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天界よいとこ一度はおいで
ミシュラ○ガイド
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「イズミちゃん!」
「いずみん!」
どうしたの?
寝ちゃっただけなのに。
「ふふ、二人ともどうしました?」
「良かったぁ!!」
吉田くん?
「イズミちゃん、いつからご飯食べてないの?!」
ミカさん、怒んないで。
「食べてますよ~」
「なら、今夜の夕飯言って」
「えーっと」
多分鳥料理だ。
「シチュー」
「それと?」
「サラダ
あとパンですね」
「凄い!
全然違うよ!」
ありゃ。
「鳥料理だったけど、鶏ハムだった。
それにチキンスープ!」
そうか、キホたちは美味しく食べられたらいいなぁ。
「いずみん、今夜の食事は今までにない美味しさで、絶賛されたんだよ
いずみんがちゃんとやってた証拠じゃん!」
「そっかあ
キホ、ありがとうね」
おばあちゃんも生まれ変わるみたいだし、きっとキホも生まれ変わるんだ。
良かった。
「いずみん、諦めちゃダメだよ。
話すこと諦めたら、みんな、いずみんの事理解してくれないよ!」
「イズミちゃん、まずは、ちゃんと食べましょう、ね。
持って来ますから」
「俺、持って来るから待ってて。」
「ありがとうございます。」
吉田くんはやっぱり、天使側の人だったんだろうな。
ミカさんが何にも言わないし。
「さて、イズミちゃん
私は大分怒ってます。
ウリ坊とそのハルカって大嘘つきに」
「あんま、怒んないで
ね、血が濁るって。」
ミカさんは凄く優しい笑顔で、頭をなでてくれた。
「イズミちゃん、もう、私が我慢できないから
ちょっと怒っていいよね。」
俺の事なのに、そこまで怒ってくれるような人がいるなら、もう少し頑張ってみようかな。
「いえ、もう少し頑張ります。
どうしてもダメだったら、
逃げますから」
笑ってたはずなのに、笑えてなかったようだ。
「泣くくらいなら、何で頼ってくれない?!
私では、ダメ?」
「違いますよ。
多分、ミカさんは偉い人なんだって思います。
ミカさんが、俺のために力を使うことは、
あのハルカとカミツキガメ上司がやってる事と
何にも変わらなくなっちゃうじゃないですか。
俺、やることはちゃんとやって、自分で言いたいです」
そこへトレーを持った吉田くんが入ってきた。
「いずみん、食事。
これほんと、マジで旨いから。
食材が違うんだよ!」
「なら、きっとあの子たちが頑張ってくれたおかげですね」
「いずみんが!あの子たちを変えたんだよ」
そんなことない。
俺がキホって名付けて、可愛がったりしなかったら、もっと自由に生きていられたかもしれない。
「今夜は休みます。
凄く眠くて、無理そう。
明日、食べますから、置いておいてください」
泥のように眠くて怠いのも本当だけど、ちょっと前に吐いたのが響いてた。
「いずみん!」
どうしたの?
寝ちゃっただけなのに。
「ふふ、二人ともどうしました?」
「良かったぁ!!」
吉田くん?
「イズミちゃん、いつからご飯食べてないの?!」
ミカさん、怒んないで。
「食べてますよ~」
「なら、今夜の夕飯言って」
「えーっと」
多分鳥料理だ。
「シチュー」
「それと?」
「サラダ
あとパンですね」
「凄い!
全然違うよ!」
ありゃ。
「鳥料理だったけど、鶏ハムだった。
それにチキンスープ!」
そうか、キホたちは美味しく食べられたらいいなぁ。
「いずみん、今夜の食事は今までにない美味しさで、絶賛されたんだよ
いずみんがちゃんとやってた証拠じゃん!」
「そっかあ
キホ、ありがとうね」
おばあちゃんも生まれ変わるみたいだし、きっとキホも生まれ変わるんだ。
良かった。
「いずみん、諦めちゃダメだよ。
話すこと諦めたら、みんな、いずみんの事理解してくれないよ!」
「イズミちゃん、まずは、ちゃんと食べましょう、ね。
持って来ますから」
「俺、持って来るから待ってて。」
「ありがとうございます。」
吉田くんはやっぱり、天使側の人だったんだろうな。
ミカさんが何にも言わないし。
「さて、イズミちゃん
私は大分怒ってます。
ウリ坊とそのハルカって大嘘つきに」
「あんま、怒んないで
ね、血が濁るって。」
ミカさんは凄く優しい笑顔で、頭をなでてくれた。
「イズミちゃん、もう、私が我慢できないから
ちょっと怒っていいよね。」
俺の事なのに、そこまで怒ってくれるような人がいるなら、もう少し頑張ってみようかな。
「いえ、もう少し頑張ります。
どうしてもダメだったら、
逃げますから」
笑ってたはずなのに、笑えてなかったようだ。
「泣くくらいなら、何で頼ってくれない?!
私では、ダメ?」
「違いますよ。
多分、ミカさんは偉い人なんだって思います。
ミカさんが、俺のために力を使うことは、
あのハルカとカミツキガメ上司がやってる事と
何にも変わらなくなっちゃうじゃないですか。
俺、やることはちゃんとやって、自分で言いたいです」
そこへトレーを持った吉田くんが入ってきた。
「いずみん、食事。
これほんと、マジで旨いから。
食材が違うんだよ!」
「なら、きっとあの子たちが頑張ってくれたおかげですね」
「いずみんが!あの子たちを変えたんだよ」
そんなことない。
俺がキホって名付けて、可愛がったりしなかったら、もっと自由に生きていられたかもしれない。
「今夜は休みます。
凄く眠くて、無理そう。
明日、食べますから、置いておいてください」
泥のように眠くて怠いのも本当だけど、ちょっと前に吐いたのが響いてた。
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