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天界よいとこ一度はおいで
配属が決まったようです
しおりを挟む私情を挟みそうで、キツい。
それが本音だ。
誰でも嫌な事をされれば、やり返したくなるし、それを俺が判断するのはダメだと思う。
「難しい顔して
イズくんに、晒しちゃう奴らは
元から裏ではやってるんだよ。
だから、そこをちゃんと見極めてやればいい。
イズくんは優しいから、それを決めるのが自分だと思うのが辛いのかな?」
メタトロンが俺の自信のない部分を指摘した。
「私情が動いてしまうと、その人の人生を狂わしかねません。」
「うん、そうだね。
でも、それが分かっていれば、君はきちんと一線を引いて考えられると思うけどね。」
「メタトロン様、イズラエルの指導は私、ウリエルが対応させて戴きます。
ミカエルもおります。
ご安心ください。」
「メタさんて、実は一番偉い人?」
「一応ね
メタしゃんって呼んでる時のイズくんがもう懐かしいな~」
「メタトロン様は天使全ての統率者ですよ。
イズくんがこれからお仕えすべき方でもあります。」
役員て感じだなー。
で、部長あたりはミカエルか。
課長ウリエル?
ヒラは俺みたいな。
庶務人事とかで働く姿を想像すると、ちょっと笑えた。
「ふふ、そうか。
できる範囲でやってみます。」
与えられた仕事はこなさないとね。
やる気?を出していたら、先ほどの下級天使達がラファエルに、火傷の具合を報告に来た。
ラファエルは天界の医療施設の偉い人だって今知ったよ。
癒しとかを担っているんだってさ。
そういや、吉田くんだった時やたら体の事気にしてくれてたっけ。
ありがとう、今更だけど支えられてたんだな、俺。
「イズくん、火傷は大した事なかったよ。
本当に力を解放してたら、多分火傷の前に溶けてたね。
だから、全然。
まだまだお子ちゃまだって事だね!」
結果は良かったけど、なんだかその扱いはちょっと、ヤダわ。
働く場所になるウリエルの執務室と居室があり、その続き部屋をもらう事になった。
ゲストルームじゃないけど、1LDKみたいな感じで全てが揃った広い部屋だった。
廊下側からの出入りの扉と、ウリエルの居室から繋がる扉とがあって、まあ、この扉を使う事は無いだろうな。
横並びに繋がった部屋だった。
執務室、ウリエルの居室、そして俺の部屋。
と言うのも、まだまだ、成長かていだから今回のようにほぼマッパ生活を余儀なくされてしまうので、いきなり成長が始まれば服なんて意味がなくなるから、すぐに隠せるようにって配慮らしい。
それ、幼児の時にも欲しい気遣いだったよ。
今は、児童のサイズだけど確かにトイレでも成長したから、どうなるか分からないし、早く成長して止まって欲しいって切に願うよ。
一日の終わりに食べる食事が、楽しみで仕方ない。
毎回、食いっぱぐれなきゃ、だけどな。
あ、ウリエルのとこで働くと嫌でもあの青ヒゲくそハルカと顔合わせんじゃん!
大人の対応ができるか不安だわ
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