真実と嘘

五話 出発

七月二十五日
午前８時頃

青木「おはようございます！」

全員「おはようございます！」

全員が揃ったので、軽い出発式のようなものを済ませた。

青木「それではバスの中に挨拶をして！乗って下さい。」

全員「はーい」

バスは左右二席ずつあり、一番後ろは五席になっている。親と先生は後ろの方に座り、真ん中に生徒、前の方に荷物となった。親は、世間話や、子供の自慢などの話を始めた。

その間生徒は生徒で話をしたり、ゲームをしたりしていた。伝言ゲームの恋愛編（ルルからスタートの）では「俺は、お前が男だとしても愛し続ける！」という、男子が隣同士なことを良いことに二人はBLごっこをやらされていた…。また、他には全員で秘密を書き箱に入れて一つ取り出し誰の物か、当てるゲームなどもやった。

そんな事をしてる間に二時間がたった。

午前十時頃

泊まる予定の旅館に到着した。部屋は親と先生での大部屋、女子の大部屋、その隣に少し小さめの男子の部屋になった。女子と男子の部屋は間に障子があり開ければ繋がって一つの部屋にできるようになっていた。また、生徒と親・先生との部屋の間には通路があるため音も響きにくいだろう。

それぞれの部屋に荷物を置いて、旅館を後にした。