ嬢が恐怖に打ち勝てるような……)
しばしの間、エドガーは視線を左右に彷徨わせていたが、やがて何か思いついたようでニヤリと口の端を釣り上げた。
「……逆にチャンスだとは思わないのか?」
「なに?」
冷徹な女王がぴくりと反応し、その様子を好機とみた小説家は一気に畳み掛ける。
「俺は小説家だぞ。しかも、きっとあんたの故郷に行っても評価されること間違いなしのプロだ。そんな俺にとっちゃ、人の気持ちを推測するくらい朝飯前なんだよ」
「何が言いたい?」
「ジオのことさ。あいつは今、絶対に邪魔されたくない用事の最中だ。そうだよな?」
絶対に邪魔されたくない用事――日頃からあまり望みを言わないジオが、珍しく「母に会いたい」と言葉にしたのだ。
それは彼にとっても、そして彼女にとっても特別なものだった。
相手の反応を見て、エドガーは勢いづいて言葉を続ける。
「あいつは物理的にも精神的にも、この爆発を解決することはできない。でも、目が覚めた時にことの顛末を聞いたら、きっと責任を感じるはずだ」
「ま、まぁな……他人のことなど放っておけばいいのに、ジオにはお人好しな部分がある」
「だろう? そこでだ、あいつが起きた時に『ジオが大切な母親に会うのに邪魔はさせない、ルーエ嬢がそう言って人助けに精を出していたぞ』と、俺がそう伝えたら……どう思う?」
「ま、まさか……!」
「そう!」
エドガーは高らかに手を鳴らす。
「きっとあいつはこう考える。『あぁ、ルーエは自分のことを陰ながら支えてくれたんだ』と、『なんてできた嫁なんだ』とな――」
巧みな説得により、ルーエの氷の心は溶けかかっている……どころかドロドロになっている。
目を見開き、なにを想像しているのか頬を紅潮させ、プルプルと震えている。
一瞬のうちに、彼女の脳内には甘い可能性が洪水のように流れ込んでいた。
「……その震えは恐怖ではないだろう?」
「あぁ……これは武者奮いというやつだ……。霊の撃破は断罪者に任せるとして、私は人々を助けることに専念する。そうしてお前や助けられた人々が私の猛々しい様子をジオに伝えれば……ふふ……」
「よし、それじゃあ現場に向かうぞ! これが次回作の山場だ!」
「私の人生の山場でもある! 遅れるなよ!」
1人は100%の自分の欲のために。もう1人は33%の職業病と34%の善意、そして33%の全能感を胸に、それぞれ高笑いしながら館を飛び出す。
「…………」
何事かと、陰ながら2人の会話を聞いていた老婆は、なんとアホらしい会話かと、遠い目をしていた。
0
お気に入りに追加
911
あなたにおすすめの小説
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
追放もの悪役勇者に転生したんだけど、パーティの荷物持ちが雑魚すぎるから追放したい。ざまぁフラグは勘違いした主人公補正で無自覚回避します
月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
ファンタジー
ざまぁフラグなんて知りません!勘違いした勇者の無双冒険譚
ごく一般的なサラリーマンである主人公は、ある日、異世界に転生してしまう。
しかし、転生したのは「パーティー追放もの」の小説の世界。
なんと、追放して【ざまぁされる予定】の、【悪役勇者】に転生してしまったのだった!
このままだと、ざまぁされてしまうが――とはならず。
なんと主人公は、最近のWeb小説をあまり読んでおらず……。
自分のことを、「勇者なんだから、当然主人公だろ?」と、勝手に主人公だと勘違いしてしまったのだった!
本来の主人公である【荷物持ち】を追放してしまう勇者。
しかし、自分のことを主人公だと信じて疑わない彼は、無自覚に、主人公ムーブで【ざまぁフラグを回避】していくのであった。
本来の主人公が出会うはずだったヒロインと、先に出会ってしまい……。
本来は主人公が覚醒するはずだった【真の勇者の力】にも目覚めてしまい……。
思い込みの力で、主人公補正を自分のものにしていく勇者!
ざまぁフラグなんて知りません!
