84 / 111
83.
しおりを挟む
「「「「誕生日おめでとう!!」」」」
恐る恐る部屋に入ってみれば、開け放たれた庭には何故かアレンさん達とブロッカスメンバーが
あれ?もうそんな時期?!
去年の誕生日からどうやら1年が経ってたらしい・・・
今年も皆に祝ってもらって嬉しい反面、かなり恥ずかしい!!
だって私ドレスよ?去年とは比にならないくらいの格好で、しかも皆に見られるとか!!
いや祝ってくれるのは嬉しいし、なんならブロッカスから来てくれた事が何よりもビックリだったけども!!
は、恥ずかしい~!!
えっ?何?何でこんなガーデンパーティーみたいになってんの???
しかも、ニヤニヤするのやめて!
今年は泣かないよ?ってか泣けないでしょ!?
まぁある意味恥ずかしすぎて泣きそうですけどね!!
「ミア、おめでとう!!つかあの武器何だよ!!」
お礼ついでのアレンさんからの問いかけに
「ありがと・・ってか何って何?えっ?もしかして何かあった?」
あれ?付与はちゃんと出来てたはず・・・
「いや何かってお前、いきなり剣が燃えたら誰でもビビるだろ!!」
「あっそういう・・え~ってか見たかった~!!」
「いや見たかったじゃねぇ!マジでビビったんだからな!ロアンもジャンも。つか森で叫んじまったじゃねぇか!」
と、えっ?何それ!面白そう!とか思ってたらめっちゃ睨まれましたけど?
いやだってさ~武器のあれこれでビビって叫ぶって・・・どんだけよ!!
その後ミスリルさんの事や付与の事を告げると更に睨まれました!!
いやタイミングがね?!本当ならみんなの誕生日にあげるのが一番よかったんだけど、アレンさんの誕生日の時はお店で忙しかったし、ロアンさんの時はまだミスリルなかったし、ジャンさんの時は試験とかで忙しかったし
となるといつもの思い付いたら即実行!だったし、しかもタイミング良く皆が修理に出してたもんで
しかも一緒に依頼行ける訳じゃないから心配じゃんね?
酷いんだよ?何のために通信用イヤーカフ付けてんの?って感じだもん!!
「まぁまぁもういいじゃない!!ってか今日はミアちゃんの誕生日パーティーでしょ!」
と見かねたレミちゃんが止めに来てくれた。
さすがレミちゃん!!いつも通りの対応ありがとう!!
一旦落ち着いたところで、伯爵さんが
「この度はこんな機会を作っていただきありがとうございます。こうしてミアの誕生日を祝えるのも一重に皆さんがミアを保護してくれたこと、また私たちのわがままを聞いてくれたおかげです。本当にありがとうございます。私はまだ皆さんのような信頼関係は作れていませんが、どうかこれからもミアをよろしくお願いします」
と、涙目でみんなに頭を下げてた。
まぁ信頼関係っていうかね、そもそも元からそういうんじゃなかったし、この半年近く関わるようになって何て言うんだろうね
多分私が生まれる前はこういう人だったんだろうなっていう感じ。
だからどうってことはないんだけど、 ただ、残念だなって感じかな。
まぁそのままだったら私が置き去りに去れることもアレンさん達に出会うこともなかったんだけどね。
それはそれ、これはこれでまぁ折り合い着けるしかないかなって感じ。
ただどうしても距離の詰め方がね?物理的に近いのよ!
今までしてあげれなかったからっていうのがあるんだろうけどさ、残念ながら私の中身がね?ほらまともな13歳じゃないわけ!
わかる? まぁ親になったことがないからその辺良くわからんけどさ
成人したのに親がベッタリっていう感じなのよ!もう違和感しかないわけさ!
そりゃ成人して働くようになって母親と仲良くなるとかはよくあるけどさ、父親と仲良くなるってあんまり聞かないじゃん?
だから適当な距離で納得してほしいところなんだよね・・・
パーティーは使用人のみんなも一緒になって、祝ってくれた。
婆やも今日ばかりはマナーとかも何も言わず、ただ昔のように優しい目をしてた。
今日のお祝い料理はマスターがシェフと一緒に作ってくれたみたいで、何かめっちゃ意気投合してたわ
いや料理人同士、何かこう繋がるもんがあったんだろうね・・
ただね?アレンジするのはいいんだけど、完全飲み会メニューじゃん!!
