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結局、そのまま黙り込んでしまった3人。
「あの・・・生意気なこと言ってすみません。でもやっぱり街に出るのはまだ無理だと思います」
「「「・・・」」」
「はぁ~・・・分かった。だけど、この森でこのまま暮らすにしてもたまに様子を見に来てもいいか?」
アレンさんはすごく心配そうに聞いてきたけど
「えっと・・・ん~・・・」
「何か問題でもあるのか?」
「問題と言うか・・・そろそろ拠点を移そうと思ってるんですよね・・・今日も本当は拠点探しをしてたんですけど・・・」
「ん?そう言えば今はどこで生活してるんだ?」
「えっと・・・そこの奥の岩場で・・・」
「「「・・・」」」
「一応安全なんですよ?私1人隠れるくらいの穴だし・・・その一応シールドも張ってますし、ただ最近ちょっと狭くなってきたので移動しようかなと・・・」
え~何さ?そんな可哀想なもの見るような目で見なくても・・・別に快適空間だし、今んところ雨の季節に沸いてくる奴らが問題なだけで
「・・・ミア。お前・・・飯は食えてるのか?」
「えっ?はい。というかこの前オーク持って帰りましたよね?」
「ってことは解体も?」
「まぁそうですね・・・やらなきゃ食べれないんで」
「・・・そうか。ならこうしないか?暫く俺達と生活してみて、ミアがそのまま森に残りたいならそれでもいいし、街に行ってみたいと思うなら俺達と一緒に行くって言うのは」
えっ?いやだから・・・アレンさんの提案は有り難いんだけど
「そうだな。実はギルドにはこの前報告している。事実確認も兼ねていたんだ。その結果保護が必要ならと」
と、私とアレンさんの会話を聞いていたロアンさんが、急に話し出した。
まぁそうだよね。話聞く限り危ない森っぽいし、こんな子供がいるわけないじゃん的なね。いたら保護してっていう大人の事情は分かるんだけど・・・
「それに私としても、君の魔法に興味があるしな」
いやそれがメインですよね?・・・アレンさん顔引き攣ってますよ?というかジャンさんさっきからキョロキョロしてますけど、話ついていけてる?
「んん゛っ!まぁそう言うことだ。どうだ?もしそれでいいなら新しい拠点探しも手伝うし!」
「えっと・・・まぁ・・・はい」
「そっか!んじゃとりあえず暫くよろしくな!」ニカッ
「はい」
こうして奇妙な共同生活が始まった・・・
私の拠点に移動し、その近くでアレンさん達が夜営準備を始める。テントを設置し終えたアレンさん達・・・ちょっとキャンプっぽくて羨ましくなったのは内緒だ
何はともあれとりあえずご飯食べないと・・・お腹空いたし。朝あんまり食べずに出ちゃったんだよね~
お昼にでも食べようと作っていた照りタマサンド♪アイテムBOXから取り出してモグモグしてると、不思議そうな顔でアレンさんが聞いてきた。
「なぁそれってパンか?」
「えっ?そうですけど・・・???」
「小麦がこの辺に生えてるのか?」
「えっ?あっ・・・いや何故かアイテムBOXの中に入ってたんです」
「ふ~ん・・・あっそうだ!今日はこの後また拠点探しするのか?」
あ~どうしよっかな・・・あっち方面は微妙かもしれないな~・・・
「ん~そうですね・・・アレンさん達は何かする事ありますか?」
「いや?まぁ狩りには行くかもしれないけど」
「そうですか。まぁ川上に行ってみようかなとは思ってますけど」
魔結晶でも探しに行こっかな♪
「川上?何かあるのか?」
「えっ?いえ、魔結晶でも探しに」
「えっ?」
「えっ?」
えっ?何?何か変なこと言った?何かビックリしてるけど
「こんなところに魔結晶なんて・・・」
「えっ?川の中にありますよね?」
「マジか!?おーいロアン!!」
えっ?もしかして知らなかった?
「何だ?」
ダルそうにロアンさんがやってきた。
「お前この川ん中に魔結晶あるって知ってたか?」
「は?何を言ってるんだ?そもそもあれは鉱山とかにあるやつだろ?」
「だよな!でもミアがあるって言うんだよ!」
えっ!?ちょっロアンさん・・・目が怖いっす
「本当か?」
「えっと・・・これですよね?」
そう言って見せたのは、思いっきり私が魔力を溜めた魔結晶・・・それを見た2人の反応は何ともお間抜けな顔をしていた。
何気にみんなイケメンなのに勿体ない!
「分かった・・・ミア・・・お前には常識が足りていない」
え~!?だってミア知識的には普通に知ってることだよね?その後ロアンさんから一般常識と呼ばれるものの話をされ・・・
「まぁ記憶が曖昧だから仕方ないかもしれないが・・・今の話を聞いて、自分がずれてることを認識した方がいい」
「はい・・・」
あっれ~おかしいなぁ~?!これでも元々庶民よ?今世は違うかもだけどさ・・・まぁ所詮は本の中の知識であって、現実とは離れてるってことは分かったかな?
そもそも鑑定自体珍しいスキルなんだって・・・さらにアイテムBOX持ち
それがあればギルドでも勿論、下手したら商会とかで使い潰される可能性もあるんだって
んで、基本的に鑑定するのはそういう魔道具が存在してて、精度的には鑑定より落ちるらしいけど・・・
アイテムBOXにしても然り
だから鑑定持ちとアイテムBOX持ちは何かと重宝されるらしい
それから毎日ロアンさんによる一般常識講座を受けることになった
「あの・・・生意気なこと言ってすみません。でもやっぱり街に出るのはまだ無理だと思います」
「「「・・・」」」
「はぁ~・・・分かった。だけど、この森でこのまま暮らすにしてもたまに様子を見に来てもいいか?」
アレンさんはすごく心配そうに聞いてきたけど
「えっと・・・ん~・・・」
「何か問題でもあるのか?」
「問題と言うか・・・そろそろ拠点を移そうと思ってるんですよね・・・今日も本当は拠点探しをしてたんですけど・・・」
「ん?そう言えば今はどこで生活してるんだ?」
「えっと・・・そこの奥の岩場で・・・」
「「「・・・」」」
「一応安全なんですよ?私1人隠れるくらいの穴だし・・・その一応シールドも張ってますし、ただ最近ちょっと狭くなってきたので移動しようかなと・・・」
え~何さ?そんな可哀想なもの見るような目で見なくても・・・別に快適空間だし、今んところ雨の季節に沸いてくる奴らが問題なだけで
「・・・ミア。お前・・・飯は食えてるのか?」
「えっ?はい。というかこの前オーク持って帰りましたよね?」
「ってことは解体も?」
「まぁそうですね・・・やらなきゃ食べれないんで」
「・・・そうか。ならこうしないか?暫く俺達と生活してみて、ミアがそのまま森に残りたいならそれでもいいし、街に行ってみたいと思うなら俺達と一緒に行くって言うのは」
えっ?いやだから・・・アレンさんの提案は有り難いんだけど
「そうだな。実はギルドにはこの前報告している。事実確認も兼ねていたんだ。その結果保護が必要ならと」
と、私とアレンさんの会話を聞いていたロアンさんが、急に話し出した。
まぁそうだよね。話聞く限り危ない森っぽいし、こんな子供がいるわけないじゃん的なね。いたら保護してっていう大人の事情は分かるんだけど・・・
「それに私としても、君の魔法に興味があるしな」
いやそれがメインですよね?・・・アレンさん顔引き攣ってますよ?というかジャンさんさっきからキョロキョロしてますけど、話ついていけてる?
「んん゛っ!まぁそう言うことだ。どうだ?もしそれでいいなら新しい拠点探しも手伝うし!」
「えっと・・・まぁ・・・はい」
「そっか!んじゃとりあえず暫くよろしくな!」ニカッ
「はい」
こうして奇妙な共同生活が始まった・・・
私の拠点に移動し、その近くでアレンさん達が夜営準備を始める。テントを設置し終えたアレンさん達・・・ちょっとキャンプっぽくて羨ましくなったのは内緒だ
何はともあれとりあえずご飯食べないと・・・お腹空いたし。朝あんまり食べずに出ちゃったんだよね~
お昼にでも食べようと作っていた照りタマサンド♪アイテムBOXから取り出してモグモグしてると、不思議そうな顔でアレンさんが聞いてきた。
「なぁそれってパンか?」
「えっ?そうですけど・・・???」
「小麦がこの辺に生えてるのか?」
「えっ?あっ・・・いや何故かアイテムBOXの中に入ってたんです」
「ふ~ん・・・あっそうだ!今日はこの後また拠点探しするのか?」
あ~どうしよっかな・・・あっち方面は微妙かもしれないな~・・・
「ん~そうですね・・・アレンさん達は何かする事ありますか?」
「いや?まぁ狩りには行くかもしれないけど」
「そうですか。まぁ川上に行ってみようかなとは思ってますけど」
魔結晶でも探しに行こっかな♪
「川上?何かあるのか?」
「えっ?いえ、魔結晶でも探しに」
「えっ?」
「えっ?」
えっ?何?何か変なこと言った?何かビックリしてるけど
「こんなところに魔結晶なんて・・・」
「えっ?川の中にありますよね?」
「マジか!?おーいロアン!!」
えっ?もしかして知らなかった?
「何だ?」
ダルそうにロアンさんがやってきた。
「お前この川ん中に魔結晶あるって知ってたか?」
「は?何を言ってるんだ?そもそもあれは鉱山とかにあるやつだろ?」
「だよな!でもミアがあるって言うんだよ!」
えっ!?ちょっロアンさん・・・目が怖いっす
「本当か?」
「えっと・・・これですよね?」
そう言って見せたのは、思いっきり私が魔力を溜めた魔結晶・・・それを見た2人の反応は何ともお間抜けな顔をしていた。
何気にみんなイケメンなのに勿体ない!
「分かった・・・ミア・・・お前には常識が足りていない」
え~!?だってミア知識的には普通に知ってることだよね?その後ロアンさんから一般常識と呼ばれるものの話をされ・・・
「まぁ記憶が曖昧だから仕方ないかもしれないが・・・今の話を聞いて、自分がずれてることを認識した方がいい」
「はい・・・」
あっれ~おかしいなぁ~?!これでも元々庶民よ?今世は違うかもだけどさ・・・まぁ所詮は本の中の知識であって、現実とは離れてるってことは分かったかな?
そもそも鑑定自体珍しいスキルなんだって・・・さらにアイテムBOX持ち
それがあればギルドでも勿論、下手したら商会とかで使い潰される可能性もあるんだって
んで、基本的に鑑定するのはそういう魔道具が存在してて、精度的には鑑定より落ちるらしいけど・・・
アイテムBOXにしても然り
だから鑑定持ちとアイテムBOX持ちは何かと重宝されるらしい
それから毎日ロアンさんによる一般常識講座を受けることになった
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