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天界革命

悪酔い※R18

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ベッドで愛し合うだけでは足りなくて、椅子でも、机でも、床でも、獣の様に言葉を忘れてしまった様に、ただ喘ぐだけの一つの塊から、二人の声が聞こえていた。

肌がぶつかり合い、ぐちゅ、と粘り気のある音に混じり合うと、俺の鳴き声しか響いていなかった。

「ぁぁぁああああ!
 や、や、あ、んぐ!
 うん!ん!
 くるし、あっ!」

何回も、何回も最奥でウリエルの放つ精液を受け止めて、ペニスに形のまま広がったアナルがゆっくりとしか戻らなくなった頃、壊れた人形の様に痙攣を繰り返し、抱きつく力も残されていない状態で、注ぎ込まれたモノをダラシなく漏らしていた。

トンでいた。

そのトンでいた時、ずっと、笑ってウリエルに好きだと言い続けていたらしい。

抱き潰された。

大きさも回数も、持久力も何もかもを受け止めた。

「イズ、離さないからこのまま、風呂に行こう」

遠くで聞いていた事に、こくんと頷いたらしく、皆が使う広い浴室でやっと意識を戻した。  








「ん、ウリ、どこ、」

「ここにいる」

伸ばした手を握られて、安心したら体を寄せて無意識の内に甘えていたらしい。

「イズ、無茶をさせた
 すまない」

「いいよぉ、だって、本物のウリエルだもん」

体ごとスリスリとくっついて、ニコニコ笑っていた。
ネクタルがまだ、残っていたのかもしれないけど、素直に全部を出してウリエルにベタベタしていたら、ミカエルが入ってきた。

「ずっるーい!
 イズくん、一緒に入ろー!」

ばっしゃーん!!

広いとは言え、いきなり飛び込まれて理性の壊れた俺が唸りを上げた。
ウリエルから離れ、ミカエルの頭をぱーん!と叩いた。

「ゴルァ、ミカエルお前!
 ふざけんな!
 掛け湯しろよ!!
 風呂の作法を知らねーならその辺でシャワー浴びてこい!
 クソが!!」

二人はポカーンとしていた。

「ん、」

ウリエルに向かって抱っこを要求すると、急いで俺のとこに来て抱き上げた。

「や、ヤバイ
 なに、このイズくん!
 なんかヤンチャな子になってるぅ」

「たぶん、ネクタルで悪酔してるんだ」

「子猫じゃなくて、子虎だったかあ
 ネクタルで悪酔する程飲むって、どんだけ飲ませたんだよ?」

「いや、その、下から」

「下?
 まさか、」

「解すのにな、大分使った」

「あ、ああ、そうか
 催淫作用もあるし、まあ、お前のを挿れるんじゃなぁ、壊れるしな」

「ウリエル、好き
 だあいすき」

完璧に酔っ払いだった。
どっちかって言うと、トリップしてる感じで。

だから、今まで思ってた事を全部出しちゃったのかもしれない。

「イズ、私も大好きだぞ」

「うへへ~」

ベローンとウリエルに寄り掛かって、ずーっと笑ってた。

「イズくん、ニコニコだねー」

「うん、ミカエル
 だってね、ウリエルがいるんだもん
 でね、いーっぱい、エッチしてくれたの」

「ウリエル、これダメでしょ」

ミカエルが笑いを殺しながら、俺を指差した。

「ずっとこのままでいい
 イズが感情を出してくれる方がいいからな」

意外な顔をしながらミカエルがおれの背中を触った。

「へぇ、
 イズくんの可愛いねー
 綺麗な体だし」

「やっ!
 だめらょ
 俺はウリエルのものだから、
 触りゃないでょ
 見りゅのもらめなの」

「触るな、それはダメだ」

俺は丸くなって、ウリエルの膝の中に入りながら、眠ってしまった。
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