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4 赤馬の御者、黒馬の御者
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「はーい、そうそう、とりあえずこっち側に寄ってくれる? どっちも怪我ない? 治療師さん呼ぶ? えっとー、こっちの赤馬のお兄さんがこっちの黒馬のお兄さんにぶつかったんだよね? 違うの? あー赤馬のお兄さんはこっちで一旦話聞くから。大丈夫だよーなるべく早く終わらせたいでしょ? 身分証って何かある? 営業証は?」
あれから丸一日以上経ったのに、まだ酒が残っている気がする。
節制したつもりだったのだ。でもあの海豚停の料理が美味くて。酒も美味くて。
ただの遊べる居酒屋じゃなかった。いいところだった。さすがお喋り魔獣、オススメのお店を人から聞き出す技術にも長けていた。
「あー相手方は確かに停めちゃいけないとこに停めてたよね。うんうん。でもねー、こういうときはぶつけた側が悪くなるんだわ。そーだよねーちょっと理不尽だなーと思うのはわかる! でもねー停まってる馬車にぶつけちゃったのは事実なわけよ。だよね? でも怪我なくて良かったじゃない。怪我してたら仕事できなくなっちゃうし、相手方に怪我させてたらこれ捕縛だよ。捕縛。その点良かったと思うよー?」
黒馬の御者に話を聞きながら、こういう事故が起こりやすいからここは停車してはならないのだ、捕縛の罪を重ねながらも違反金や見舞金の支払いから逃げる輩もいるから気をつけるようにと話した。
────────
結局また呑みすぎたのだ。明日休みだからって。
自分でちゃんと歩いていた気はする。私は顔に出ない質なのだ。迷惑はかけていないはず。でも着いたところが基地ではあったが、部屋が違っていた。
あれ、と思ったときには遅かった。
私はなぜ同じ失敗を冒してしまったのか。考えても美味い料理と酒のせいとしか思えない。その店を決めたのはサンダーだった。もう全部あいつのせいだ。
なぜ私なのだ、たまたま横にいたからか、お前の趣味はどうなっているのだ、他に相手はいないのか。
こういう悪事を思いつくのはいつなのか、酒を呑むといつもこうなるのか、記憶がどこまであるのかと聞きたいことは山ほどあるのに、気持ちいい行為をすることしか考えていない目で私を見るこの男。
私が何を言いかけても、何も聞こえていないかのように好き勝手に手をかけてきやがる。
何度もこんなことをした覚えはないが、前より明らかに手際が良い。妙な甘ったるいピリピリした感触は、素早く四肢へ伝わり、容赦なく中心をむずむず、ずくずくと刺激し始めるようになってしまった。
一旦回路を通した魔道具のように、スムーズに流れていくこれはまさか、魔力なのだろうか。聞いたことだけはある。
しかし家に魔力がある者はいない。いや魔力なんて誰にでもあるが、それを生業にできるほどの保持者がいないということだ。
私にも当然魔力の芽生える兆候などは見られなかった。検査も受けていないくらいだ。
こいつはどうなのだろう。もし魔力であったなら、私にはろくな器がないのにこんなに流して大丈夫なのだろうか。
突然体勢を変えられ、横向きに抱きかかえられた。耳元で『声聞こえちゃうから』と囁かれ、ごつい掌で口を覆われた。指で撫でながら、奴の片手が胸に伸びてくる。
あ、これ、あれだ。勝手に頭の中で流れ出した。まだ右も左もわからず、広すぎる学園内を迷子になっていたとき。真新しい制服を着ていた新入生のときに、廊下で見てしまったあの衝撃映像。
あの後はどうしたんだったか。音を立てないように逃げ去った気がする。学園は軍人養成所を兼ねている。だから学園が外からいくら瀟洒な建物に見えていたとしても、内部は通常の校舎より不便な要塞なのだ。そこを散々迷って歩いて、寮に着いたんだ。確か。
それから…、ああ、自分の下半身に手を出してしまったんだった。だって、どう収めろというのだ。まだ若いときに、あんなもん見せられて。
「マリちゃん」
