上 下
24 / 116
天界よいとこ一度はおいで

朝のお約束

しおりを挟む



「それにしてもこれ、誰が作ってくれたんでしゅかね~?」

話を変えないと!

「イズくん、何から突っ込んで良いのやら」

「おいちい物は、楽しい会話でしゅからね!」

メタトロンのお膝の上で、食べる事に慣れちゃって、自らあーんってしてもらってしまった。
本当、精神年齢が引きずられちゃってますわ。

「ウリエリュしゃまも、もうきにしちゃ、ダメれしゅよ?
 僕はもう、天使れしゅから大丈夫なのれしゅよ!」

最後のプリンアラモードを食べてる途中で、もう、お腹いっぱいなのと、さすが乳幼児の体力で視界は段々ボヤけて、あるあるな食べながらの寝落ち&顔面突っ込みをしてその日が終わったようだ。

一食目が完食出来なかったのが悔やまれる。

くそ~っ!!




目が覚める時に、どのくらい成長出来てるか、凄く気になってるんだ。

満を持して、目を開けてみた!

ふぉー!!

って思ったよ、いやさ、既に成長レベルが赤ん坊から乳幼児、そして、そしてだ、小学一年生くらいに一気に成長してたよ!

やった、やったよー!
どっかの歌のフレーズみたいだけどね。

自分で出来る事が増えた。
身長と手のサイズの方はもう少しだけど、知識があるから、やれない事もない。

とにかく、天使になったからには、ちゃんとお勤めできるようにならないとな。

起き上がると、隣にミカエルがいた。

ん、何でだ?

「ミカさん、」

おー、ちゃんと喋れる!

「ふふ、ミカさん
 何でここで寝てるんですか?」

「ん、うん、ー」

起きろや。

「起きてください。」

「イズくん、大っきくなったねー
 アルトバイ○ルンくらいで、私も嬉しいよ」

は?なんだそれ?

「粗挽きウィンナーは皮が決め手だね」

くにゅ。

「あ、あ、な、!?」

俺、まっぱじゃん!

掴むなよ!!
しかも朝で寝起きで、オシッコしたいから、オシッコしたいからだから!!

「やめー!!」

「ん、硬いね~
 漏れちゃうね~!」

「や、や、離し、て!」

「じゃあ、チュウして」

「や、やよ、やあ」

「漏らしちゃうのも可愛いよね~」

ミカエル、許さん!

「ぁ、ふ」

俺は仕方なく、仕方なくだ、ミカエルの唇にチュウをした。
そしたら、思いっきりペロリと舐められた。

「さあ、オシッコ行っといで~♪」

「ひゃん!」

お尻をペチッとやられて、ベッドから出て走り出した。
トイレまでまっしぐらさ!
なんで、俺、排泄事情でこんな困ってるんだろー!?


トイレに駆け込んで、座った瞬間に出ちゃいました。
勢いよく!スッキリ!
ふぃ~、ってしてたら他の人も入ってきた気配で我に返った。
やべ、マッパのままじゃん。





しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

友達が僕の股間を枕にしてくるので困る

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
僕の股間枕、キンタマクラ。なんか人をダメにする枕で気持ちいいらしい。

EDEN ―孕ませ―

豆たん
BL
目覚めた所は、地獄(エデン)だった―――。 平凡な大学生だった主人公が、拉致監禁され、不特定多数の男にひたすら孕ませられるお話です。 【ご注意】 ※この物語の世界には、「男子」と呼ばれる妊娠可能な少数の男性が存在しますが、オメガバースのような発情期・フェロモンなどはありません。女性の妊娠・出産とは全く異なるサイクル・仕組みになっており、作者の都合のいいように作られた独自の世界観による、倫理観ゼロのフィクションです。その点ご了承の上お読み下さい。 ※近親・出産シーンあり。女性蔑視のような発言が出る箇所があります。気になる方はお読みにならないことをお勧め致します。 ※前半はほとんどがエロシーンです。

こっそりバウムクーヘンエンド小説を投稿したら相手に見つかって押し倒されてた件

神崎 ルナ
BL
バウムクーヘンエンド――片想いの相手の結婚式に招待されて引き出物のバウムクーヘンを手に失恋に浸るという、所謂アンハッピーエンド。 僕の幼なじみは天然が入ったぽんやりしたタイプでずっと目が離せなかった。 だけどその笑顔を見ていると自然と僕も口角が上がり。 子供の頃に勢いに任せて『光くん、好きっ!!』と言ってしまったのは黒歴史だが、そのすぐ後に白詰草の指輪を持って来て『うん、およめさんになってね』と来たのは反則だろう。   ぽやぽやした光のことだから、きっとよく意味が分かってなかったに違いない。 指輪も、僕の左手の中指に収めていたし。 あれから10年近く。 ずっと仲が良い幼なじみの範疇に留まる僕たちの関係は決して崩してはならない。 だけど想いを隠すのは苦しくて――。 こっそりとある小説サイトに想いを吐露してそれで何とか未練を断ち切ろうと思った。 なのにどうして――。 『ねぇ、この小説って海斗が書いたんだよね?』 えっ!?どうしてバレたっ!?というより何故この僕が押し倒されてるんだっ!?(※注 サブ垢にて公開済みの『バウムクーヘンエンド』をご覧になるとより一層楽しめるかもしれません)

勇者の股間触ったらエライことになった

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
勇者さんが町にやってきた。 町の人は道の両脇で壁を作って、通り過ぎる勇者さんに手を振っていた。 オレは何となく勇者さんの股間を触ってみたんだけど、なんかヤバイことになっちゃったみたい。

少年ペット契約

眠りん
BL
※少年売買契約のスピンオフ作品です。 ↑上記作品を知らなくても読めます。  小山内文和は貧乏な家庭に育ち、教育上よろしくない環境にいながらも、幸せな生活を送っていた。  趣味は布団でゴロゴロする事。  ある日学校から帰ってくると、部屋はもぬけの殻、両親はいなくなっており、借金取りにやってきたヤクザの組員に人身売買で売られる事になってしまった。  文和を購入したのは堂島雪夜。四十二歳の優しい雰囲気のおじさんだ。  文和は雪夜の養子となり、学校に通ったり、本当の子供のように愛された。  文和同様人身売買で買われて、堂島の元で育ったアラサー家政婦の金井栞も、サバサバした性格だが、文和に親切だ。  三年程を堂島の家で、呑気に雪夜や栞とゴロゴロした生活を送っていたのだが、ある日雪夜が人身売買の罪で逮捕されてしまった。  文和はゴロゴロ生活を守る為、雪夜が出所するまでの間、ペットにしてくれる人を探す事にした。 ※前作と違い、エロは最初の頃少しだけで、あとはほぼないです。 ※前作がシリアスで暗かったので、今回は明るめでやってます。

出戻り聖女はもう泣かない

たかせまこと
BL
西の森のとば口に住むジュタは、元聖女。 男だけど元聖女。 一人で静かに暮らしているジュタに、王宮からの使いが告げた。 「王が正室を迎えるので、言祝ぎをお願いしたい」 出戻りアンソロジー参加作品に加筆修正したものです。 ムーンライト・エブリスタにも掲載しています。 表紙絵:CK2さま

食事届いたけど配達員のほうを食べました

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
なぜ自転車に乗る人はピチピチのエロい服を着ているのか? そう思っていたところに、食事を届けにきたデリバリー配達員の男子大学生がピチピチのサイクルウェアを着ていた。イケメンな上に筋肉質でエロかったので、追加料金を払って、メシではなく彼を食べることにした。

強制結婚させられた相手がすきすぎる

よる
BL
※妊娠表現、性行為の描写を含みます。

処理中です...