1 / 10
転生してしまった。
しおりを挟む「あぁ、疲れた~!」
そう仕事が終わった私は伸びをしながら、思わず口に出す。
今、私はいわゆるブラック企業の中の部屋の小さな座り心地の悪い椅子に座っている。私が働いている会社は超の付くブラック企業で、しかも大赤字だ。
「なんで、こんなに社員に働かせてるってのに、この会社はお金がないの~!」
と叫んだ私の目の下にはくまができている。なぜ、私は面接に受かったからといってこの会社を選んだのだろうか、、、
そう後悔してももう遅い。次、給料を貰ったら即辞職させてもらおう。
そう固く決心して私は「はぁあ~」と盛大な溜め息を漏らす。
まぁ、とりあえず仕事が終わったんだから。と、家に帰ろうとしたときだった。
ふと目眩がして…
「あれ?」
頭が働、かな、い。
「流石に、4、徹はキツ、かったかn」
───あれ?知らない天井?病院…にしてはちょっとおかしいような…
わぁ綺麗な人…私を見て微笑んでる…って、なんで知らない人がそんな顔するのよ!何?どういうこと?
はぁ、とりあえず起きるか~ってあれ?起き上がれない。
てか、手ちっさ!なにこれどうなってんの? だっだれか!起こして!
「うぁ~あぁ~」あれ‥しゃっ喋れない?!あれ?どうなって…てか赤ん坊ぽい声だったような…
これってもしかして、小説とかでよくある「転生」じゃないよね?
0
お気に入りに追加
23
あなたにおすすめの小説

5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。


もう尽くして耐えるのは辞めます!!
月居 結深
恋愛
国のために決められた婚約者。私は彼のことが好きだったけど、彼が恋したのは第二皇女殿下。振り向いて欲しくて努力したけど、無駄だったみたい。
婚約者に蔑ろにされて、それを令嬢達に蔑まれて。もう耐えられない。私は我慢してきた。国のため、身を粉にしてきた。
こんなにも報われないのなら、自由になってもいいでしょう?
小説家になろうの方でも公開しています。
2024/08/27
なろうと合わせるために、ちょこちょこいじりました。大筋は変わっていません。

わたしを捨てた騎士様の末路
夜桜
恋愛
令嬢エレナは、騎士フレンと婚約を交わしていた。
ある日、フレンはエレナに婚約破棄を言い渡す。その意外な理由にエレナは冷静に対処した。フレンの行動は全て筒抜けだったのだ。
※連載

記憶がないなら私は……
しがと
恋愛
ずっと好きでようやく付き合えた彼が記憶を無くしてしまった。しかも私のことだけ。そして彼は以前好きだった女性に私の目の前で抱きついてしまう。もう諦めなければいけない、と彼のことを忘れる決意をしたが……。 *全4話

家出したとある辺境夫人の話
あゆみノワ@書籍『完全別居の契約婚〜』
恋愛
『突然ではございますが、私はあなたと離縁し、このお屋敷を去ることにいたしました』
これは、一通の置き手紙からはじまった一組の心通わぬ夫婦のお語。
※ちゃんとハッピーエンドです。ただし、主人公にとっては。
※他サイトでも掲載します。

断罪される一年前に時間を戻せたので、もう愛しません
天宮有
恋愛
侯爵令嬢の私ルリサは、元婚約者のゼノラス王子に断罪されて処刑が決まる。
私はゼノラスの命令を聞いていただけなのに、捨てられてしまったようだ。
処刑される前日、私は今まで試せなかった時間を戻す魔法を使う。
魔法は成功して一年前に戻ったから、私はゼノラスを許しません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる