96 / 111
95.
しおりを挟む
王宮からの帰りの馬車では終始無言でした。
しかも、アレンパパはママと一緒に帰っていきやがったし!!
まぁもう今日1日で色々ありすぎて怒る気力もないんだけどね
屋敷に戻って1人部屋に戻り、動きやすい服に着替え私は何も言わずブロッカスの我が家に帰った。
レオ兄はともかくアレンさんは勝手に帰ってくるでしょう!!
最近忙しかったこともあり、久々にお家の掃除とパン作りという名のストレス発散をしてゆっくりバスタイムでございます
やっぱお風呂はいいね~♪
この世界に温泉とかないのかな??
あったら行きたいよね~冬なら雪景色見ながら熱燗で・・・ってまだ飲めないけど
ついつい長風呂をしてしまったけど、問題なし!!
さ~て、商会の諸々も決まってきたことだし、設計図ってかイメージだけでも考えよっかな
外観はちょっと目新しい感じがいいんだよね~
王都の町並みは石造りのお家が多い今回商会を作る場所もそんな感じだったし
とりあえずレンガ造りがいいよね!マジでまんま石っ!!って感じよりちょっとおしゃれじゃない?
ってことで外観はこれでよしっと。
後はテイクアウト用のカウンターを外に向けて作るか中にするかだよね~
まぁ知られてないから外に向けたほうが興味はもってもらえるよね。
サンループなんかも付けたらちょっとした雨宿りみたいな事も出来るしね
テイクアウトはそこだけ区切らせてもらおう!!
んで入り口入ってすぐに美容関係のコーナー作ってガラスでここは区切ろうかな?
その横に服飾関係と装飾品おいて~そこワンフロアでトータルコーデ出来る感じがいいかな?
あ~でも男の人は入りにくいよね・・・
でも1階に全部を置けないし、仕方ない入り口を二重扉にして入ってすぐに階段を作るか!!
そしたら男の人は上で馬車とか魔道具とか見れるし、休憩サロンも作っとけばそこで休憩も出来るしね!!
んで~2階は上がってすぐに馬車の展示でしょ~、ここは車のショウルームみたいな感じがいいかな!
カスタマイズするにしてもそこで座って出来るし、パーティションで区切れば大丈夫でしょ!!
で~反対側に魔道具を置いて、魔道具の商談も馬車のところで座って出来るし一石二丁じゃね?
そしたら奥のスペースでスタッフの休憩所も出来るし、事務所も出来るしね♪
馬車のところは外からも見えるようにガラス張りがいいな~
後は~外からでも分かるようにガラスにペイントしてイラストと文字書けばお客さんが迷うこともないでしょ!!
んでもって入り口とガラスには防犯防止用にシールド張って~店内は何があるか分からないから防犯カメラとか付けちゃう?
いやっ作れるかな??
まぁそこはこの万能スキルさんに頼むしかない!!
あっ!!スタッフ用の住居スペース忘れてた・・・
これはあとでレオ兄に相談しよ。
一応王都でスタッフさんは探したけど、出稼ぎで来てる人とか家がない人とかもいるんだよね
そういう人達は宿住まいだって言ってたしね
まぁ宿とかのほうが何かと便利なのかもしれないけど、そんなお金使うぐらいならって思っちゃうんだよね・・・
衛生面とか防犯面とかさ、一応結構隠しちゃってるからね。
スタッフさんに何かあったら大変だもん!!
最悪ちょっと離れてるところに家作っても万能ドアがあれば大丈夫だしね!!
よしっ!こんなもんかな?
あとはレオ兄と相談して決めましょ!!
とりあえず私は防犯カメラとか作んなきゃね♪
そろそろいい時間だし、一応向こうに帰って寝ますかね
扉を開けるとそこには鬼の形相の婆やが待ち構えておりました・・・
「お嬢様!!何度言ったら分かるのですかっ!!あちらのお家に向かわれるのは結構ですが一言言付け頂かないと!!」
おっひょ~恐ぇ~!!いやマジで!!
