上 下
25 / 117

25.

しおりを挟む
ルーナさんに癒された帰り、あの言葉の意味を少し考えていた・・・

何故家族が私を探してたのか・・・違うかもってどういうこと何だろう?

でもまぁもう1年以上前の話って言ってたし、今は違うかもって言ってたならまぁそうなんだろう。

結局、形だけ何だろうな・・・まぁ楓としての記憶が戻っちゃったから今会っても誰?って感じかも

あのアマンダってやつとその娘のクロエって奴の顔しかもう分かんないし

あ~やめた!!なるように成るでしょ!!最悪山に逃げる!

レミちゃんと別れ、部屋に入った私は明日からまた依頼でも行こうかなと考えていた。

いやこの半年まぁレシピとかの事もあって中々出れなかったんだよね~

たまに訓練場で冒険者さん達に付き合ってもらってたけどさ

基本的に弓と魔法しか使わないから、付き合うって言っても的を投げてもらったりするぐらいだったんだよね

そうと決まれば今日はぐっすり眠って明日朝から出掛けよ~っと♪

思ってたのにさ・・・何なの?神様嫌がらせなの?

何で今日に限って雨なのさ~!!

朝目が覚めて窓の外を見れば、ガッツリ雨・・・悔しすぎて2度寝してやったわ!!!

そしてお腹の音で目覚めるというね・・・

ってことで今日は大人しく引きこもっております。まぁ魔結晶の実験もあるしね、やることはあるんだけど

とはいえですよ?魔結晶だって無限じゃないわけで・・・私の魔力を込めた奴らを使うときが来てしまった・・・

いやほら毎日そんなに魔力って使わないもんで・・・溜まっちゃって

でもさ・・・これ爆発とかしないよね?魔力満タンなんだけど?

ちょっと怖いのでギルドの訓練場へ。ここちょっとやそっとじゃ壊れないように結界が張ってあるんだ~♪

みんなの邪魔にならないように端っこでゴソゴソ・・・

一応自分にもシールド張っていざ粉砕!!

魔結晶に空気の圧をかけて・・・う~ん・・・何で?

更に圧をかけて~・・・うん、ダメだな(笑)多分だけど魔力同士で反発しちゃってる

こうミシッといかないのよ。何て言うのもう無理ですよ~入りませんよ~って感じ!いや入れたい訳じゃないんだけども

やっぱ一回使って空の状態じゃないと厳しいのかも・・・とはいえ、どうやって使うのこれ?

自分に流すわけにもいかないし、いやほぼ満タンですからね私も・・・

「何やってんだ?」

声をかけてきたのは、よく的投げに付き合ってくれた冒険者さんだった。

「ん~?魔結晶に溜めた魔力ってどうやったら使えるのかな~って」

「あぁ?んなもんそれ使って適当に魔法ぶっ放せばいいだろ?」

いやいや、適当にっておっしゃいますけどね?大分とご迷惑なことになると思うわけですよ

「え~でも結構満タン入ってるんだけど・・・」

「ん?なら切れそうな魔結晶に流してやりゃいいんじゃねぇの?お前の魔力なら1年ぐらい持つんじゃね?」

いやそんなに持たないよ!!てかどんだけ魔力お化けだ

魔結晶は魔道具に使えるというかまぁ電池的な役割もあったりする。仕組みは今一理解できてないんだけど・・・

魔力との相性がいいためか微量の魔力を流してそれが魔結晶に溜まって魔道具を動かしてる。

だから、ある程度魔力が込められたものが売られてたりするんだよ~!!

とはいえ行きなりお宅訪問して魔力いりませんか~ってヤバイ子じゃん!

しかも雨だし、傘無いし出たくないからこんなことしてるのに・・・

結果、ギルド内で使っている魔道具の魔結晶に魔力を移して回ることにした。

ギルドって意外に魔道具があるんだね。まぁ1日中消えることのないカウンターのライトや酒場の厨房などなど

この1個にどんだけ溜まってたんだって思うくらい、空になるまで大変だった。

結局お昼時になってしまいそのままお昼を挟んで、部屋に帰り再び作業開始!!

でもさ~思うんだけどこの魔結晶って頭いいよね!だってさ~自分の限界知ってるんだよ?ほら風船とかでもさ許容量の空気以上入れたら割れるじゃん?なのにこいつは限界まで入ったらそれ以上は入んないんだもん!

全く・・・いやまぁだから使えるんだけどさっ

っと、気を取り直して早速粉砕!でこれが今粉末の状態になったわけなんだけども・・・さて、こっから実験ですよ~!!

まず、溶けるのか。いやまぁ溶けたからガラスになったわけなんだけども、これ単体をあのメガネのような板に変えれるのか?

ガラスの要領で錬成してみる。ってもイメージだけどね!!

薄いメガネみたいな、んで結晶同士が反応するように~

・・・う~ん・・・うむむむ・・・でやっ!!

うん。反応無しと・・・で試しに昨日みたいにガラスの材料と一緒にやってみると

これは出来るんだね

つまり魔結晶の粉末単体では錬成出来ないと・・・そりゃ皆が粉砕すること自体有り得ないって言うわけだわ

このメガネはガラスに魔結晶が練り込まれた感じなのかな?ってことはさ~他の素材にも練り込めたりするのかな???  
しおりを挟む
感想 53

あなたにおすすめの小説

捨てられた転生幼女は無自重無双する

紅 蓮也
ファンタジー
スクラルド王国の筆頭公爵家の次女として生を受けた三歳になるアイリス・フォン・アリステラは、次期当主である年の離れた兄以外の家族と兄がつけたアイリスの専属メイドとアイリスに拾われ恩義のある専属騎士以外の使用人から疎まれていた。 アイリスを疎ましく思っている者たちや一部の者以外は知らないがアイリスは転生者でもあった。 ある日、寝ているとアイリスの部屋に誰かが入ってきて、アイリスは連れ去られた。 アイリスは、肌寒さを感じ目を覚ますと近くにその場から去ろうとしている人の声が聞こえた。 去ろうとしている人物は父と母だった。 ここで声を出し、起きていることがバレると最悪、殺されてしまう可能性があるので、寝たふりをして二人が去るのを待っていたが、そのまま本当に寝てしまい二人が去った後に近づいて来た者に気づくことが出来ず、また何処かに連れていかれた。 朝になり起こしに来た専属メイドが、アイリスがいない事を当主に報告し、疎ましく思っていたくせに当主と夫人は騒ぎたて、当主はアイリスを探そうともせずに、その場でアイリスが誘拐された責任として、専属メイドと専属騎士にクビを言い渡した。 クビを言い渡された専属メイドと専属騎士は、何も言わず食堂を出て行き身支度をして、公爵家から出ていった。 しばらく歩いていると、次期当主であるカイルが後を追ってきて、カイルの腕にはいなくなったはずのアイリスが抱かれていた。 アイリスの無事に安心した二人は、カイルの話を聞き、三人は王城に向かった。 王城で、カイルから話を聞いた国王から広大なアイリス公爵家の領地の端にあり、昔の公爵家本邸があった場所の管理と魔の森の開拓をカイルは、国王から命られる。 アイリスは、公爵家の目がなくなったので、無自重でチートし続け管理と開拓を命じられた兄カイルに協力し、辺境の村々の発展や魔の森の開拓をしていった。 ※諸事情によりしばらく連載休止致します。 ※小説家になろう様、カクヨム様でも掲載しております。

転生したら貴族の息子の友人A(庶民)になりました。

ファンタジー
〈あらすじ〉 信号無視で突っ込んできたトラックに轢かれそうになった子どもを助けて代わりに轢かれた俺。 目が覚めると、そこは異世界!? あぁ、よくあるやつか。 食堂兼居酒屋を営む両親の元に転生した俺は、庶民なのに、領主の息子、つまりは貴族の坊ちゃんと関わることに…… 面倒ごとは御免なんだが。 魔力量“だけ”チートな主人公が、店を手伝いながら、学校で学びながら、冒険もしながら、領主の息子をからかいつつ(オイ)、のんびり(できたらいいな)ライフを満喫するお話。 誤字脱字の訂正、感想、などなど、お待ちしております。 やんわり決まってるけど、大体行き当たりばったりです。

没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます

六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。 彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。 優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。 それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。 その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。 しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。

5歳で前世の記憶が混入してきた  --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--

ばふぉりん
ファンタジー
 「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は 「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」    この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。  剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。  そんな中、この五歳児が得たスキルは  □□□□  もはや文字ですら無かった ~~~~~~~~~~~~~~~~~  本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。  本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。  

異世界に召喚されたけど間違いだからって棄てられました

ピコっぴ
ファンタジー
【異世界に召喚されましたが、間違いだったようです】 ノベルアッププラス小説大賞一次選考通過作品です ※自筆挿絵要注意⭐ 表紙はhake様に頂いたファンアートです (Twitter)https://mobile.twitter.com/hake_choco 異世界召喚などというファンタジーな経験しました。 でも、間違いだったようです。 それならさっさと帰してくれればいいのに、聖女じゃないから神殿に置いておけないって放り出されました。 誘拐同然に呼びつけておいてなんて言いぐさなの!? あまりのひどい仕打ち! 私はどうしたらいいの……!?

チートな親から生まれたのは「規格外」でした

真那月 凜
ファンタジー
転生者でチートな母と、王族として生まれた過去を神によって抹消された父を持つシア。幼い頃よりこの世界では聞かない力を操り、わずか数年とはいえ前世の記憶にも助けられながら、周りのいう「規格外」の道を突き進む。そんなシアが双子の弟妹ルークとシャノンと共に冒険の旅に出て… これは【ある日突然『異世界を発展させて』と頼まれました】の主人公の子供達が少し大きくなってからのお話ですが、前作を読んでいなくても楽しめる作品にしているつもりです… +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-  2024/7/26 95.静かな場所へ、97.寿命 を少し修正してます  時々さかのぼって部分修正することがあります  誤字脱字の報告大歓迎です(かなり多いかと…)  感想としての掲載が不要の場合はその旨記載いただけると助かります

野草から始まる異世界スローライフ

深月カナメ
ファンタジー
花、植物に癒されたキャンプ場からの帰り、事故にあい異世界に転生。気付けば子供の姿で、名前はエルバという。 私ーーエルバはスクスク育ち。 ある日、ふれた薬草の名前、効能が頭の中に聞こえた。 (このスキル使える)   エルバはみたこともない植物をもとめ、魔法のある世界で優しい両親も恵まれ、私の第二の人生はいま異世界ではじまった。 エブリスタ様にて掲載中です。 表紙は表紙メーカー様をお借りいたしました。 プロローグ〜78話までを第一章として、誤字脱字を直したものに変えました。 物語は変わっておりません。 一応、誤字脱字、文章などを直したはずですが、まだまだあると思います。見直しながら第二章を進めたいと思っております。 よろしくお願いします。

少し冷めた村人少年の冒険記

mizuno sei
ファンタジー
 辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。  トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。  優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

処理中です...