14 / 14
14 真の男のなかにはひとりの子供が隠れている。この子供が遊びたがるのだ
しおりを挟む
遠慮がちにいいですか、と言いながら潤んだ目をしてワガママを言っていたあの子を返してほしい。あの子をどこへやったのだ。艶のある黒髪を揺らして、目の端や頬を赤く染めて、上目遣いで僕を見ていたあの子は。
「ここにいるけど。俺がリカルド・ワイエルシュトラスですが?」
「誰だよ! 家名が違うじゃないか、あっ、んむ…………っそれダメ、ずるいっ」
「俺は一旦離籍してるから。作り直した。王様がそれでいいんじゃないって。ほら、脚閉じないで」
「ふ、フランクな……、んっ……くそう、上手いな……君ほんと上達したね……」
「レオさんのここに挿れたくて、何度も何度も想像したからね。客を全員レオさんだと思ってやった。いい練習になったよ。ただ細かく分析してると人の身体の個人差がよく見えてくるから萎えそうになったけどね。そこは自慢の記憶力で補った。思わず突っ込んじゃったときの鮮明な記憶でね」
「お、お客さんを練習台に……、それに突っ込んじゃった、じゃないよ、強姦だよっ、あんなのっ」
リカルドは学習意欲が凄かった。彼は学園に入る前からこうだったらしい。これは何だ、どうなるのだと気になったら止まらない。邸の広い庭や噴水なんかを利用して、家庭教師の魔術師からまだ教わっていないはずの危険な実技を予習と称して繰り返していたそうだ。よく命があったな。
「強姦とか、興奮すること言わないでよ。あーでもこれもそうかな。出資者だからって自分が雇った店主を脱がして脚を広げて犯してる。でもいいんだよね。出資者になったらねって言ったもんね、レオさんが。じゃあ合意だね」
「いやっ、そ、それはっ……でもっ……あっ!! あっあっあっ、あっ、」
「でも、じゃないよ。そもそも出資者になる前からもう何度もシたじゃないか……はあ、これからレオさんの性欲を管理するのは俺なんだ。楽しみだなあ。明日、結婚証明書提出しに行くから。わかった? ほら、言って、わかった?」
「わっ…わかっ…、ん、あ、あっ…………!! わかった! わかっ…あ!!」
頭の回転がいいからか、行動も早い。学園で身につけられることは大体先回りしていたので、卒業相当の学力はあるらしい。『あとは免許取りに行くだけ』と言っていた。仕事上、箔がつくから取りに行くと。そんな、忘れ物を取りに行くみたいな気軽さで。
「良さそうな相手がいたら、キスなんかをしてる最中に魔力をめいっぱい流してみろって先輩が言ってたのも思い出した。無意識に実行してたんだな。ラベルの剥がれた記憶の引き出しに入ってたらしい」
「せ、先輩…なんてことを……あっ、それ無理! 無理いい! ああっ、あん! あん!」
触れたときに稲妻のような衝撃が走る。どうにも目で追ってしまう。いい匂いがする気がする。どうにかして触りたい。そういったやけに気になる相手に口づけ、閨に引きずり込むことに成功したら。学園では勉強以外のことも覚えてきてしまったらしい。
「俺は落馬したとき欠線した。魔力回路の分断だ。完全に千切れはしないが糸一本で繋がってるような状態。これを治すには外から来る別の魔力が必要だが、ある程度相性が良くないと駄目だ。馴染みが悪い。治療院で治してはもらったが、あと一押しが必要だった。で、俺にとっての極上の魔力はあなたが持っていたわけ」
「ぼ、僕、学園行ってないから理解が……っ、あ、あ、もう、そこ揉まないで、リカルド、リカルドくんっ」
汗で髪を張り付かせ、完全に据わった目をしているのに、彼の口だけは理路整然と言葉を紡ぎ続ける。口ごもったり、拗ねた子供のようなことばかり言っていたあの子とはまるで別人だった。
