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番外編5**
しおりを挟む番外編4 兎の国のレオハルト
※※ 激しい表現あります。
不覚にも妊娠してしまった。
誰にも言えない。
「レオハルトさまぁ、何が食べたいですか?
国を追われてしまいましたが、兎族は多種多様にて、各国におりますから、いくらでもお好きな物を手配できますよ~」
そうだ、国を追われたのも、咲季を失ったのも、コイツや、アイツなんて言ったっけ、騎士のうーん、忘れたけどソイツらに加えて、トルクの甥だか弟だか、俺にとっても甥になるのか…、あのクソガキのせいだ。
咲季を早いとこ妊娠させてれば、あの国は強固なものになったはずだ!
俺が!この俺が!妊娠するはず無かったんだ!
「レオハルト様?
お腹の子に悪い影響があるから、酷いこと考えちゃダメって言ったのに~
あ、それともぉ~、お仕置き待ちなのかなぁ?」
「ひっ!!
ち、ちがう、ちがいます!」
情けない、こんな可愛い皮を被った極悪な兎に脅されるとは。
「ん。
だってね、僕体は小さいけど、ペニスは極悪凶器で兎族では突き破りそうだったし。
こんな大きなイチモツ、レオハルト様に挿れるしかないじゃないですか~」
最初は分からなかった。
勃起してる膨らみが小さなペニスであると思い込んでいた。
俺のペニスをしゃぶるのも上手くて、時々、アナルを刺激するが、それも前戯としては有りだし、当たり前なところもあったので、油断していた。
あの時、コイツのイチモツが俺の中に入ってしまったのが、原因だ。
しかも、完勃ちは凶器以外の何物でも無かった。
俺の腕くらいある太さに長さ、それをずっぷん、と埋め込んだ。
「ひっぎい!!!」
「あ、いい感じに鳴いてますね~」
「やめろ!抜け!
腹が破ける!」
「破かない様に、優しく突きますから大丈夫。
気持ち良くなって。
レオハルト様だって、初めてじゃ無いでしょ?
あの騎士様とやってたって聞いてますよ。
あんまりお喋りな騎士ってどうかと思いますから、トルク様が殺してくださって良かったですねー
これ以上変な噂出たら、僕がレオハルト様をヤり殺しますからね?
ほら、ここ、赤ちゃんが出来る部屋の扉、開いちゃいましょうね~」
「ああっ!」
とんとん、と最初は優しくノックされたが、あまりにも俺が暴れるものだから、どちゅん、と一気にぶっ込まれた。
「良いなぁ、壊れない相手って。
僕ね、兎の中でも希少種のジャイアント種なんで、期待できますね。
あ、か、ちゃ、ん」
「ひっ!
い、いやだ、やめろ、俺が産むなんて無理だ!」
「やってみないと分かりませんよー」
容赦なくごちゅごちゅと突っ込まれて、俺のペニスが吐精しても、まだ、突っ込まれ続けた。
そして、めでたく、妊娠してしまったのだった。
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タカラ様
ありがとうございます。
そしてすみません。
スマートに表現できなくて(/ _ ; )
完結おめでとうございます♪
素敵なお話ありがとうございました❤(ӦvӦ。)
これからも応援してます。
黒ツナ様
いつもありがとうございます。
また、頑張りますので、宜しくお願いします。
m(_ _)m
まってwww私電車で立ってこれ読んでたから「後ろ横に注意して」に救われましたwwきちんとした注意書きをありがとうございます。
まだ途中までしか読んでいませんが人化した時の喋り口調がひらがなでとても可愛らしく思いました。
今まで人間と動物の恋、とでも言うんでしょうか、読んでいなかったんですけど、
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要約するとこの作品がドツボなわけですね、はい。新たな扉を開けました。このお話を作ってくれた作者さん好きです()え
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吉田様
ありがとうございます。
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