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第一章 記憶を失った転生者

第9話 やるべきこと

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 雲のない青い空、午後の王宮の庭の隅に、ある少女が花壇に何かをする。
 「これでよし~ 元気で生きてね!あっ、この子はヤバイ、早くにしないと…」
 この時、後ろから誰かが来る。
 「ミリア様、またお花を… もすぐハシュル公爵令嬢の会う時間ですよ。早く準備しないと…」
 「はい、リリス。先に行ってくださいよ。わたくしはもうすぐ行きますよ」
 「わかりました。では、ミリア様、早くしないと…」
 
 リリスが準備に行った。
 「じゃ、すぐにいかないと… ヒール!」
 そこの萎む花が急に生き生きとした。少女はすぐお城のところに戻った。
 
 そう、その少女こそ、わたくし、ミリア・エリシス・インスシュレターだよ。あの日から、もう五つの年月を経た。今はもう10才だよ。既に立派な乙女に成長した。胸がないだけと。でもまた成長期もの。絶対にお母様のような美人になれるよね。この5年間、治癒魔法の本を読みながら、庭の萎む花と枯れる植物を相手に、治癒魔法を練習する。
 今日は一か月一度、メアリーと会える日だよ。元々、メアリーは王宮に数日間住んでも大丈夫なのに。でも、時間の推移により、日々成長する公爵令嬢が数日間で王宮に住むこと。こういう噂が出ったら、絶対に悪い影響があるよ。メアリーの名誉は大事だよ。ですから、最近は一か月一度だけ、メアリーと会える。

 メードたちで着替えて、客室に行った。メアリーは既にそっちに待っている。私を見て、すぐお辞儀をする。
 「ごきげんよう、ミリア様」
 「ごきげんよう、メアリー、お世辞はイヤですよ、座って…」
 「それはダメですよ!ミリア様もきちんと王女の自覚を付けないといけません!」
 来たよ!メアリーの説教。いつの間に、メアリーが私の行儀について、説教役になるよ。
 「アハハ… ごめんなさい。では、あなたたち、部屋の外へ…」
 私はメードたちに命令した。
 「ミリア様、かしこまりました。では、失礼いたします」

 リリスとメードたちが出た。私はメアリー手を取り合う。
 「メアリー、早く、こっちのソファーに座ってよ…」
 「ミリア、わかりました。引っ張らないでくださいよ」
 
 メアリーと二人にソファーに座る。
 「メアリー、いつものあれ…!」
 「ミリアだら、仕方ではないよ…」
 そう、やっぱりメアリーの膝枕は世界一よ!この太ももの感じ。これは私の特権だよね!

 「ね、メアリー、おじいさまの行方は、また何の情報もないのか?」
 「はい、お父様は何度も人を派遣し、情報を探したのに。しかし、今まで、情報はまだありません」
 「そっ、そうよね」
 5年前、狩猟の日から、おじいさまは用事があるといった後、どこに行きました。六英雄のことについて、ずっと聞きたいが。しかし、今まで、何の情報もない。
 「じゃ、後も叔父様にお願いしますね」
 「はい、わかりましたよ。そう言えば、アクセル様は?いつもの時、アクセル様が庭で剣の稽古をしますが。今日は経過した時、その姿が見えませんでしたね…」
 「あぁ、お兄様は昨日、お父様と一緒に、南の農園に行ったよ。収穫祭か何か祭りを行う。王族として、出席に行ったよ」
 「あぁ、そうなのか…」
 メアリーの顔が失落しつらくな表情になる。オヤ―、メアリーちゃん、ひょっとして、お兄様のことを…? これが面白い、試してみよう!
 
 「ね、メアリー」
 「なに、ミリア?」
 「実はね、先日お兄様が、メアリーが綺麗になったと言ったよ…」
 「えっ、えいいい!本当なのか!?ミリア!」
 メアリーの顔、赤くなった。それは間違いなく、恋の乙女よ!メアリーがお兄様に惚れた。
 あぁあ、ライバルはお兄様かしら?それは勝ち目がないよね… イヤイヤ、まて、メアリーがお義姉さまになると、毎日膝枕できるよね。って、私の方か年上だもん…!
 
 「ミリア、大丈夫なの?顔が変ですよ」
 「いえいえ、大丈夫っ。ちょっと別のことを考えているよ」
 「まっ、仕方ではないよね。ミリアはいつもの通り、話し途中で、別のことを考えるよね」
 ――――――――――
 メアリーと一緒になら、時間があっという間に過ごした。夕方の時、メアリーが公爵家の馬車乗った。その時、私は何か思い出すように、前に走った。
 「メアリー、待って…。」
 メアリーが後ろに振り返す。
 「ミリア様?何かしら…?」
 「イヤ、何でもありませんよ。では、来月またね。気を付けてね…」
 
 私は急に何かを話したいかを分からない。メアリーが笑えた。
 「ミリア様だら、では、ごきげんよろしゅう。失礼いたします」
 と言ったら、馬車に乗って、帰った。

 「ミリア様、先は一体…?」
 「リリス、わたくしもわかりませんよ。急に…」
 「では、もうすぐ夕食の時間です。陛下とアクセル様もそろそろ帰ります」
 「あぁ、では、お願いしますね」

 しかし、夕食の時間、お父様とお兄様が帰らなかった。
 「お母様、お父様とお兄様大丈夫かしら?」
 「えい、帰る道で何があったかもしれません。大丈夫ですよ」
 ――――――――――
 ここまで、いくら理不尽な転生とか、不本意で聖女になることとか、私の人生は幸せだと思うよ。しかし、運命がここに大きく冗談をする。
 
 夜の時、部屋に治癒魔法の本を読む。突然、外が大騒ぎがあった。
 「リリス、リリスいますか?」
 リリスが部屋に入った。
 「何がありますしょうか。ミリア様」
 「外の大騒ぎは一体…?」
 「はい、陛下とアクセル様が帰ったらしいです」
 「お父様とお兄様か… じゃ、わたくし、出迎えに行きますよ」
 すぐ外に走って行った。

 しかし、廊下の下が、私の想像以上の光景だ。兵士たちが傷だらけな様子。
 「お父様!お兄様!どこにいらっしゃいますか…?」
 「ミリア!私はここに…」
 「お兄様!大丈夫なの!この傷は…!」
 「あぁ、私は大丈夫だ… しかし、お父様が…」
 
 この時、お父様がここにいないを気付いた。
 「お父様が、お父様がどこよ!!?」
 
 この時、兵士たち担架たんかでお父様を担架たんかで運んだ。お父様の胸が大きく傷口から、血が流れてゆく。この時、お母様も出た。
 「これは?っ!?あなた、一体、なにを…!?」
 「お父様!お父様!しっかりしてよ!治癒術士はどこなの!!?早く、お父様を助けよ!!!」
 「はい、今すぐ治癒魔法を使えします。王妃様と王女様が手を離れてください」
 
 治癒術士たちがお父様に施術する時、お兄様が傷だらけの体でこっちに来た。
 「アクセル!?この怪我を…!?大丈夫なのか!!?そして、これは一体…?」
 「お母様、ミリア。私とお父様が王都に帰る途中、急に災害級の魔獣が現した。兵士たちが必死に戦い、魔獣を倒したが。しかし、お父様が魔獣に…」
 「う… 嘘よ!お父様が… 魔獣に怪我するなんで… うそおおお!!!」
 
 「王子様、陛下が蘇った」
 「お父様!怪我は大丈夫!?」
 「お父様!しっかり…!」
 「あなた…!!!」
 
 お父様が目を開け、私たちを見ている。
 「アンナ、アクセル、そしてミリアちゃん、私は大丈夫…」
 「お父様!しっかりしてよ、傷は… なんで傷口からまた血を…!!? 術士!早く治せよ!!!」
 
 「大変申し訳ございません。私たちはもう全力で… 本当申し訳ございません!!!!!!」
 「うっ、嘘つき!うそおお!!!お父様が、お父様が…!」
 
 「ミリアちゃん、落ち着いて、父さんは、最後にミリアちゃんを会える。もう十分だ。アンナ、勝手に一人に行く、ごめんなさい。アクセル、必ず、いい王になれ。後は、頼んだ…」
 お父様が気を失った。
 「お父様!私はお父様がいないと…!」
 「あなた…!!!」

 お母様とお兄様がお父様に呼びかける。瀕死のお父様を体を見る。私はどうしょう。何ができることがあるの?治癒魔法… そうよ!私は治癒魔法でお父様を救える!。
 この時、兵士たちがここに向かう。担架たんかでお父様にお城の中に運ぶ。
 「触らないで!!!」
 「ミリア!?」
 「ミリア!?一体何か…!?」
 
 「お父様の体を動かないて欲しい、ここで、わたくし、お父様を救えるよ!」
 「ミリア!正気かよ!?」
 「ミリア!本当に…!?」

 「あぁ、お母様!お兄様!わたくし、絶対にお父様を死なせないもの!」
 そう、私はお父様を救えるよ。それは私しかできないもの。いええ、私すべきことよ!
 本に書いたように、全身の魔力を集中して、詠唱で一気に出す。

 「聖なる女神よ!我らはここに貴方に祈りよ!貴方の祝福をこの世のすべてを救い賜え!リザレクション!!!」
 魔力が、魔力が一気に、出して… お願い、お父様を救い、お願い!!!
 
 突然、強く優しい光が出る。まるで暗い夜を輝き昼になるように。
 
 「オレの怪我が治した!!!」
 「オレもだ!!!」
 兵士たちが大声で歓呼かんこした。

 「私の傷も… ミリア、私の傷も治した!!!」
 お兄様が私に向かって、走ってくる。
 「おっ、私は、これは…?確かに、致命傷を… どうして…?」
 お父様が、お父様の目を覚めた!血の流れも止また!傷も消えたよ!
 「お父様、無事に良かったよ!!!」
 「ミリア?ミリアが私を救えるか!?」
 
 突然、目の前に真っ黒になり、気を失った。
 「ミリア!!!」
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