その知らない男が触れてくるたびにピリピリと走る何か。背中が反って太股が痙攣する。全身が性感体になってしまい、休みたくても身体がそれを許してくれない。
「ゆ、夕方にはアーロンと会うんでしょ、体力使い切っちゃうよ、ね? もう休もう、ほら書類とか、しっかり作らなきゃいけないんでしょ。ね? ……リカルド?」
「……あいつの名前出さないでくれる。そうだ、何回ヤったか俺聞いたよね。答えてもらってねえなあ。なあレオさん、何回ヤって何回イったの。教えて、ほら」
「えっ……あ、あ、あ、あ! わ、わかんな、ごめ、だって、だって、…っんあ!! ああ!! ゆるして、ゆるして、ごめんなさいいい!!」
手を変え品を変え体位を変え、リカルドはお店で覚えたことを思いっきり僕に試した。ここまでやるお客さんは記憶を浚えどいなかった。貸切に出来るのはお金持ちのご年配ばかりだったし、少し若い人が相手のときは時間制限があったからだ。ここまで気持ちいいこともなかった。魔力の多い魔術師のお客さんともこんなことにはならなかった。
「…すげえ。ベットベトのテッカテカじゃん。挿れるたび前から後ろから出てくるよ。わかる? ごめんねレオさん、これ見てたら永久に興奮しちゃう。興奮の永久機関」
「ん、…あ、…わかんな、…わかんないよお、時間、遅れちゃうよお…、あ…、あ…、」
唇が腫れるほど吸われ、余すところなく全身を舐められ、指を舐られ首を噛まれ、しつこく乳首を弄られて引っ張られたと思ったら腰を掴まれて打ちつけられ、脚を持たれてひっくり返され。またのし掛かられ。
何度も絶頂を迎え、頭を真っ白にさせられ、火花を見て、ふと気づくとまた男の腕の中にいる。あのね、僕はね、君より年を取っているんだ。君とは基礎体力が違うんだよ。体力は年を取るごとにゆるい坂道状じゃなくて、階段状にガクンと落ちていくんだよ。知らないだろ。これだから若者は。
何度出したかわからない。リカルドは長く息を吐いて僕を腕に乗せ寝転んだ。終わったらしい。約束の時間まであと二時間。余裕を持って出られるように調整していたな。しかしベッドに連れ込まれたときは確か午前中で…逆算したくない。
「どうするの。僕はもう歩けないよ。明日の役所は延期だね」
「馬車を呼ぶから問題ない。窓口まで抱えていくさ」
「やめてください。杖をついても歩いて行く」
「ええ? 俺に縋りなよ。その方が可愛いじゃない」
「何がだよ。君はあんなに可愛かったのに…返してよ僕のリカルドくんを」
「ぶはっ、可愛いと思ってくれてたの。そりゃ嬉しいな」
「そうだよ。おめめうるうるさせてさぁ、ちょっともじもじしながら何か言いたげにしてるのとか、ほんとすっごく可愛いかった。もう一回やってみてよ」
リカルドは手を胸の辺りに置いて、何かを思い出すような顔をして停止した。…………長いな。
「駄目だ。思い出せない。ご愁傷様。かつてのリカルドは死んだ」
「リカルド…いい子だったのに……」
リカルドは遠い目をする僕に目線を寄越し、わはは、と鋭い犬歯を見せて豪快に笑っていた。
────────────────────
周回遅れでほとんど歩いている子をがんばれー!と応援してるうちにどんどんペースを上げてきて、ラリアットされたかと思ったら誘拐されていた系小説をここまで読んでくださりありがとう!美しいお嬢さん!
そのうちまた何か出すからね!ん?もういいって?ノンノン、いけないよーお嬢さん。私、拉致監禁犯になっちゃうよー。
衛兵さんこっちです、と叫びたくなったお嬢さんはエールと、お気に入りユーザー登録お願いしまーす!愛してるよ!またねー!
「ここにいるけど。俺がリカルド・ワイエルシュトラスですが?」
「誰だよ! 家名が違うじゃないか、あっ、んむ…………っそれダメ、ずるいっ」
「俺は一旦離籍してるから。作り直した。王様がそれでいいんじゃないって。ほら、脚閉じないで」
「ふ、フランクな……、んっ……くそう、上手いな……君ほんと上達したね……」
「レオさんのここに挿れたくて、何度も何度も想像したからね。客を全員レオさんだと思ってやった。いい練習になったよ。ただ細かく分析してると人の身体の個人差がよく見えてくるから萎えそうになったけどね。そこは自慢の記憶力で補った。思わず突っ込んじゃったときの鮮明な記憶でね」
「お、お客さんを練習台に……、それに突っ込んじゃった、じゃないよ、強姦だよっ、あんなのっ」
リカルドは学習意欲が凄かった。彼は学園に入る前からこうだったらしい。これは何だ、どうなるのだと気になったら止まらない。邸の広い庭や噴水なんかを利用して、家庭教師の魔術師からまだ教わっていないはずの危険な実技を予習と称して繰り返していたそうだ。よく命があったな。
「強姦とか、興奮すること言わないでよ。あーでもこれもそうかな。出資者だからって自分が雇った店主を脱がして脚を広げて犯してる。でもいいんだよね。出資者になったらねって言ったもんね、レオさんが。じゃあ合意だね」
「いやっ、そ、それはっ……でもっ……あっ!! あっあっあっ、あっ、」
「でも、じゃないよ。そもそも出資者になる前からもう何度もシたじゃないか……はあ、これからレオさんの性欲を管理するのは俺なんだ。楽しみだなあ。明日、結婚証明書提出しに行くから。わかった? ほら、言って、わかった?」
「わっ…わかっ…、ん、あ、あっ…………!! わかった! わかっ…あ!!」
頭の回転がいいからか、行動も早い。学園で身につけられることは大体先回りしていたので、卒業相当の学力はあるらしい。『あとは免許取りに行くだけ』と言っていた。仕事上、箔がつくから取りに行くと。そんな、忘れ物を取りに行くみたいな気軽さで。
「良さそうな相手がいたら、キスなんかをしてる最中に魔力をめいっぱい流してみろって先輩が言ってたのも思い出した。無意識に実行してたんだな。ラベルの剥がれた記憶の引き出しに入ってたらしい」
「せ、先輩…なんてことを……あっ、それ無理! 無理いい! ああっ、あん! あん!」
触れたときに稲妻のような衝撃が走る。どうにも目で追ってしまう。いい匂いがする気がする。どうにかして触りたい。そういったやけに気になる相手に口づけ、閨に引きずり込むことに成功したら。学園では勉強以外のことも覚えてきてしまったらしい。
「俺は落馬したとき欠線した。魔力回路の分断だ。完全に千切れはしないが糸一本で繋がってるような状態。これを治すには外から来る別の魔力が必要だが、ある程度相性が良くないと駄目だ。馴染みが悪い。治療院で治してはもらったが、あと一押しが必要だった。で、俺にとっての極上の魔力はあなたが持っていたわけ」
「ぼ、僕、学園行ってないから理解が……っ、あ、あ、もう、そこ揉まないで、リカルド、リカルドくんっ」
汗で髪を張り付かせ、完全に据わった目をしているのに、彼の口だけは理路整然と言葉を紡ぎ続ける。口ごもったり、拗ねた子供のようなことばかり言っていたあの子とはまるで別人だった。
その知らない男が触れてくるたびにピリピリと走る何か。背中が反って太股が痙攣する。全身が性感体になってしまい、休みたくても身体がそれを許してくれない。
「ゆ、夕方にはアーロンと会うんでしょ、体力使い切っちゃうよ、ね? もう休もう、ほら書類とか、しっかり作らなきゃいけないんでしょ。ね? ……リカルド?」
「……あいつの名前出さないでくれる。そうだ、何回ヤったか俺聞いたよね。答えてもらってねえなあ。なあレオさん、何回ヤって何回イったの。教えて、ほら」
「えっ……あ、あ、あ、あ! わ、わかんな、ごめ、だって、だって、…っんあ!! ああ!! ゆるして、ゆるして、ごめんなさいいい!!」
手を変え品を変え体位を変え、リカルドはお店で覚えたことを思いっきり僕に試した。ここまでやるお客さんは記憶を浚えどいなかった。貸切に出来るのはお金持ちのご年配ばかりだったし、少し若い人が相手のときは時間制限があったからだ。ここまで気持ちいいこともなかった。魔力の多い魔術師のお客さんともこんなことにはならなかった。
「…すげえ。ベットベトのテッカテカじゃん。挿れるたび前から後ろから出てくるよ。わかる? ごめんねレオさん、これ見てたら永久に興奮しちゃう。興奮の永久機関」
「ん、…あ、…わかんな、…わかんないよお、時間、遅れちゃうよお…、あ…、あ…、」
唇が腫れるほど吸われ、余すところなく全身を舐められ、指を舐られ首を噛まれ、しつこく乳首を弄られて引っ張られたと思ったら腰を掴まれて打ちつけられ、脚を持たれてひっくり返され。またのし掛かられ。
何度も絶頂を迎え、頭を真っ白にさせられ、火花を見て、ふと気づくとまた男の腕の中にいる。あのね、僕はね、君より年を取っているんだ。君とは基礎体力が違うんだよ。体力は年を取るごとにゆるい坂道状じゃなくて、階段状にガクンと落ちていくんだよ。知らないだろ。これだから若者は。
何度出したかわからない。リカルドは長く息を吐いて僕を腕に乗せ寝転んだ。終わったらしい。約束の時間まであと二時間。余裕を持って出られるように調整していたな。しかしベッドに連れ込まれたときは確か午前中で…逆算したくない。
「どうするの。僕はもう歩けないよ。明日の役所は延期だね」
「馬車を呼ぶから問題ない。窓口まで抱えていくさ」
「やめてください。杖をついても歩いて行く」
「ええ? 俺に縋りなよ。その方が可愛いじゃない」
「何がだよ。君はあんなに可愛かったのに…返してよ僕のリカルドくんを」
「ぶはっ、可愛いと思ってくれてたの。そりゃ嬉しいな」
「そうだよ。おめめうるうるさせてさぁ、ちょっともじもじしながら何か言いたげにしてるのとか、ほんとすっごく可愛いかった。もう一回やってみてよ」
リカルドは手を胸の辺りに置いて、何かを思い出すような顔をして停止した。…………長いな。
「駄目だ。思い出せない。ご愁傷様。かつてのリカルドは死んだ」
「リカルド…いい子だったのに……」
リカルドは遠い目をする僕に目線を寄越し、わはは、と鋭い犬歯を見せて豪快に笑っていた。
────────────────────
周回遅れでほとんど歩いている子をがんばれー!と応援してるうちにどんどんペースを上げてきて、ラリアットされたかと思ったら誘拐されていた系小説をここまで読んでくださりありがとう!美しいお嬢さん!
そのうちまた何か出すからね!ん?もういいって?ノンノン、いけないよーお嬢さん。私、拉致監禁犯になっちゃうよー。
衛兵さんこっちです、と叫びたくなったお嬢さんはエールと、お気に入りユーザー登録お願いしまーす!愛してるよ!またねー!
12
お気に入りに追加
254
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(2件)
あなたにおすすめの小説

婚約破棄したら隊長(♂)に愛をささやかれました
ヒンメル
BL
フロナディア王国デルヴィーニュ公爵家嫡男ライオネル・デルヴィーニュ。
愛しの恋人(♀)と婚約するため、親に決められた婚約を破棄しようとしたら、荒くれ者の集まる北の砦へ一年間行かされることに……。そこで人生を変える出会いが訪れる。
*****************
「国王陛下は婚約破棄された令嬢に愛をささやく(https://www.alphapolis.co.jp/novel/221439569/703283996)」の番外編です。ライオネルと北の砦の隊長の後日談ですが、BL色が強くなる予定のため独立させてます。単体でも分かるように書いたつもりですが、本編を読んでいただいた方がわかりやすいと思います。
※「国王陛下は婚約破棄された令嬢に愛をささやく」の他の番外編よりBL色が強い話になりました(特に第八話)ので、苦手な方は回避してください。
※完結済にした後も読んでいただいてありがとうございます。
評価やブックマーク登録をして頂けて嬉しいです。
※小説家になろう様でも公開中です。
異世界転生した俺の婚約相手が、王太子殿下(♂)なんて嘘だろう?! 〜全力で婚約破棄を目指した結果。
みこと。
BL
気づいたら、知らないイケメンから心配されていた──。
事故から目覚めた俺は、なんと侯爵家の次男に異世界転生していた。
婚約者がいると聞き喜んだら、相手は王太子殿下だという。
いくら同性婚ありの国とはいえ、なんでどうしてそうなってんの? このままじゃ俺が嫁入りすることに?
速やかな婚約解消を目指し、可愛い女の子を求めたのに、ご令嬢から貰ったクッキーは仕込みありで、とんでも案件を引き起こす!
てんやわんやな未来や、いかに!?
明るく仕上げた短編です。気軽に楽しんで貰えたら嬉しいです♪
※同タイトルの簡易版を「小説家になろう」様でも掲載しています。

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。
【完結】愛執 ~愛されたい子供を拾って溺愛したのは邪神でした~
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
BL
「なんだ、お前。鎖で繋がれてるのかよ! ひでぇな」
洞窟の神殿に鎖で繋がれた子供は、愛情も温もりも知らずに育った。
子供が欲しかったのは、自分を抱き締めてくれる腕――誰も与えてくれない温もりをくれたのは、人間ではなくて邪神。人間に害をなすとされた破壊神は、純粋な子供に絆され、子供に名をつけて溺愛し始める。
人のフリを長く続けたが愛情を理解できなかった破壊神と、初めての愛情を貪欲に欲しがる物知らぬ子供。愛を知らぬ者同士が徐々に惹かれ合う、ひたすら甘くて切ない恋物語。
「僕ね、セティのこと大好きだよ」
【注意事項】BL、R15、性的描写あり(※印)
【重複投稿】アルファポリス、カクヨム、小説家になろう、エブリスタ
【完結】2021/9/13
※2020/11/01 エブリスタ BLカテゴリー6位
※2021/09/09 エブリスタ、BLカテゴリー2位
【短編】乙女ゲームの攻略対象者に転生した俺の、意外な結末。
桜月夜
BL
前世で妹がハマってた乙女ゲームに転生したイリウスは、自分が前世の記憶を思い出したことを幼馴染みで専属騎士のディールに打ち明けた。そこから、なぜか婚約者に対する恋愛感情の有無を聞かれ……。
思い付いた話を一気に書いたので、不自然な箇所があるかもしれませんが、広い心でお読みください。

田舎育ちの天然令息、姉様の嫌がった婚約を押し付けられるも同性との婚約に困惑。その上性別は絶対バレちゃいけないのに、即行でバレた!?
下菊みこと
BL
髪色が呪われた黒であったことから両親から疎まれ、隠居した父方の祖父母のいる田舎で育ったアリスティア・ベレニス・カサンドル。カサンドル侯爵家のご令息として恥ずかしくない教養を祖父母の教えの元身につけた…のだが、農作業の手伝いの方が貴族として過ごすより好き。
そんなアリスティア十八歳に急な婚約が持ち上がった。アリスティアの双子の姉、アナイス・セレスト・カサンドル。アリスティアとは違い金の御髪の彼女は侯爵家で大変かわいがられていた。そんなアナイスに、とある同盟国の公爵家の当主との婚約が持ちかけられたのだが、アナイスは婿を取ってカサンドル家を継ぎたいからと男であるアリスティアに婚約を押し付けてしまう。アリスティアとアナイスは髪色以外は見た目がそっくりで、アリスティアは田舎に引っ込んでいたためいけてしまった。
アリスは自分の性別がバレたらどうなるか、また自分の呪われた黒を見て相手はどう思うかと心配になった。そして顔合わせすることになったが、なんと公爵家の執事長に性別が即行でバレた。
公爵家には公爵と歳の離れた腹違いの弟がいる。前公爵の正妻との唯一の子である。公爵は、正当な継承権を持つ正妻の息子があまりにも幼く家を継げないため、妾腹でありながら爵位を継承したのだ。なので公爵の後を継ぐのはこの弟と決まっている。そのため公爵に必要なのは同盟国の有力貴族との縁のみ。嫁が子供を産む必要はない。
アリスティアが男であることがバレたら捨てられると思いきや、公爵の弟に懐かれたアリスティアは公爵に「家同士の婚姻という事実だけがあれば良い」と言われてそのまま公爵家で暮らすことになる。
一方婚約者、二十五歳のクロヴィス・シリル・ドナシアンは嫁に来たのが男で困惑。しかし可愛い弟と仲良くなるのが早かったのと弟について黙って結婚しようとしていた負い目でアリスティアを追い出す気になれず婚約を結ぶことに。
これはそんなクロヴィスとアリスティアが少しずつ近づいていき、本物の夫婦になるまでの記録である。
小説家になろう様でも2023年 03月07日 15時11分から投稿しています。

親友と同時に死んで異世界転生したけど立場が違いすぎてお嫁さんにされちゃった話
gina
BL
親友と同時に死んで異世界転生したけど、
立場が違いすぎてお嫁さんにされちゃった話です。
タイトルそのままですみません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
チョロインもといヒロインがいい塩梅にチョロくてこりゃあ可愛がりたくなるじゃろうてと言う気分で読ませていただきました!
リカルドくんを落っことした飛馬は途中で賄いになった個体とは別ですかね?さらっと復讐的なやつなのかなと笑
何にせよ愛でてよし食べてよしとはまさに鳥であり馬であるなぁと人でなしな事を感じました
私、鳥も馬も好きなんですよ!この書き方じゃ信憑性ゼロですが
次回作も楽しみにしてます!今回も読ませて頂きありがとうございました!!
ありがとう美しいお嬢さん!確かにチョロい。だが書いててほんと楽しいです笑
落馬の馬と食べた馬は別馬…いや、何も考えていませんでした!!(大声)
一応ポルシェ〜それ以上の価格設定なんですが、報復で食らったってことにしてもクレイジーでいいですね。金持ち怖、みたいなね。
鳥さんが好き、ってことはつまり私が好き、と同義ですね!(違う)
またいらしてくださいね!お待ちしてまーす!
清田いい鳥様のヒロイン(?)ちゃん達は、いつもせっせせっせと健気に一生懸命フラグを立てて本当に可愛いですね。
そしてスパダリさん達がしっかりその旗を回収して優しく美味しくいただいていくお約束が流れるようにスムーズで、もぉ本当に素晴らしいなと思っています(*^_^*)
後書きも毎回楽しみにしてます。
あとサブタイの最後を格言にして、ガッチガッチに外堀埋めて逃げらんないよう囲い込んだスパダリさん達の執着を、なんかいい話風にごまかしてある所もめっちゃ好きです☆
次作も楽しみにしてます。
ありがとう美しいお嬢さん!可愛いのはあなただよ!
いやあコメントに母性を感じるなあ。ちょっと膝貸してもらえませんか。ついでに耳かきしていただけたらまたいい話書ける気がするなぁ〜(何歳だよ)
ふふ、ごまかしに気づかれましたか。ヒロインちゃんの『そういう話じゃなくない!?』の副音声を拾っていただき感無量です。是非また見てね!お待ちしてまーす!