──過去から一気に引き戻され、ハッとした。顔に熱が集まったのが自分でもわかった。
「ん……!!うう、ううん、んっ…!」
「気持ちいい? 白いのいっぱい勝手に出てきてるけど」
これは自分が興奮することなのだ。嫌でもしてしまうことなのだ。でもそれを誰にも気づかれたくなかった。
でも、そんなのどうでもいいような気がしてきた。だってそんなこと、きにしたって……。
どうせきもちよく、なっちゃうんだから、しかたないし……。
『ちょっと待ってね』と言ってサンダーは何か上の方に手を伸ばした。息が詰まっていた私は大きく呼吸をし続けるので精一杯だった。辛い。酸欠になってしまう。
「ひっ! なに……!?」
「ここの奥に気持ちいいところがあるから。多分今のと比べもんになんないよ」
──いや…、もう充分なんだが。
散々な状態になった陰茎を優しく掴まれ、肩が跳ねた。人体のたった一部だがまるで全身捕縛である。そこを掴まれるともう何もできない。
「声出ちゃうだろうけど、自分で抑えてて。気づかれちゃったら困るでしょ」
「ふっ……、んっ………、んっ……」
「魔道具買おうかな。だってあれ便利じゃない? 例えばさ、部屋に誰かが泊まったとするよ。そいつが寝てる間に真横でこういうことしてても気づかれないんだよ。お互いの声とか音は聞こえるのにさ。そいつの近くで、俺が襲いかかっても、マリちゃんが喘いでても、ヤれるわけ。好きなだけ。ただ目を覚ましちゃうとバレちゃうから、遮認魔道具の方でもいいよね。目の前で脚開いてようがチンコ扱こうがわかんないんだよ。めちゃくちゃ見たいわそれ」
真横でこういうことしてても。目の前で。
前も後ろもにちゃにちゃといやらしい音を立てさせながら、よく動く奴の口からふしだら極まりない単語が零れ落ちる。それをどんどん自分の耳に注がれ、また熱に浮かされたようになってしまった。
これはおそらく、私が何で興奮するのか試されている。物理的な急所を掴まれ、心理的な弱点を探られているのだ。
まんまと反応しているんだから、あの魔薬を運んでいた御者と私は同じだ。何も変わりがないじゃないか。
お前、仕事の技術をこんなところで使うんじゃねえよ。どんどん捕縛率上げやがって。
涼しい顔して、なんでもないような顔して、あっさり出世しやがって。このやろう。
あれから丸一日以上経ったのに、まだ酒が残っている気がする。
節制したつもりだったのだ。でもあの海豚停の料理が美味くて。酒も美味くて。
ただの遊べる居酒屋じゃなかった。いいところだった。さすがお喋り魔獣、オススメのお店を人から聞き出す技術にも長けていた。
「あー相手方は確かに停めちゃいけないとこに停めてたよね。うんうん。でもねー、こういうときはぶつけた側が悪くなるんだわ。そーだよねーちょっと理不尽だなーと思うのはわかる! でもねー停まってる馬車にぶつけちゃったのは事実なわけよ。だよね? でも怪我なくて良かったじゃない。怪我してたら仕事できなくなっちゃうし、相手方に怪我させてたらこれ捕縛だよ。捕縛。その点良かったと思うよー?」
黒馬の御者に話を聞きながら、こういう事故が起こりやすいからここは停車してはならないのだ、捕縛の罪を重ねながらも違反金や見舞金の支払いから逃げる輩もいるから気をつけるようにと話した。
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結局また呑みすぎたのだ。明日休みだからって。
自分でちゃんと歩いていた気はする。私は顔に出ない質なのだ。迷惑はかけていないはず。でも着いたところが基地ではあったが、部屋が違っていた。
あれ、と思ったときには遅かった。
私はなぜ同じ失敗を冒してしまったのか。考えても美味い料理と酒のせいとしか思えない。その店を決めたのはサンダーだった。もう全部あいつのせいだ。
なぜ私なのだ、たまたま横にいたからか、お前の趣味はどうなっているのだ、他に相手はいないのか。
こういう悪事を思いつくのはいつなのか、酒を呑むといつもこうなるのか、記憶がどこまであるのかと聞きたいことは山ほどあるのに、気持ちいい行為をすることしか考えていない目で私を見るこの男。
