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第2話/バーメントの英雄
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『魔女はいるよ。なぜなら魔女に対抗するために魔王は国を大きくしてるからさ』
おばあちゃんはあんなことを言っていたが、なんでこの国は襲われてないんだろう。どちらにせよ、魔王と魔女は倒さなければ。
_翌日、僕は装備と食料の調達にでかけた。
この国に来るまでに魔物と戦いすぎて、剣がボロボロになった。町の武器屋は小さいけど、種類が豊富でいいものだけを揃えてる、って感じだ。辺りは斧や弓や剣でいっぱいだ。その中でも一際目を引く剣があった。
銘:魔剣/トリガー
オド:50000
値:50アーロ(1アーロ=¥10000)
説明:なし
オドが、50000…
普通の人のオドが5000程で、その値が高ければ高いほど技の練度、魔法の威力、免疫力などが上がる。魔力の全てと言っても過言では無い。オドが10000もいけば強い方だ。それが、50000。性能の割に安すぎる。
買うしかない…とも思ったが、ギルドに所属していないためお金が無い。今持っているお金は今まで貯めてあった僕のおじさんとおばさんから貰った旅費だ。この4年は野宿をしたりして節約してたけどそろそろ底をつきそうだ。
僕は10ユーリ(1ユーリ=¥100)のナイフを手に武器屋を後にした。
次に食料だ。この町の食料は安くて美味い。大量に買っても70ユーリに収まった。
_宿に戻って食料を詰め込んでいると、外から大きな音がした。窓から外を見ると、町の方が燃えていた。
町の方に近づくにつれて雄叫びが聞こえてきた。
邪龍
鋭利な爪や牙を持ち、大きな翼で空を飛び、口から炎や毒の息を吐く。蛇やトカゲのような体をしており、翼がないものもいる。しかしそのどれしもに共通するのが、人々の危険を脅かし、巨大な体をしているということだ。
ヴァイアナ童話より『天駆ける邪龍』著:不明
父の手紙に書かれていたおとぎ話を思い出した。これは獣人族に伝わる話で、人々はこの脅威に敵わなかったらしい。
みんな怯えて逃げている。町は壊滅的な状態だ。
だけど、ここには僕がいる
人差し指と中指、そして親指を立ててドラゴンに向ける
あいつのオドは20000ってとこか
_オド10000使用、炎属性/爆裂魔法『エクリプス:ソレイユ』
狙いを定めて…ここか
「ばーん!」
爆音と共にドラゴンの体に穴が空いた。傷からは炎が燃えだし、ドラゴンを蝕んでいく。この程度じゃ、やつはしなない。そこで!
"ユニーク:クリティカル"発動
指を鳴らすと、ドラゴンの体は吹っ飛んだ。僕のユニーク:クリティカルは、与えたダメージに、相手にとって致命傷になるダメージを追加で付与するスキルだ。相手に元から大きなダメージを与えておけば、簡単に倒せる。
目の前にドラゴンの頭が降ってきた。跳ねた血が顔に着く。
「あっつ!!!」
ドラゴンの血は熱かった。
僕は町のみんなから祝福された。熱さなんてものは忘れていた。一文無しでも、僕は冒険者としての腕はあるんだぜ。
_後日、僕はヴァイアナ帝国のお城に呼び出された。
……怒られる、?どうしよう死刑とかになったら。いや、住民助けたしゴホービとかもらえる?
そんなことを考えていると、ヴァイアナの皇帝が現れた。
「今回は人命救助、感謝する。エドガー、と言ったな。お主の父上にも世話になった。良ければ、ギルドに入るといい。お主は無所属だそうだからな。それに、お礼をさせて欲しい。」
冒険者になりたての頃はギルドというものがわからず、そのままここまできてしまったが、ここで入るのも悪くない。
「いいんですか?お礼なんていいのですが…」
少し"お礼"とやらにわくわくしているが。
「あの、"永遠なる 邪龍"を倒してしまうとは。お主はバーメントの英雄だ。良ければこの国を魔王から守る勇者としても活躍して欲しい。」
どっちにしろ戦う相手だ。覚悟を決めた。
「もちろんです。」
_またその後日、ギルドの登録をしに来た。
『手工業ギルド』『商業ギルド』『ハンターギルド』
様々な窓口が並ぶ。
『冒険者ギルド』
あった。扉を勢い良く開け、中に入る。中は酒場のような雰囲気で、とても賑わっていた。窓口の横には掲示板があり、様々なクエストの情報が貼ってある。
綺麗なエルフのお姉さんが受付をしていた。
「ギルド・タグのご提示お願いします。」
首にかけていたギルド・タグをお姉さんに渡した。
"ノエル・エドガー/人間
職業:SSクラス 冒険者/勇者
出身:ベリシア王国/南区/ムート町
所属:ベリシア王国/冒険者組合
オド:30000
ユニーク:レジスト、クリティカル"
「ありがとうございました。こちらが新しいギルド・タグになります。」
SSクラス…思ったよりランクが上だった。
「"永遠なる 邪龍"がSクラスですので、討伐者はそのひとつ上のランク、SSクラスになります。ドラゴンの報酬と、皇帝様からの"お礼"は、隣の報酬窓口にてお受け取りください。」
そういえば"お礼"ってなんなんだろう。
報酬窓口で、ギルド・タグを見せると、奥から報酬が持ってこられた。
「こちらが報酬になります。」
報酬
"永遠なる 邪龍の装備"一式
"500アーロ"
そして、
"魔剣/トリガー"
欲しかったやつだ!!!期待以上の報酬だ。これがお礼か。そのお礼に仲間がついてればもっと良かったんだけど。魔王や魔女に対抗するためには力強い仲間が欲しい。そんなことを思った矢先、
「おい、お前!!!!!」
聞き覚えのある声だ。もしかして…
「僕ですか、?」
「そう、お前だよ!お前めちゃくちゃ強かったんだな!!!」
もしかしなくても『酒場』の店主のハーピーだった。
「お前、私と冒険者やる気はないか?」
待っていた言葉だった。
「え、でもなんで僕と?」
「仲間が欲しいって顔に書いてあんぞ?それにお前みたいな強いやつ、ずっと待ってたからな!」
これも、お礼か、?
「皇帝に言われて来たのか?」
「いや?私はお前と組みたくて来た。」
仲間の報酬は期待できなそうだ。
「ていうか、まだお互いのこと何も知らないけど…」
「ああ!これが私のギルド・タグだ。」
"シェル・ネルキリア/鳥人族
職業:Sクラス 冒険者/店主
出身:ヴァイアナ帝国/西区/バーメント町
所属:ヴァイアナ帝国/冒険者組合
オド:15000
ユニーク:ヒット アンド アウェイ、ガスト・モウメント"
「「よろしくな!!!」」
第2話/バーメントの英雄
おばあちゃんはあんなことを言っていたが、なんでこの国は襲われてないんだろう。どちらにせよ、魔王と魔女は倒さなければ。
_翌日、僕は装備と食料の調達にでかけた。
この国に来るまでに魔物と戦いすぎて、剣がボロボロになった。町の武器屋は小さいけど、種類が豊富でいいものだけを揃えてる、って感じだ。辺りは斧や弓や剣でいっぱいだ。その中でも一際目を引く剣があった。
銘:魔剣/トリガー
オド:50000
値:50アーロ(1アーロ=¥10000)
説明:なし
オドが、50000…
普通の人のオドが5000程で、その値が高ければ高いほど技の練度、魔法の威力、免疫力などが上がる。魔力の全てと言っても過言では無い。オドが10000もいけば強い方だ。それが、50000。性能の割に安すぎる。
買うしかない…とも思ったが、ギルドに所属していないためお金が無い。今持っているお金は今まで貯めてあった僕のおじさんとおばさんから貰った旅費だ。この4年は野宿をしたりして節約してたけどそろそろ底をつきそうだ。
僕は10ユーリ(1ユーリ=¥100)のナイフを手に武器屋を後にした。
次に食料だ。この町の食料は安くて美味い。大量に買っても70ユーリに収まった。
_宿に戻って食料を詰め込んでいると、外から大きな音がした。窓から外を見ると、町の方が燃えていた。
町の方に近づくにつれて雄叫びが聞こえてきた。
邪龍
鋭利な爪や牙を持ち、大きな翼で空を飛び、口から炎や毒の息を吐く。蛇やトカゲのような体をしており、翼がないものもいる。しかしそのどれしもに共通するのが、人々の危険を脅かし、巨大な体をしているということだ。
ヴァイアナ童話より『天駆ける邪龍』著:不明
父の手紙に書かれていたおとぎ話を思い出した。これは獣人族に伝わる話で、人々はこの脅威に敵わなかったらしい。
みんな怯えて逃げている。町は壊滅的な状態だ。
だけど、ここには僕がいる
人差し指と中指、そして親指を立ててドラゴンに向ける
あいつのオドは20000ってとこか
_オド10000使用、炎属性/爆裂魔法『エクリプス:ソレイユ』
狙いを定めて…ここか
「ばーん!」
爆音と共にドラゴンの体に穴が空いた。傷からは炎が燃えだし、ドラゴンを蝕んでいく。この程度じゃ、やつはしなない。そこで!
"ユニーク:クリティカル"発動
指を鳴らすと、ドラゴンの体は吹っ飛んだ。僕のユニーク:クリティカルは、与えたダメージに、相手にとって致命傷になるダメージを追加で付与するスキルだ。相手に元から大きなダメージを与えておけば、簡単に倒せる。
目の前にドラゴンの頭が降ってきた。跳ねた血が顔に着く。
「あっつ!!!」
ドラゴンの血は熱かった。
僕は町のみんなから祝福された。熱さなんてものは忘れていた。一文無しでも、僕は冒険者としての腕はあるんだぜ。
_後日、僕はヴァイアナ帝国のお城に呼び出された。
……怒られる、?どうしよう死刑とかになったら。いや、住民助けたしゴホービとかもらえる?
そんなことを考えていると、ヴァイアナの皇帝が現れた。
「今回は人命救助、感謝する。エドガー、と言ったな。お主の父上にも世話になった。良ければ、ギルドに入るといい。お主は無所属だそうだからな。それに、お礼をさせて欲しい。」
冒険者になりたての頃はギルドというものがわからず、そのままここまできてしまったが、ここで入るのも悪くない。
「いいんですか?お礼なんていいのですが…」
少し"お礼"とやらにわくわくしているが。
「あの、"永遠なる 邪龍"を倒してしまうとは。お主はバーメントの英雄だ。良ければこの国を魔王から守る勇者としても活躍して欲しい。」
どっちにしろ戦う相手だ。覚悟を決めた。
「もちろんです。」
_またその後日、ギルドの登録をしに来た。
『手工業ギルド』『商業ギルド』『ハンターギルド』
様々な窓口が並ぶ。
『冒険者ギルド』
あった。扉を勢い良く開け、中に入る。中は酒場のような雰囲気で、とても賑わっていた。窓口の横には掲示板があり、様々なクエストの情報が貼ってある。
綺麗なエルフのお姉さんが受付をしていた。
「ギルド・タグのご提示お願いします。」
首にかけていたギルド・タグをお姉さんに渡した。
"ノエル・エドガー/人間
職業:SSクラス 冒険者/勇者
出身:ベリシア王国/南区/ムート町
所属:ベリシア王国/冒険者組合
オド:30000
ユニーク:レジスト、クリティカル"
「ありがとうございました。こちらが新しいギルド・タグになります。」
SSクラス…思ったよりランクが上だった。
「"永遠なる 邪龍"がSクラスですので、討伐者はそのひとつ上のランク、SSクラスになります。ドラゴンの報酬と、皇帝様からの"お礼"は、隣の報酬窓口にてお受け取りください。」
そういえば"お礼"ってなんなんだろう。
報酬窓口で、ギルド・タグを見せると、奥から報酬が持ってこられた。
「こちらが報酬になります。」
報酬
"永遠なる 邪龍の装備"一式
"500アーロ"
そして、
"魔剣/トリガー"
欲しかったやつだ!!!期待以上の報酬だ。これがお礼か。そのお礼に仲間がついてればもっと良かったんだけど。魔王や魔女に対抗するためには力強い仲間が欲しい。そんなことを思った矢先、
「おい、お前!!!!!」
聞き覚えのある声だ。もしかして…
「僕ですか、?」
「そう、お前だよ!お前めちゃくちゃ強かったんだな!!!」
もしかしなくても『酒場』の店主のハーピーだった。
「お前、私と冒険者やる気はないか?」
待っていた言葉だった。
「え、でもなんで僕と?」
「仲間が欲しいって顔に書いてあんぞ?それにお前みたいな強いやつ、ずっと待ってたからな!」
これも、お礼か、?
「皇帝に言われて来たのか?」
「いや?私はお前と組みたくて来た。」
仲間の報酬は期待できなそうだ。
「ていうか、まだお互いのこと何も知らないけど…」
「ああ!これが私のギルド・タグだ。」
"シェル・ネルキリア/鳥人族
職業:Sクラス 冒険者/店主
出身:ヴァイアナ帝国/西区/バーメント町
所属:ヴァイアナ帝国/冒険者組合
オド:15000
ユニーク:ヒット アンド アウェイ、ガスト・モウメント"
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