シェフもそんなキラキラした顔で見なくていいから!!
主役のはずの私をおいて飲み会へと移行していった庭はいつものブロッカスのギルドみたいだった。
どこに行ってもこのメンバーが揃うとそうなってしまうのかもしれないな・・・
ってかドレスじゃなくてよくない!?
ご飯食べれないじゃん!!
みんなを一旦放置して、ドレスからラフな格好に着替えさせてもらい再び庭に戻ると何故か残念な顔された
いやもうよくない?
あとギルマスもランスさんもはよ帰った方が・・・ギルドで何かあったらどうすんのよ!
伯爵さんと変に張り合わなくてもいいから!!
そして今年のプレゼントも何故かぬいぐるみ・・・いやレパートリー!!
まぁこっちのベッドで使いますけどね!!サイズ考えて持ってきて!!
みんなからもそれぞれプレゼントを貰い、なんやかんやで今年の誕生日も賑やかだった。
ブロッカスメンバーはそれぞれ私の部屋から帰っていき、何故かレオ兄だけは帰らずに伯爵さんと話があると言って、タウンハウスに泊まることになった。
まぁ大方お店の事とかそういう系統の話だと思うけど。
恐る恐る部屋に入ってみれば、開け放たれた庭には何故かアレンさん達とブロッカスメンバーが
あれ?もうそんな時期?!
去年の誕生日からどうやら1年が経ってたらしい・・・
今年も皆に祝ってもらって嬉しい反面、かなり恥ずかしい!!
だって私ドレスよ?去年とは比にならないくらいの格好で、しかも皆に見られるとか!!
いや祝ってくれるのは嬉しいし、なんならブロッカスから来てくれた事が何よりもビックリだったけども!!
は、恥ずかしい~!!
えっ?何?何でこんなガーデンパーティーみたいになってんの???
しかも、ニヤニヤするのやめて!
今年は泣かないよ?ってか泣けないでしょ!?
まぁある意味恥ずかしすぎて泣きそうですけどね!!
「ミア、おめでとう!!つかあの武器何だよ!!」
お礼ついでのアレンさんからの問いかけに
「ありがと・・ってか何って何?えっ?もしかして何かあった?」
あれ?付与はちゃんと出来てたはず・・・
「いや何かってお前、いきなり剣が燃えたら誰でもビビるだろ!!」
「あっそういう・・え~ってか見たかった~!!」
「いや見たかったじゃねぇ!マジでビビったんだからな!ロアンもジャンも。つか森で叫んじまったじゃねぇか!」
と、えっ?何それ!面白そう!とか思ってたらめっちゃ睨まれましたけど?
いやだってさ~武器のあれこれでビビって叫ぶって・・・どんだけよ!!
その後ミスリルさんの事や付与の事を告げると更に睨まれました!!
いやタイミングがね?!本当ならみんなの誕生日にあげるのが一番よかったんだけど、アレンさんの誕生日の時はお店で忙しかったし、ロアンさんの時はまだミスリルなかったし、ジャンさんの時は試験とかで忙しかったし
となるといつもの思い付いたら即実行!だったし、しかもタイミング良く皆が修理に出してたもんで
しかも一緒に依頼行ける訳じゃないから心配じゃんね?
酷いんだよ?何のために通信用イヤーカフ付けてんの?って感じだもん!!
「まぁまぁもういいじゃない!!ってか今日はミアちゃんの誕生日パーティーでしょ!」
と見かねたレミちゃんが止めに来てくれた。
さすがレミちゃん!!いつも通りの対応ありがとう!!
一旦落ち着いたところで、伯爵さんが
「この度はこんな機会を作っていただきありがとうございます。こうしてミアの誕生日を祝えるのも一重に皆さんがミアを保護してくれたこと、また私たちのわがままを聞いてくれたおかげです。本当にありがとうございます。私はまだ皆さんのような信頼関係は作れていませんが、どうかこれからもミアをよろしくお願いします」
と、涙目でみんなに頭を下げてた。
まぁ信頼関係っていうかね、そもそも元からそういうんじゃなかったし、この半年近く関わるようになって何て言うんだろうね
多分私が生まれる前はこういう人だったんだろうなっていう感じ。
だからどうってことはないんだけど、 ただ、残念だなって感じかな。
まぁそのままだったら私が置き去りに去れることもアレンさん達に出会うこともなかったんだけどね。
それはそれ、これはこれでまぁ折り合い着けるしかないかなって感じ。
ただどうしても距離の詰め方がね?物理的に近いのよ!
今までしてあげれなかったからっていうのがあるんだろうけどさ、残念ながら私の中身がね?ほらまともな13歳じゃないわけ!
わかる? まぁ親になったことがないからその辺良くわからんけどさ
成人したのに親がベッタリっていう感じなのよ!もう違和感しかないわけさ!
そりゃ成人して働くようになって母親と仲良くなるとかはよくあるけどさ、父親と仲良くなるってあんまり聞かないじゃん?
だから適当な距離で納得してほしいところなんだよね・・・
パーティーは使用人のみんなも一緒になって、祝ってくれた。
婆やも今日ばかりはマナーとかも何も言わず、ただ昔のように優しい目をしてた。
今日のお祝い料理はマスターがシェフと一緒に作ってくれたみたいで、何かめっちゃ意気投合してたわ
いや料理人同士、何かこう繋がるもんがあったんだろうね・・
ただね?アレンジするのはいいんだけど、完全飲み会メニューじゃん!!
シェフもそんなキラキラした顔で見なくていいから!!
主役のはずの私をおいて飲み会へと移行していった庭はいつものブロッカスのギルドみたいだった。
どこに行ってもこのメンバーが揃うとそうなってしまうのかもしれないな・・・
ってかドレスじゃなくてよくない!?
ご飯食べれないじゃん!!
みんなを一旦放置して、ドレスからラフな格好に着替えさせてもらい再び庭に戻ると何故か残念な顔された
いやもうよくない?
あとギルマスもランスさんもはよ帰った方が・・・ギルドで何かあったらどうすんのよ!
伯爵さんと変に張り合わなくてもいいから!!
そして今年のプレゼントも何故かぬいぐるみ・・・いやレパートリー!!
まぁこっちのベッドで使いますけどね!!サイズ考えて持ってきて!!
みんなからもそれぞれプレゼントを貰い、なんやかんやで今年の誕生日も賑やかだった。
ブロッカスメンバーはそれぞれ私の部屋から帰っていき、何故かレオ兄だけは帰らずに伯爵さんと話があると言って、タウンハウスに泊まることになった。
まぁ大方お店の事とかそういう系統の話だと思うけど。
68
お気に入りに追加
1,977
あなたにおすすめの小説
捨てられた転生幼女は無自重無双する
紅 蓮也
ファンタジー
スクラルド王国の筆頭公爵家の次女として生を受けた三歳になるアイリス・フォン・アリステラは、次期当主である年の離れた兄以外の家族と兄がつけたアイリスの専属メイドとアイリスに拾われ恩義のある専属騎士以外の使用人から疎まれていた。
アイリスを疎ましく思っている者たちや一部の者以外は知らないがアイリスは転生者でもあった。
ある日、寝ているとアイリスの部屋に誰かが入ってきて、アイリスは連れ去られた。
アイリスは、肌寒さを感じ目を覚ますと近くにその場から去ろうとしている人の声が聞こえた。
去ろうとしている人物は父と母だった。
ここで声を出し、起きていることがバレると最悪、殺されてしまう可能性があるので、寝たふりをして二人が去るのを待っていたが、そのまま本当に寝てしまい二人が去った後に近づいて来た者に気づくことが出来ず、また何処かに連れていかれた。
朝になり起こしに来た専属メイドが、アイリスがいない事を当主に報告し、疎ましく思っていたくせに当主と夫人は騒ぎたて、当主はアイリスを探そうともせずに、その場でアイリスが誘拐された責任として、専属メイドと専属騎士にクビを言い渡した。
クビを言い渡された専属メイドと専属騎士は、何も言わず食堂を出て行き身支度をして、公爵家から出ていった。
しばらく歩いていると、次期当主であるカイルが後を追ってきて、カイルの腕にはいなくなったはずのアイリスが抱かれていた。
アイリスの無事に安心した二人は、カイルの話を聞き、三人は王城に向かった。
王城で、カイルから話を聞いた国王から広大なアイリス公爵家の領地の端にあり、昔の公爵家本邸があった場所の管理と魔の森の開拓をカイルは、国王から命られる。
アイリスは、公爵家の目がなくなったので、無自重でチートし続け管理と開拓を命じられた兄カイルに協力し、辺境の村々の発展や魔の森の開拓をしていった。
※諸事情によりしばらく連載休止致します。
※小説家になろう様、カクヨム様でも掲載しております。
美しく優秀な次女がいるのなら、私は必要ありませんよね? 〜家を捨てた私は本当の姿に戻り、追いかけてきた皇子と街で暮らす〜
夜野ヒカリ
恋愛
アスラート帝国のカトル公爵家の長女リーナは、プラチナブロンドに青銀の瞳の美しく聡明な少女だったが、
母親と妹からの命令で、カツラを被り、肌を汚して生活していた。
そうしなければ暴力を振るわれたためである。
しかし、母親と妹はリーナの本当の姿も、自分たちが強制したことも忘れて、リーナを“醜い無能”と罵った。
自分の扱いに耐えられなくなったリーナは、ある決意をした。
─────
「お父様、今日より私は、カトルの姓を捨て、平民として生きたく思います」
リーナの18歳の誕生日、リーナは父親である公爵にそう切り出す。
─────
リーナが公爵家を出た時、公爵家の財政管理、領地管理、他家との関係の保持─── ほとんどの仕事はリーナがしていたのだが…………。
貴族としての身分を捨て、街の食堂で働き始めたリーナはそこで幸せになれるのか!?
密かなにリーナに想いを寄せていて、リーナを追いかけて街に下りた皇子との恋の行方は!?
話、設定、登場人物の口調etc.
色々とブレブレですが、ご容赦くださいm(__)m
本編は最後まで執筆、公開予約済みです。本編完結後、のんびりと番外編を更新していく予定です!
3/18 : Hotランキング
60位→30位→15位→10位→6位
3/19~21 : Hotランキング1位
ありがとうございます!!
転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜
犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。
馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。
大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。
精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。
人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。
転生幼女は幸せを得る。
泡沫 ウィルベル
ファンタジー
私は死んだはずだった。だけど何故か赤ちゃんに!?
今度こそ、幸せになろうと誓ったはずなのに、求められてたのは魔法の素質がある跡取りの男の子だった。私は4歳で家を出され、森に捨てられた!?幸せなんてきっと無いんだ。そんな私に幸せをくれたのは王太子だった−−
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
妹だけを可愛がるなら私はいらないでしょう。だから消えます……。何でもねだる妹と溺愛する両親に私は見切りをつける。
しげむろ ゆうき
ファンタジー
誕生日に買ってもらったドレスを欲しがる妹
そんな妹を溺愛する両親は、笑顔であげなさいと言ってくる
もう限界がきた私はあることを決心するのだった
私の家族はハイスペックです! 落ちこぼれ転生末姫ですが溺愛されつつ世界救っちゃいます!
りーさん
ファンタジー
ある日、突然生まれ変わっていた。理由はわからないけど、私は末っ子のお姫さまになったらしい。
でも、このお姫さま、なんか放置気味!?と思っていたら、お兄さんやお姉さん、お父さんやお母さんのスペックが高すぎるのが原因みたい。
こうなったら、こうなったでがんばる!放置されてるんなら、なにしてもいいよね!
のんびりマイペースをモットーに、私は好きに生きようと思ったんだけど、実は私は、重要な使命で転生していて、それを遂行するために神器までもらってしまいました!でも、私は私で楽しく暮らしたいと思います!
【本編完結】転生令嬢は自覚なしに無双する
ベル
ファンタジー
ふと目を開けると、私は7歳くらいの女の子の姿になっていた。
きらびやかな装飾が施された部屋に、ふかふかのベット。忠実な使用人に溺愛する両親と兄。
私は戸惑いながら鏡に映る顔に驚愕することになる。
この顔って、マルスティア伯爵令嬢の幼少期じゃない?
私さっきまで確か映画館にいたはずなんだけど、どうして見ていた映画の中の脇役になってしまっているの?!
映画化された漫画の物語の中に転生してしまった女の子が、実はとてつもない魔力を隠し持った裏ボスキャラであることを自覚しないまま、どんどん怪物を倒して無双していくお話。
設定はゆるいです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる