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33 空き巣被害のマダム
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「うわー! こりゃ派手にやられたね! あーあー、キャビネットの引き出しぜーんぶ出されてる、写実紙立てもなぎ倒されてる、酷いなあー、クローゼットの中身も出されてるじゃない、服が山積み! 結構長時間ここに居たっぽいねえ。あーそんで二階が進入経路か、うわもったいな! 綺麗な硝子が粉々じゃない!」
うちの衛兵隊長は被害者が何か言う前に、先に喋ってしまうことがわりとある。
どうやら空き巣に入られた。連絡が来て駆けつけたところ、散々な有り様だった。二階建ての戸建て住宅。場所が王都なので少々手狭な家ではあるが、施主の拘りを感じるモダンな外観だ。商店街から離れている、閑静な住宅街の一角。
被害者はお年を召した女性。ここで一人暮らしをされている。商店街にある喫茶店で友達とお茶を楽しみ会話に花を咲かせたあと、帰ってきたら大惨事。恐ろしくなり外へ出て、近所の方に通信魔道具を貸してもらったと言っていた。
「マダムは犯人を見かけたりはしなかった? あーよかった、それ正解。家がヤバいと思ったら即外に出る。これ絶対ね。もしマダムが帰ってきたときに犯人が、まだ中にいたとするじゃない。飛び出して突き飛ばしてくるかもしれないし、最悪口封じに殺されるとかあり得るから。実際あるから」
サンダーの本当にあった怖い事件の話を聞いて、マダムはさあっと顔色を変えた。彼女はパニックに陥り咄嗟に飛び出してしまったわけだが、結果それで良かったわけだ。
「ほら、お宅は塀が高いじゃない? これ一度入ったら中見えないから、何しててもわかんないわけ。あと庭木の手入れがされてない。業者さんは呼ばないの? あー、前まではね、そうか。せっかく綺麗なお家だからさ、呼べるなら呼んでやってもらいなよ。こういうの放置すると塀と同じで中が見えにくくなるし、油断してるって思われる」
自分で庭木の手入れをするのが趣味でもあったマダムは最近、肩の調子を悪くしていた。やろうやろうと思っているうちに、犯人に目をつけられたのだ。
「あー。これだ、これこれ。緑のカーテン。これ、蔓を這わせる土台が梯子じゃない。ここからあそこに登ったね。それで、ガシャーン。二階を荒らし、一階を荒らし、外に出た。ねーマダム、近所で外壁の塗り直ししてるじゃない、あれいつから? 三日前? じゃあそのあたりに下見してたな。作業着で。それでここ登ってたら工事かな、って思われるだろうね!」
サンダーの連射発言をひたすら黙って聞いていたマダムは小声で『下郎め……』と呟いた。案外、思考は過激派……いや、しっかりされていてなによりだ。
空き巣は進入経路の七割が窓である。塀と屋根が近すぎたり、登れる木があったり、倉庫や厩が近距離に隣接していたりすると、そこから登って進入するのだ。
対策としては基本的に面格子の取り付けを勧めているが、お金に余裕があれば防犯魔道具を取り付けるのも有効だ。外から入ろうとする者を痺れさせて撃ち落とすものである。
この痺れは魔術師でもなければなかなか取れない。犯人が倒れている間にあっさりと捕縛できる優れものだ。鳥なんかも無差別に撃ち落とされるので、それはちょっと可哀想だが。
応援の衛兵たちが犯人の足形などを記録している間、私たちは写実魔道具を使い撮影をした。あとは盗られた物の確認である。現金である銀貨は計三十枚。金貨にすると三枚だ。それがないことが判明した。
「マダム、通帳とか権利書とか、そういう類のものはないの? 現金だけにしてはちょっと少ない気がするんだけど?」
サンダーがそう一声かけたとき、マダムは黙ってある一室へ向かった。膨大な量の書籍で埋め尽くされた本棚。その中の一冊をスッと指で抜いた。中にはなんと。
「……わーお。さっすがマダム、抜かりない。いくら食い詰めた泥棒さんでも、この量の本を一冊ずつ検分する気にはならないな。大事な財産、アタマ使って守んないとね」
かつて浮き名を流した美女であったのだろう。目を細めた美しいマダムは、当時の面影を匂わせるように妖艶な笑みを浮かべた。
──────
「あれ、マリウスさん? 偶然ですね!」
「えーっと……カルヴィンさん? どうされました、こんなところで」
先に引き継ぎが終わったためひとりで歩いている途中、塀にもたれて立っていた男に声をかけられた。カルヴィンさん。以前、道に迷っていた彼を駅まで送ったことがある。
「また迷っちゃって。この辺あまり知らないんですよね」
「まあ、駅や商店街は道が真っ直ぐですけど、この辺は住宅が多いですから。行き止まりとかよくありますよね」
「この辺に食事処はないですか? 歩き続けてたらお腹空いちゃって。良かったら一緒に食べません?」
「そうですね、えーと……」
私は守衛地を出る寸前で『先に蟹座亭行っといて! あとで追いつくから!』と、勝手に約束を取り付けてきた濃青の目の男を思い出した。
「蟹座亭ってとこがあるんですが、うちの隊……」
「じゃあそこにしましょう! ああ、寒いしお腹が空いたー! マリウスさん、制服も素敵ですけどその服もよく似合ってますね。どこで買われたんですか? お買い物はひとりで行かれます?」
外は日差しがあれど風が冷たい。身体が冷え切ってしまったのだろう、時折声を震わせているカルヴィンさんと話しながら歩いた。
えーと確か以前は、駅まで彼を送ってあげた。でも途中でサンダーが割り込んできて。あれ? これって、同席させるとまずいんじゃ。そのとき二人とも、若干不機嫌だったような。
そうだ、そのあとサンダーが言っていた。カルヴィンさんは私のことを見ていたと。しまった、今更思い出した。私にはそんな記憶がないから、全然ピンと来なかった。
しかし本当に寒そうだ。何も食べていないなら余計辛いだろう。いや、でもな。どうしよう。
「マリちゃーん!!」
振り返ったらサンダーが遠くに見えた。走ってくる。全速力で。夜勤明けなのに凄いなあいつ。
「はあ、疲れた! 間に合った! はあ、お待たせー!」
「……どうも。前は案内していただいてありがとうございました。これからマリウスさんと食事に行くんですが、彼に何かご用でしたか?」
「……あー、ごめんなさいね。その約束は俺が先。ねえマリちゃん」
「あ、ああ、そうだな。すみませんカルヴィンさん、実は──」
「そうなんですね。じゃ、また次回誘います。それでは──」
「ねえお兄さん。あなた随分寒そうだね。顔色が悪いよ。ここでずっと立ってたの?」
「いえ、迷ったんですよ。どうやら僕は方向音痴で。歩き通しで疲れました」
「だったらもっと身体は温まってるはずだよね。今の時期、風は冷たいけど動くと暑いよ。しかもあなた、随分と厚着だし」
出たよ職業病、と思いはしたが、カルヴィンさんの視線が若干揺れたのを私も見た。後ろめたいことがあると人はこうなる。特に嘘をついていると。
「忘れちゃった? 我々は衛兵。そんで俺は隊長ね。部下を守る義務がある。ま、もうすぐ俺の奥さんにするから部下じゃなくなるけどさ。じゃあね、迷子のお兄さん!」
もう誰も口を挟めない。私もである。竹に油を塗るどころか油缶ごとぶちまけるレベルの弁舌でそう言い切ったサンダーは、勝手に私の肩を抱いてさっさと歩き出してしまった。
全台詞に突っ込みたいが、気まずくて口が動かせなかった。何が気まずいって衛兵のくせに、不審者疑惑のある彼に思いっきり油断したこと。二つ目の借りを作ってしまったこともだ。
「悪い……サンダー。でもさ、その、もうちょっと他に言い方……」
「こういうのはさ! 先に対策しとかないと泥棒されちゃうからね! あっそうだ。俺今日、泥棒貝のソテーにしよ。マリちゃんは?」
ぐいっと抱き寄せられ、奴の黒髪が頬に触れた。色が乗った蒼い瞳が私の姿を映している。夜勤明けなのになあ。借りの返却期限は今日中かあ。
うちの衛兵隊長は被害者が何か言う前に、先に喋ってしまうことがわりとある。
どうやら空き巣に入られた。連絡が来て駆けつけたところ、散々な有り様だった。二階建ての戸建て住宅。場所が王都なので少々手狭な家ではあるが、施主の拘りを感じるモダンな外観だ。商店街から離れている、閑静な住宅街の一角。
被害者はお年を召した女性。ここで一人暮らしをされている。商店街にある喫茶店で友達とお茶を楽しみ会話に花を咲かせたあと、帰ってきたら大惨事。恐ろしくなり外へ出て、近所の方に通信魔道具を貸してもらったと言っていた。
「マダムは犯人を見かけたりはしなかった? あーよかった、それ正解。家がヤバいと思ったら即外に出る。これ絶対ね。もしマダムが帰ってきたときに犯人が、まだ中にいたとするじゃない。飛び出して突き飛ばしてくるかもしれないし、最悪口封じに殺されるとかあり得るから。実際あるから」
サンダーの本当にあった怖い事件の話を聞いて、マダムはさあっと顔色を変えた。彼女はパニックに陥り咄嗟に飛び出してしまったわけだが、結果それで良かったわけだ。
「ほら、お宅は塀が高いじゃない? これ一度入ったら中見えないから、何しててもわかんないわけ。あと庭木の手入れがされてない。業者さんは呼ばないの? あー、前まではね、そうか。せっかく綺麗なお家だからさ、呼べるなら呼んでやってもらいなよ。こういうの放置すると塀と同じで中が見えにくくなるし、油断してるって思われる」
自分で庭木の手入れをするのが趣味でもあったマダムは最近、肩の調子を悪くしていた。やろうやろうと思っているうちに、犯人に目をつけられたのだ。
「あー。これだ、これこれ。緑のカーテン。これ、蔓を這わせる土台が梯子じゃない。ここからあそこに登ったね。それで、ガシャーン。二階を荒らし、一階を荒らし、外に出た。ねーマダム、近所で外壁の塗り直ししてるじゃない、あれいつから? 三日前? じゃあそのあたりに下見してたな。作業着で。それでここ登ってたら工事かな、って思われるだろうね!」
サンダーの連射発言をひたすら黙って聞いていたマダムは小声で『下郎め……』と呟いた。案外、思考は過激派……いや、しっかりされていてなによりだ。
空き巣は進入経路の七割が窓である。塀と屋根が近すぎたり、登れる木があったり、倉庫や厩が近距離に隣接していたりすると、そこから登って進入するのだ。
対策としては基本的に面格子の取り付けを勧めているが、お金に余裕があれば防犯魔道具を取り付けるのも有効だ。外から入ろうとする者を痺れさせて撃ち落とすものである。
この痺れは魔術師でもなければなかなか取れない。犯人が倒れている間にあっさりと捕縛できる優れものだ。鳥なんかも無差別に撃ち落とされるので、それはちょっと可哀想だが。
応援の衛兵たちが犯人の足形などを記録している間、私たちは写実魔道具を使い撮影をした。あとは盗られた物の確認である。現金である銀貨は計三十枚。金貨にすると三枚だ。それがないことが判明した。
「マダム、通帳とか権利書とか、そういう類のものはないの? 現金だけにしてはちょっと少ない気がするんだけど?」
サンダーがそう一声かけたとき、マダムは黙ってある一室へ向かった。膨大な量の書籍で埋め尽くされた本棚。その中の一冊をスッと指で抜いた。中にはなんと。
「……わーお。さっすがマダム、抜かりない。いくら食い詰めた泥棒さんでも、この量の本を一冊ずつ検分する気にはならないな。大事な財産、アタマ使って守んないとね」
かつて浮き名を流した美女であったのだろう。目を細めた美しいマダムは、当時の面影を匂わせるように妖艶な笑みを浮かべた。
──────
「あれ、マリウスさん? 偶然ですね!」
「えーっと……カルヴィンさん? どうされました、こんなところで」
先に引き継ぎが終わったためひとりで歩いている途中、塀にもたれて立っていた男に声をかけられた。カルヴィンさん。以前、道に迷っていた彼を駅まで送ったことがある。
「また迷っちゃって。この辺あまり知らないんですよね」
「まあ、駅や商店街は道が真っ直ぐですけど、この辺は住宅が多いですから。行き止まりとかよくありますよね」
「この辺に食事処はないですか? 歩き続けてたらお腹空いちゃって。良かったら一緒に食べません?」
「そうですね、えーと……」
私は守衛地を出る寸前で『先に蟹座亭行っといて! あとで追いつくから!』と、勝手に約束を取り付けてきた濃青の目の男を思い出した。
「蟹座亭ってとこがあるんですが、うちの隊……」
「じゃあそこにしましょう! ああ、寒いしお腹が空いたー! マリウスさん、制服も素敵ですけどその服もよく似合ってますね。どこで買われたんですか? お買い物はひとりで行かれます?」
外は日差しがあれど風が冷たい。身体が冷え切ってしまったのだろう、時折声を震わせているカルヴィンさんと話しながら歩いた。
えーと確か以前は、駅まで彼を送ってあげた。でも途中でサンダーが割り込んできて。あれ? これって、同席させるとまずいんじゃ。そのとき二人とも、若干不機嫌だったような。
そうだ、そのあとサンダーが言っていた。カルヴィンさんは私のことを見ていたと。しまった、今更思い出した。私にはそんな記憶がないから、全然ピンと来なかった。
しかし本当に寒そうだ。何も食べていないなら余計辛いだろう。いや、でもな。どうしよう。
「マリちゃーん!!」
振り返ったらサンダーが遠くに見えた。走ってくる。全速力で。夜勤明けなのに凄いなあいつ。
「はあ、疲れた! 間に合った! はあ、お待たせー!」
「……どうも。前は案内していただいてありがとうございました。これからマリウスさんと食事に行くんですが、彼に何かご用でしたか?」
「……あー、ごめんなさいね。その約束は俺が先。ねえマリちゃん」
「あ、ああ、そうだな。すみませんカルヴィンさん、実は──」
「そうなんですね。じゃ、また次回誘います。それでは──」
「ねえお兄さん。あなた随分寒そうだね。顔色が悪いよ。ここでずっと立ってたの?」
「いえ、迷ったんですよ。どうやら僕は方向音痴で。歩き通しで疲れました」
「だったらもっと身体は温まってるはずだよね。今の時期、風は冷たいけど動くと暑いよ。しかもあなた、随分と厚着だし」
出たよ職業病、と思いはしたが、カルヴィンさんの視線が若干揺れたのを私も見た。後ろめたいことがあると人はこうなる。特に嘘をついていると。
「忘れちゃった? 我々は衛兵。そんで俺は隊長ね。部下を守る義務がある。ま、もうすぐ俺の奥さんにするから部下じゃなくなるけどさ。じゃあね、迷子のお兄さん!」
もう誰も口を挟めない。私もである。竹に油を塗るどころか油缶ごとぶちまけるレベルの弁舌でそう言い切ったサンダーは、勝手に私の肩を抱いてさっさと歩き出してしまった。
全台詞に突っ込みたいが、気まずくて口が動かせなかった。何が気まずいって衛兵のくせに、不審者疑惑のある彼に思いっきり油断したこと。二つ目の借りを作ってしまったこともだ。
「悪い……サンダー。でもさ、その、もうちょっと他に言い方……」
「こういうのはさ! 先に対策しとかないと泥棒されちゃうからね! あっそうだ。俺今日、泥棒貝のソテーにしよ。マリちゃんは?」
ぐいっと抱き寄せられ、奴の黒髪が頬に触れた。色が乗った蒼い瞳が私の姿を映している。夜勤明けなのになあ。借りの返却期限は今日中かあ。
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