私が何を言いかけても、何も聞こえていないかのように好き勝手に手をかけてきやがる。
何度もこんなことをした覚えはないが、前より明らかに手際が良い。妙な甘ったるいピリピリした感触は、素早く四肢へ伝わり、容赦なく中心をむずむず、ずくずくと刺激し始めるようになってしまった。
一旦回路を通した魔道具のように、スムーズに流れていくこれはまさか、魔力なのだろうか。聞いたことだけはある。
しかし家に魔力がある者はいない。いや魔力なんて誰にでもあるが、それを生業にできるほどの保持者がいないということだ。
私にも当然魔力の芽生える兆候などは見られなかった。検査も受けていないくらいだ。
こいつはどうなのだろう。もし魔力であったなら、私にはろくな器がないのにこんなに流して大丈夫なのだろうか。
突然体勢を変えられ、横向きに抱きかかえられた。耳元で『声聞こえちゃうから』と囁かれ、ごつい掌で口を覆われた。指で撫でながら、奴の片手が胸に伸びてくる。
あ、これ、あれだ。勝手に頭の中で流れ出した。まだ右も左もわからず、広すぎる学園内を迷子になっていたとき。真新しい制服を着ていた新入生のときに、廊下で見てしまったあの衝撃映像。
あの後はどうしたんだったか。音を立てないように逃げ去った気がする。学園は軍人養成所を兼ねている。だから学園が外からいくら瀟洒な建物に見えていたとしても、内部は通常の校舎より不便な要塞なのだ。そこを散々迷って歩いて、寮に着いたんだ。確か。
それから…、ああ、自分の下半身に手を出してしまったんだった。だって、どう収めろというのだ。まだ若いときに、あんなもん見せられて。
「マリちゃん」
──過去から一気に引き戻され、ハッとした。顔に熱が集まったのが自分でもわかった。
「ん……!!うう、ううん、んっ…!」
「気持ちいい? 白いのいっぱい勝手に出てきてるけど」
これは自分が興奮することなのだ。嫌でもしてしまうことなのだ。でもそれを誰にも気づかれたくなかった。
でも、そんなのどうでもいいような気がしてきた。だってそんなこと、きにしたって……。
どうせきもちよく、なっちゃうんだから、しかたないし……。
『ちょっと待ってね』と言ってサンダーは何か上の方に手を伸ばした。息が詰まっていた私は大きく呼吸をし続けるので精一杯だった。辛い。酸欠になってしまう。
「ひっ! なに……!?」
「ここの奥に気持ちいいところがあるから。多分今のと比べもんになんないよ」
──いや…、もう充分なんだが。
散々な状態になった陰茎を優しく掴まれ、肩が跳ねた。人体のたった一部だがまるで全身捕縛である。そこを掴まれるともう何もできない。
「声出ちゃうだろうけど、自分で抑えてて。気づかれちゃったら困るでしょ」
「ふっ……、んっ………、んっ……」
「魔道具買おうかな。だってあれ便利じゃない? 例えばさ、部屋に誰かが泊まったとするよ。そいつが寝てる間に真横でこういうことしてても気づかれないんだよ。お互いの声とか音は聞こえるのにさ。そいつの近くで、俺が襲いかかっても、マリちゃんが喘いでても、ヤれるわけ。好きなだけ。ただ目を覚ましちゃうとバレちゃうから、遮認魔道具の方でもいいよね。目の前で脚開いてようがチンコ扱こうがわかんないんだよ。めちゃくちゃ見たいわそれ」
真横でこういうことしてても。目の前で。
前も後ろもにちゃにちゃといやらしい音を立てさせながら、よく動く奴の口からふしだら極まりない単語が零れ落ちる。それをどんどん自分の耳に注がれ、また熱に浮かされたようになってしまった。
これはおそらく、私が何で興奮するのか試されている。物理的な急所を掴まれ、心理的な弱点を探られているのだ。
まんまと反応しているんだから、あの魔薬を運んでいた御者と私は同じだ。何も変わりがないじゃないか。
お前、仕事の技術をこんなところで使うんじゃねえよ。どんどん捕縛率上げやがって。
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