これは、自分のことを主人公だと信じて疑わない、勘違いした勇者の無双冒険譚。
・本来の主人公は荷物持ち
・主人公は追放する側の勇者に転生
・ざまぁフラグを無自覚回避して無双するお話です
・パーティー追放ものの逆側の話
※カクヨム、ハーメルンにて掲載
令和日本では五十代、異世界では十代、この二つの人生を生きていきます。
越路遼介
ファンタジー
篠永俊樹、五十四歳は三十年以上務めた消防士を早期退職し、日本一周の旅に出た。失敗の人生を振り返っていた彼は東尋坊で不思議な老爺と出会い、歳の離れた友人となる。老爺はその後に他界するも、俊樹に手紙を残してあった。老爺は言った。『儂はセイラシアという世界で魔王で、勇者に討たれたあと魔王の記憶を持ったまま日本に転生した』と。信じがたい思いを秘めつつ俊樹は手紙にあった通り、老爺の自宅物置の扉に合言葉と同時に開けると、そこには見たこともない大草原が広がっていた。
大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
聖女やめます……タダ働きは嫌!友達作ります!冒険者なります!お金稼ぎます!ちゃっかり世界も救います!
さくしゃ
ファンタジー
職業「聖女」としてお勤めに忙殺されるクミ
祈りに始まり、一日中治療、時にはドラゴン討伐……しかし、全てタダ働き!
も……もう嫌だぁ!
半狂乱の最強聖女は冒険者となり、軟禁生活では味わえなかった生活を知りはっちゃける!
時には、不労所得、冒険者業、アルバイトで稼ぐ!
大金持ちにもなっていき、世界も救いまーす。
色んなキャラ出しまくりぃ!
カクヨムでも掲載チュッ
⚠︎この物語は全てフィクションです。
⚠︎現実では絶対にマネはしないでください!
異世界に転生したら?(改)
まさ
ファンタジー
事故で死んでしまった主人公のマサムネ(奥田 政宗)は41歳、独身、彼女無し、最近の楽しみと言えば、従兄弟から借りて読んだラノベにハマり、今ではアパートの部屋に数十冊の『転生』系小説、通称『ラノベ』がところ狭しと重なっていた。
そして今日も残業の帰り道、脳内で転生したら、あーしよ、こーしよと現実逃避よろしくで想像しながら歩いていた。
物語はまさに、その時に起きる!
横断歩道を歩き目的他のアパートまで、もうすぐ、、、だったのに居眠り運転のトラックに轢かれ、意識を失った。
そして再び意識を取り戻した時、目の前に女神がいた。
◇
5年前の作品の改稿板になります。
少し(?)年数があって文章がおかしい所があるかもですが、素人の作品。
生暖かい目で見て下されば幸いです。
病原菌鑑定スキルを極めたら神ポーション出来ちゃいました
夢幻の翼
ファンタジー
【錬金調薬師が治癒魔法士に劣るとは言わせない!】
病を治す錬金調薬師の家系に生まれた私(サクラ)はとある事情から家を出て行った父に代わり工房を切り盛りしていた。
季節は巡り、また流行り風邪の季節になるとポーション作成の依頼は急増し、とてもではないが未熟な私では捌ききれない依頼が舞い込む事になる。
必死になって調薬するも終わらない依頼についに体調を崩してしまった。
帰らない父、終わらない依頼。
そして猛威を振るう凶悪な流行り風邪に私はどう立ち向かえば良いのか?
そして、私の作った神ポーションで誰を救う事が出来たのか?
異世界なんて救ってやらねぇ
千三屋きつね
ファンタジー
勇者として招喚されたおっさんが、折角強くなれたんだから思うまま自由に生きる第二の人生譚(第一部)
想定とは違う形だが、野望を実現しつつある元勇者イタミ・ヒデオ。
結構強くなったし、油断したつもりも無いのだが、ある日……。
色んな意味で変わって行く、元おっさんの異世界人生(第二部)
期せずして、世界を救った元勇者イタミ・ヒデオ。
平和な生活に戻ったものの、魔導士としての知的好奇心に終わりは無く、新たなる未踏の世界、高圧の海の底へと潜る事に。
果たして、そこには意外な存在が待ち受けていて……。
その後、運命の刻を迎えて本当に変わってしまう元おっさんの、ついに終わる異世界人生(第三部)
【小説家になろうへ投稿したものを、アルファポリスとカクヨムに転載。】
【第五巻第三章より、アルファポリスに投稿したものを、小説家になろうとカクヨムに転載。】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる