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その日の放課後、俺は各役員の親衛隊隊長・副隊長を親衛隊のサロンに呼び出した。
「この度、時期外れの転校生が来たことはみなさんご存じかと思う。そしてその転校生の案内。補助として生徒会の方々が学園長より直々に任命された。これから各隊長・副隊長のみなさんには直属の親衛隊員の統率をお願いしたい」
そう、我々親衛隊は対象者に恙無く学園生活をおくってもらうべく結成されている。
故に亜蓮のこれからを考えると制裁などがなく役員にもこれまで通り生活してもらわねばならない
しかし各役員の親衛隊会則は統一されているわけではないので、各々の会則に乗っ取り統率をとらなければならない。
「その転校生ですが、会長の幼馴染みと聞きました。蓮見、それはあなたもということですか?」
副会長親衛隊隊長望月からの質問に俺は
「そうです。初等部まで会長とともに過ごしていた。」
「今回の転校生への容認ともとれる発言ですけど、私たちは自分の対象者に害が及ぶようであれば制裁も厭いませんけど?」
書記親衛隊隊長柊、こいつは書記のためなら手段を選ばない。
「僕らは転校生が変な真似したら分かんないかな~」
会計親衛隊隊長月島、可愛いチワワだが自己中心的な考えがある。
「俺らは転校生がどのような人物か見てから判断する」
庶務親衛隊隊長鳳、こいつは庶務のボディーガード兼従者のようなものだから、まぁ大丈夫だろう。
「転校生が学園に慣れるまでは協力してほしい。そのためにも情報共有はさせてもらいたい」
俺が今出来るのは各隊長へのお願いだけだ。それ以上はしてはいけないと思う。
実質会長の親衛隊長である俺が総隊長のようなものなのでまとめなければいけないが、下の隊員までは統制出来ない。それは個々の隊長の役目であり、各親衛隊の信念を妨げてはいけない
とりあえず話し合いが終わり俺は亜蓮のいる食堂へと向かった。
しかしそこには生徒会役員が勢揃いしており、湊斗の横で無邪気にはしゃぐ亜蓮の姿が...
入り口に皆が歩いてきて
「零!遅かったね!もう来てくれないから皆でご飯食べちゃったよ。」
「遅いぞ零!亜蓮がせっかく帰ってきたのに。もう俺たちは部屋に戻るぞ」
「ごめんね。ちょっと用事があって...そうかじゃあ・・・また明日の昼飯でも一緒に食べよう。」
いつもと同じ時間のはずなのにもう食べ終わったのか...
「これから湊斗の部屋に行くんだけど」
俺はギョッとして湊斗を見ると
「何だ?お前はさっさと飯を食って帰れ」
別に湊斗と亜蓮が一緒にいることは俺も分かっている。しかし、部屋となると別だ
「湊斗、話したいのは分かるが 亜蓮も転校してきたばかりだし明日も会えるんだから早めに休ませてあげたら?」
そうでなくてもここは人目の多い食堂だ。今日の話し合いが伝わるのは早くて明日
今ここで目立たれては困るのだ
「それもそうだな。亜蓮明日また生徒会室においで」
「分かった~。零ってばお母さんみたいになったね!じゃあまた明日」
どうしよう。明日亜蓮にこの学園での注意点を教えておかなきゃ。
「この度、時期外れの転校生が来たことはみなさんご存じかと思う。そしてその転校生の案内。補助として生徒会の方々が学園長より直々に任命された。これから各隊長・副隊長のみなさんには直属の親衛隊員の統率をお願いしたい」
そう、我々親衛隊は対象者に恙無く学園生活をおくってもらうべく結成されている。
故に亜蓮のこれからを考えると制裁などがなく役員にもこれまで通り生活してもらわねばならない
しかし各役員の親衛隊会則は統一されているわけではないので、各々の会則に乗っ取り統率をとらなければならない。
「その転校生ですが、会長の幼馴染みと聞きました。蓮見、それはあなたもということですか?」
副会長親衛隊隊長望月からの質問に俺は
「そうです。初等部まで会長とともに過ごしていた。」
「今回の転校生への容認ともとれる発言ですけど、私たちは自分の対象者に害が及ぶようであれば制裁も厭いませんけど?」
書記親衛隊隊長柊、こいつは書記のためなら手段を選ばない。
「僕らは転校生が変な真似したら分かんないかな~」
会計親衛隊隊長月島、可愛いチワワだが自己中心的な考えがある。
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「転校生が学園に慣れるまでは協力してほしい。そのためにも情報共有はさせてもらいたい」
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「遅いぞ零!亜蓮がせっかく帰ってきたのに。もう俺たちは部屋に戻るぞ」
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いつもと同じ時間のはずなのにもう食べ終わったのか...
「これから湊斗の部屋に行くんだけど」
俺はギョッとして湊斗を見ると
「何だ?お前はさっさと飯を食って帰れ」
別に湊斗と亜蓮が一緒にいることは俺も分かっている。しかし、部屋となると別だ
「湊斗、話したいのは分かるが 亜蓮も転校してきたばかりだし明日も会えるんだから早めに休ませてあげたら?」
そうでなくてもここは人目の多い食堂だ。今日の話し合いが伝わるのは早くて明日
今ここで目立たれては困るのだ
「それもそうだな。亜蓮明日また生徒会室においで」
「分かった~。零ってばお母さんみたいになったね!じゃあまた明日」
どうしよう。明日亜蓮にこの学園での注意点を教えておかなきゃ。
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