上 下
39 / 111

39.

しおりを挟む
翌朝目が覚めると、そこは私の部屋だった。

えっ何?夢遊病?!ってなわけではなく・・・様子を見に来たアレンさんが部屋に連れていってくれたみたいです。

朝の鍛練をしてたアレンさんにお礼を言い、朝食はちゃんと作りました!

今日の朝食はハンバーガー!!もう何回言っても野菜食べないからね。もりもり野菜をハンバーグにも入れてやりましたよ!!

昨日、作った冷蔵庫を見に行くと部屋が寒い。どうやら冷気が漏れてたみたい・・・

パッキンとかないからね!まぁそうなりますわな!!

どうやら奴をお披露目する日が来たようです・・・そう!ゴム!!

まぁ普通に使ってるんだけど。みんなあんまり気付いてないっていうか、気にしてないっていうか

いや超便利なのにねっ!!一応存在っていうかあ~あ!あれね!的な感じ

いやいや知ってんなら使いなよ!と思った私は悪くない!だって馬車とかタイヤ付いてないし、下着だって紐で調節だしさ~髪留めなんて基本リボンだよ?

ブツブツ言いながらパッキンを取り付けて漏れがないか確認してようやく完成となりました♪

まぁ何にしても重たいのには変わりないんだけど、重量軽減とか付ければいいんだろうけどね~まぁそんな動かすもんでもないしね。

それに!!そんなもん付けてたら魔結晶だらけになるわ!!ってね♪

そう忘れてたんですよ!!あんだけ実験とか検証とか言ってたけどね!

まぁそれに気付いたのは、レオ兄に言われてからだけど

ほら!粉末使ったら2種類は付与出来るんだしさ、まぁ折角作ったんでね。試作品1号は私の部屋の冷蔵庫になりましたよ

そんなこんなで作った冷蔵庫は付与が付きまくりの代物となりました~!!

内箱は空間拡張と時間停止、外箱には重量軽減と風魔法を付与した魔結晶

もうね大変よ?冷蔵庫で一財産築けんじゃねってくらい

まっその辺はね全部レオ兄に丸投げしてお任せしてましたよ♪

だってさ~面倒くさいじゃん!!作り方分かるならみんなで作ればいいんだしさ~

まぁ魔結晶の粉末のことだけでも大変だったんだから・・・

半年も籠るとかイヤ!!まだお店の話だってあるんだしさ~それに私は海に行きたいんだ~!!

というわけで只今ギルド会議室にて海の街サザーンに行くための相談中

ここからサザーンまで馬車で1週間ちょっと森を迂回して行くからちょっと時間がかかる。

でまぁ観光ついでに依頼というか、まぁ反対側の森の中も行ってみたいので、滞在期間は2週間くらい!なのでこの街に帰ってくるのは1ヶ月後?くらいを予定してるんだけど。

アレンさん達は全然心配してないんだけど、ほらギルドのさ~コンビが・・・

まぁ駄々こねてるだけなんだけど。だって一緒に行けるわけないじゃん!!バカなの?!

いやはじめての旅行って・・・それはほらまぁ、そうだけども

ギルドコンビ行ったことあるんだしさ~いいじゃ~ん!!

転移?んなもん使えないよ。てか使ったことないし・・・えっ?無属性使えるなら使えるって

簡単に言いますけど、それ使えたとしてもダメって言うじゃん!!てか1人で行動しちゃダメって言ったじゃん。

最終的にカメラみたいな魔道具と通話が出来る魔道具を持たされ、こまめに連絡することを条件にサザーン行きが決定した

いやもうそういうのあるなら最初から出せばいいじゃん。何だこの会議・・・

てかこのカメラ?まぁ映像を記録できる魔道具あるなら通信と合体させればテレビ電話的なもの出来るんじゃないの?

と思いつつも、まず2つ以上の付与があり得ないと言うか付与の数=魔結晶の数だから中々大きいものになってきちゃうんだよね~

通信の道具だって魔力登録?した人限定っぽいしさ

まぁ何にせよ海だ~!!海鮮♪海鮮~♪BBQ!!

雨の季節が終わり、太陽の季節に入ってすぐ私たちは海の街サザーンに向けて出発した。

最初は馬車で行く予定だったんだけど、私のお尻が辛すぎて・・・馬で行く事になりました。

いや雨の季節にさ、一回乗ったんだよね・・・乗り合い馬車っていうの?

お貴族様の馬車と違って、座るところが木の板なのよ。それにサスペンションなんて付いてないし、車輪も木だからさ、街の整備された道でもガタガタなのに外なんてただの土よ?

まぁ無理だったね・・・グロッキーな私を見て馬車は諦めて馬で行く事になったってわけ♪

出会った頃に馬で森に連れていってくれるって約束してたしね♪

それに乗り合い馬車だと、色々不便な事が・・・まぁ私がだけど

その点馬はいいよ~。自由に休憩出来るし、周りの人に気も使わなくていいし♪

まぁ休憩ごとに乗る馬が、というか一緒に乗る人が変わるのはもう仕方ないというか諦めた。

本当は馬車が通る道を走って迂回しながら行くんだけど、要所要所森の中を突っ切りながら夜営をしたり狩りをしたりして、1週間後聞いていたよりも少し早めに目的地サザーンに着いた。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

捨てられた転生幼女は無自重無双する

紅 蓮也
ファンタジー
スクラルド王国の筆頭公爵家の次女として生を受けた三歳になるアイリス・フォン・アリステラは、次期当主である年の離れた兄以外の家族と兄がつけたアイリスの専属メイドとアイリスに拾われ恩義のある専属騎士以外の使用人から疎まれていた。 アイリスを疎ましく思っている者たちや一部の者以外は知らないがアイリスは転生者でもあった。 ある日、寝ているとアイリスの部屋に誰かが入ってきて、アイリスは連れ去られた。 アイリスは、肌寒さを感じ目を覚ますと近くにその場から去ろうとしている人の声が聞こえた。 去ろうとしている人物は父と母だった。 ここで声を出し、起きていることがバレると最悪、殺されてしまう可能性があるので、寝たふりをして二人が去るのを待っていたが、そのまま本当に寝てしまい二人が去った後に近づいて来た者に気づくことが出来ず、また何処かに連れていかれた。 朝になり起こしに来た専属メイドが、アイリスがいない事を当主に報告し、疎ましく思っていたくせに当主と夫人は騒ぎたて、当主はアイリスを探そうともせずに、その場でアイリスが誘拐された責任として、専属メイドと専属騎士にクビを言い渡した。 クビを言い渡された専属メイドと専属騎士は、何も言わず食堂を出て行き身支度をして、公爵家から出ていった。 しばらく歩いていると、次期当主であるカイルが後を追ってきて、カイルの腕にはいなくなったはずのアイリスが抱かれていた。 アイリスの無事に安心した二人は、カイルの話を聞き、三人は王城に向かった。 王城で、カイルから話を聞いた国王から広大なアイリス公爵家の領地の端にあり、昔の公爵家本邸があった場所の管理と魔の森の開拓をカイルは、国王から命られる。 アイリスは、公爵家の目がなくなったので、無自重でチートし続け管理と開拓を命じられた兄カイルに協力し、辺境の村々の発展や魔の森の開拓をしていった。 ※諸事情によりしばらく連載休止致します。 ※小説家になろう様、カクヨム様でも掲載しております。

美しく優秀な次女がいるのなら、私は必要ありませんよね? 〜家を捨てた私は本当の姿に戻り、追いかけてきた皇子と街で暮らす〜

夜野ヒカリ
恋愛
アスラート帝国のカトル公爵家の長女リーナは、プラチナブロンドに青銀の瞳の美しく聡明な少女だったが、 母親と妹からの命令で、カツラを被り、肌を汚して生活していた。 そうしなければ暴力を振るわれたためである。 しかし、母親と妹はリーナの本当の姿も、自分たちが強制したことも忘れて、リーナを“醜い無能”と罵った。 自分の扱いに耐えられなくなったリーナは、ある決意をした。 ───── 「お父様、今日より私は、カトルの姓を捨て、平民として生きたく思います」 リーナの18歳の誕生日、リーナは父親である公爵にそう切り出す。 ───── リーナが公爵家を出た時、公爵家の財政管理、領地管理、他家との関係の保持─── ほとんどの仕事はリーナがしていたのだが…………。 貴族としての身分を捨て、街の食堂で働き始めたリーナはそこで幸せになれるのか!? 密かなにリーナに想いを寄せていて、リーナを追いかけて街に下りた皇子との恋の行方は!? 話、設定、登場人物の口調etc. 色々とブレブレですが、ご容赦くださいm(__)m 本編は最後まで執筆、公開予約済みです。本編完結後、のんびりと番外編を更新していく予定です! 3/18 : Hotランキング 60位→30位→15位→10位→6位 3/19~21 : Hotランキング1位 ありがとうございます!!

【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?

つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。 平民の我が家でいいのですか? 疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。 義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。 学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。 必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。 勉強嫌いの義妹。 この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。 両親に駄々をこねているようです。 私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。 しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。 なろう、カクヨム、にも公開中。

妹だけを可愛がるなら私はいらないでしょう。だから消えます……。何でもねだる妹と溺愛する両親に私は見切りをつける。

しげむろ ゆうき
ファンタジー
誕生日に買ってもらったドレスを欲しがる妹 そんな妹を溺愛する両親は、笑顔であげなさいと言ってくる もう限界がきた私はあることを決心するのだった

没落貴族の異世界領地経営!~生産スキルでガンガン成り上がります!

武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生した元日本人ノエルは、父の急死によりエトワール伯爵家を継承することになった。 亡くなった父はギャンブルに熱中し莫大な借金をしていた。 さらに借金を国王に咎められ、『王国貴族の恥!』と南方の辺境へ追放されてしまう。 南方は魔物も多く、非常に住みにくい土地だった。 ある日、猫獣人の騎士現れる。ノエルが女神様から与えられた生産スキル『マルチクラフト』が覚醒し、ノエルは次々と異世界にない商品を生産し、領地経営が軌道に乗る。

【完結】聖女にはなりません。平凡に生きます!

暮田呉子
ファンタジー
この世界で、ただ平凡に、自由に、人生を謳歌したい! 政略結婚から三年──。夫に見向きもされず、屋敷の中で虐げられてきたマリアーナは夫の子を身籠ったという女性に水を掛けられて前世を思い出す。そうだ、前世は慎ましくも充実した人生を送った。それなら現世も平凡で幸せな人生を送ろう、と強く決意するのだった。

転生幼女のチートな悠々自適生活〜伝統魔法を使い続けていたら気づけば賢者になっていた〜

犬社護
ファンタジー
ユミル(4歳)は気がついたら、崖下にある森の中にいた。 馬車が崖下に落下した影響で、前世の記憶を思い出す。周囲には散乱した荷物だけでなく、さっきまで会話していた家族が横たわっており、自分だけ助かっていることにショックを受ける。 大雨の中を泣き叫んでいる時、1体の小さな精霊カーバンクルが現れる。前世もふもふ好きだったユミルは、もふもふ精霊と会話することで悲しみも和らぎ、互いに打ち解けることに成功する。 精霊カーバンクルと仲良くなったことで、彼女は日本古来の伝統に関わる魔法を習得するのだが、チート魔法のせいで色々やらかしていく。まわりの精霊や街に住む平民や貴族達もそれに振り回されるものの、愛くるしく天真爛漫な彼女を見ることで、皆がほっこり心を癒されていく。 人々や精霊に愛されていくユミルは、伝統魔法で仲間たちと悠々自適な生活を目指します。

異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる

処理中です...