んでそんな婆やの後ろに隠れるように伯爵さんとアレンさん、レオ兄がちっちゃくなってました。
その後、婆やのお説教が続きいつもより遅い就寝となったことは言うまでもない
それからというもの学園が終わってはタウンハウスにて婆やの監視がキツくなった
婆や・・・もう年なんだからあんまり怒ると血管切れちゃうよ?
そんなことを心の中で思いつつも口には出せない小心者のミアでした
結局商会の建物をいじれたのは、雪の季節に入り学園が休みになってからだった・・・
まぁ確かに色々ねありますし、あと次学園に行くときには1つ学年が上がってるっていう
そりゃもう頑張って試験受けたさ!!
1年の総集編みたいなテストで泣きそうだったよ・・・
っていっても中等部で留年とかないんだけどね♪
ただ将来の事とか進学の事とかでクラスが分かれるくらいかな?
まぁ私は平民一直線ですけどねっ!!
ブロッカスよりかは寒さも大分ましとはいえ、何ゆえこのくっそ寒い中作業せねばならんのだ
まぁオープンするのは花の季節に合わせてするつもりだからゆっくりでいいんだけどね!!
とりあえずスタッフさんの住居スペースはお店の裏の空き家を買ってて作ることになった
そんなポンポン買い物するお金があるって・・・私の貯金額見るのが怖いが、なんにせよ先にそこからしてあげないとねっ!!
ちなみにスタッフは全員で10人。そのうち5人は王都にお家があるってことで通いみたい
だからその他の5人分の部屋を作る。
一応全室冷暖房完備は絶対でしょ~、イメージ的にはシェアハウスって感じがいいと思うの
プライバシーのために防音にしたし、何かあったら部屋の警報がなるようにして~とりあえずベッドとクローゼット、机と椅子くらいでいいかな?
あとお風呂は男女別に作っておこう。
何かあるわけじゃないけど、念のためにね♪
トイレもちょっと多めに作っとこうかな
でキッチンにダイニングとリビングでまぁ親交を深めてくれればいいかな
土禁にしたいとこだけど・・・慣れないと大変だから玄関はクリーン付与した扉とマットでも置いときましょ
まぁこんなもんでしょ!!あっ部屋に鍵付けるの忘れるとこだった!!
っと一先ず従業員寮完成!!
だがどうしたもんか・・・もうここから出たくないのですが?
ジュエリークヴァレで作ったソファーに寝転びボケ~っとしてると、レオ兄が迎えに来た。
ってか思ったら転移で帰ればよかったね・・・
いくら整備されてるとはいえ馬車は辛いぜ
しかも、アレンパパはママと一緒に帰っていきやがったし!!
まぁもう今日1日で色々ありすぎて怒る気力もないんだけどね
屋敷に戻って1人部屋に戻り、動きやすい服に着替え私は何も言わずブロッカスの我が家に帰った。
レオ兄はともかくアレンさんは勝手に帰ってくるでしょう!!
最近忙しかったこともあり、久々にお家の掃除とパン作りという名のストレス発散をしてゆっくりバスタイムでございます
やっぱお風呂はいいね~♪
この世界に温泉とかないのかな??
あったら行きたいよね~冬なら雪景色見ながら熱燗で・・・ってまだ飲めないけど
ついつい長風呂をしてしまったけど、問題なし!!
さ~て、商会の諸々も決まってきたことだし、設計図ってかイメージだけでも考えよっかな
外観はちょっと目新しい感じがいいんだよね~
王都の町並みは石造りのお家が多い今回商会を作る場所もそんな感じだったし
とりあえずレンガ造りがいいよね!マジでまんま石っ!!って感じよりちょっとおしゃれじゃない?
ってことで外観はこれでよしっと。
後はテイクアウト用のカウンターを外に向けて作るか中にするかだよね~
まぁ知られてないから外に向けたほうが興味はもってもらえるよね。
サンループなんかも付けたらちょっとした雨宿りみたいな事も出来るしね
テイクアウトはそこだけ区切らせてもらおう!!
んで入り口入ってすぐに美容関係のコーナー作ってガラスでここは区切ろうかな?
その横に服飾関係と装飾品おいて~そこワンフロアでトータルコーデ出来る感じがいいかな?
あ~でも男の人は入りにくいよね・・・
でも1階に全部を置けないし、仕方ない入り口を二重扉にして入ってすぐに階段を作るか!!
そしたら男の人は上で馬車とか魔道具とか見れるし、休憩サロンも作っとけばそこで休憩も出来るしね!!
んで~2階は上がってすぐに馬車の展示でしょ~、ここは車のショウルームみたいな感じがいいかな!
カスタマイズするにしてもそこで座って出来るし、パーティションで区切れば大丈夫でしょ!!
で~反対側に魔道具を置いて、魔道具の商談も馬車のところで座って出来るし一石二丁じゃね?
そしたら奥のスペースでスタッフの休憩所も出来るし、事務所も出来るしね♪
馬車のところは外からも見えるようにガラス張りがいいな~
後は~外からでも分かるようにガラスにペイントしてイラストと文字書けばお客さんが迷うこともないでしょ!!
んでもって入り口とガラスには防犯防止用にシールド張って~店内は何があるか分からないから防犯カメラとか付けちゃう?
いやっ作れるかな??
まぁそこはこの万能スキルさんに頼むしかない!!
あっ!!スタッフ用の住居スペース忘れてた・・・
これはあとでレオ兄に相談しよ。
一応王都でスタッフさんは探したけど、出稼ぎで来てる人とか家がない人とかもいるんだよね
そういう人達は宿住まいだって言ってたしね
まぁ宿とかのほうが何かと便利なのかもしれないけど、そんなお金使うぐらいならって思っちゃうんだよね・・・
衛生面とか防犯面とかさ、一応結構隠しちゃってるからね。
スタッフさんに何かあったら大変だもん!!
最悪ちょっと離れてるところに家作っても万能ドアがあれば大丈夫だしね!!
よしっ!こんなもんかな?
あとはレオ兄と相談して決めましょ!!
とりあえず私は防犯カメラとか作んなきゃね♪
そろそろいい時間だし、一応向こうに帰って寝ますかね
扉を開けるとそこには鬼の形相の婆やが待ち構えておりました・・・
「お嬢様!!何度言ったら分かるのですかっ!!あちらのお家に向かわれるのは結構ですが一言言付け頂かないと!!」
おっひょ~恐ぇ~!!いやマジで!!
んでそんな婆やの後ろに隠れるように伯爵さんとアレンさん、レオ兄がちっちゃくなってました。
その後、婆やのお説教が続きいつもより遅い就寝となったことは言うまでもない
それからというもの学園が終わってはタウンハウスにて婆やの監視がキツくなった
婆や・・・もう年なんだからあんまり怒ると血管切れちゃうよ?
そんなことを心の中で思いつつも口には出せない小心者のミアでした
結局商会の建物をいじれたのは、雪の季節に入り学園が休みになってからだった・・・
まぁ確かに色々ねありますし、あと次学園に行くときには1つ学年が上がってるっていう
そりゃもう頑張って試験受けたさ!!
1年の総集編みたいなテストで泣きそうだったよ・・・
っていっても中等部で留年とかないんだけどね♪
ただ将来の事とか進学の事とかでクラスが分かれるくらいかな?
まぁ私は平民一直線ですけどねっ!!
ブロッカスよりかは寒さも大分ましとはいえ、何ゆえこのくっそ寒い中作業せねばならんのだ
まぁオープンするのは花の季節に合わせてするつもりだからゆっくりでいいんだけどね!!
とりあえずスタッフさんの住居スペースはお店の裏の空き家を買ってて作ることになった
そんなポンポン買い物するお金があるって・・・私の貯金額見るのが怖いが、なんにせよ先にそこからしてあげないとねっ!!
ちなみにスタッフは全員で10人。そのうち5人は王都にお家があるってことで通いみたい
だからその他の5人分の部屋を作る。
一応全室冷暖房完備は絶対でしょ~、イメージ的にはシェアハウスって感じがいいと思うの
プライバシーのために防音にしたし、何かあったら部屋の警報がなるようにして~とりあえずベッドとクローゼット、机と椅子くらいでいいかな?
あとお風呂は男女別に作っておこう。
何かあるわけじゃないけど、念のためにね♪
トイレもちょっと多めに作っとこうかな
でキッチンにダイニングとリビングでまぁ親交を深めてくれればいいかな
土禁にしたいとこだけど・・・慣れないと大変だから玄関はクリーン付与した扉とマットでも置いときましょ
まぁこんなもんでしょ!!あっ部屋に鍵付けるの忘れるとこだった!!
っと一先ず従業員寮完成!!
だがどうしたもんか・・・もうここから出たくないのですが?
ジュエリークヴァレで作ったソファーに寝転びボケ~っとしてると、レオ兄が迎えに来た。
ってか思ったら転移で帰ればよかったね・・・
いくら整備されてるとはいえ馬車は辛いぜ
49
お気に入りに追加
1,990
あなたにおすすめの小説
捨てられた転生幼女は無自重無双する
紅 蓮也
ファンタジー
スクラルド王国の筆頭公爵家の次女として生を受けた三歳になるアイリス・フォン・アリステラは、次期当主である年の離れた兄以外の家族と兄がつけたアイリスの専属メイドとアイリスに拾われ恩義のある専属騎士以外の使用人から疎まれていた。
アイリスを疎ましく思っている者たちや一部の者以外は知らないがアイリスは転生者でもあった。
ある日、寝ているとアイリスの部屋に誰かが入ってきて、アイリスは連れ去られた。
アイリスは、肌寒さを感じ目を覚ますと近くにその場から去ろうとしている人の声が聞こえた。
去ろうとしている人物は父と母だった。
ここで声を出し、起きていることがバレると最悪、殺されてしまう可能性があるので、寝たふりをして二人が去るのを待っていたが、そのまま本当に寝てしまい二人が去った後に近づいて来た者に気づくことが出来ず、また何処かに連れていかれた。
朝になり起こしに来た専属メイドが、アイリスがいない事を当主に報告し、疎ましく思っていたくせに当主と夫人は騒ぎたて、当主はアイリスを探そうともせずに、その場でアイリスが誘拐された責任として、専属メイドと専属騎士にクビを言い渡した。
クビを言い渡された専属メイドと専属騎士は、何も言わず食堂を出て行き身支度をして、公爵家から出ていった。
しばらく歩いていると、次期当主であるカイルが後を追ってきて、カイルの腕にはいなくなったはずのアイリスが抱かれていた。
アイリスの無事に安心した二人は、カイルの話を聞き、三人は王城に向かった。
王城で、カイルから話を聞いた国王から広大なアイリス公爵家の領地の端にあり、昔の公爵家本邸があった場所の管理と魔の森の開拓をカイルは、国王から命られる。
アイリスは、公爵家の目がなくなったので、無自重でチートし続け管理と開拓を命じられた兄カイルに協力し、辺境の村々の発展や魔の森の開拓をしていった。
※諸事情によりしばらく連載休止致します。
※小説家になろう様、カクヨム様でも掲載しております。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
妹だけを可愛がるなら私はいらないでしょう。だから消えます……。何でもねだる妹と溺愛する両親に私は見切りをつける。
しげむろ ゆうき
ファンタジー
誕生日に買ってもらったドレスを欲しがる妹
そんな妹を溺愛する両親は、笑顔であげなさいと言ってくる
もう限界がきた私はあることを決心するのだった
転生先では幸せになります
RUU
ファンタジー
美園 穂希 28歳独身。トラックに轢かれた後、目が覚めると異世界で赤ん坊として出産されていた。
前世での苦い記憶も全て水に流して、今世では幸せになると誓って今日も生きていく。
異世界でアーシェンリファー・ウンディオーネとして生を受けた美園穂希はそんな異世界で強く生きる。
よくある系統の作品を書き出しました!
ヒロイン最強設定ですが、最初から最強チートではないです。
処女作です。文章能力も無く思うままに進めちゃってます。誤字脱字はご指導頂けるとありがたいです。
更新ペースも遅いです…。(ごめんなさい。)
婚約破棄されたら魔法が解けました
かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」
それは学園の卒業パーティーでの出来事だった。……やっぱり、ダメだったんだ。周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間だった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、王太子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表した。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放になった。そして、魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。
「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」
あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。
「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」
死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー!
※最初の5話は毎日18時に投稿、それ以降は毎週土曜日の18時に投稿する予定です
イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で最強に・・・(旧:学園最強に・・・)
こたろう文庫
ファンタジー
カクヨムにて日間・週間共に総合ランキング1位!
死神が間違えたせいで俺は死んだらしい。俺にそう説明する神は何かと俺をイラつかせる。異世界に転生させるからスキルを選ぶように言われたので、神にイラついていた俺は1回しか使えない強奪スキルを神相手に使ってやった。
閑散とした村に子供として転生した為、強奪したスキルのチート度合いがわからず、学校に入学後も無自覚のまま周りを振り回す僕の話
2作目になります。
まだ読まれてない方はこちらもよろしくおねがいします。
「クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される」
お前は家から追放する?構いませんが、この家の全権力を持っているのは私ですよ?
水垣するめ
恋愛
「アリス、お前をこのアトキンソン伯爵家から追放する」
「はぁ?」
静かな食堂の間。
主人公アリス・アトキンソンの父アランはアリスに向かって突然追放すると告げた。
同じく席に座っている母や兄、そして妹も父に同意したように頷いている。
いきなり食堂に集められたかと思えば、思いも寄らない追放宣言にアリスは戸惑いよりも心底呆れた。
「はぁ、何を言っているんですか、この領地を経営しているのは私ですよ?」
「ああ、その経営も最近軌道に乗ってきたのでな、お前はもう用済みになったから追放する」
父のあまりに無茶苦茶な言い分にアリスは辟易する。
「いいでしょう。そんなに出ていって欲しいなら出ていってあげます」
アリスは家から一度出る決心をする。
それを聞いて両親や兄弟は大喜びした。
アリスはそれを哀れみの目で見ながら家を出る。
彼らがこれから地獄を見ることを知っていたからだ。
「大方、私が今まで稼いだお金や開発した資源を全て自分のものにしたかったんでしょうね。……でもそんなことがまかり通るわけないじゃないですか」
アリスはため息をつく。
「──だって、この家の全権力を持っているのは私なのに」
後悔したところでもう遅い。
器用貧乏の意味を異世界人は知らないようで、家を追い出されちゃいました。
武雅
ファンタジー
この世界では8歳になると教会で女神からギフトを授かる。
人口約1000人程の田舎の村、そこでそこそこ裕福な家の3男として生まれたファインは8歳の誕生に教会でギフトを授かるも、授かったギフトは【器用貧乏】
前例の無いギフトに困惑する司祭や両親は貧乏と言う言葉が入っていることから、将来貧乏になったり、周りも貧乏にすると思い込み成人とみなされる15歳になったら家を、村を出て行くようファインに伝える。
そんな時、前世では本間勝彦と名乗り、上司と飲み入った帰り、駅の階段で足を滑らし転げ落ちて死亡した記憶がよみがえる。
そして15歳まであと7年、異世界で生きていくために冒険者となると決め、修行を続けやがて冒険者になる為村を出る。
様々な人と出会い、冒険し、転生した世界を器用貧乏なのに器用貧乏にならない様生きていく。
村を出て冒険者となったその先は…。
※しばらくの間(2021年6月末頃まで)毎日投稿いたします。
よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる