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75 地味に話数をまちがえてました。修正します。
しおりを挟む海江田さんは、俺を小動物扱いすることにしたのかな?
ずっと抱っこなんだよ。
これ、多分、猫扱いだよな。
みんな、猫扱いだから、すぐ抱っこするのかなー?
ちゃんと歩けるのにね!
一志さんよりガチムチ?、うーん、ムチムチはしてないけど、もっとがっしりでライオンみたい。
一志さんが、トラかな?
お義父さんは黒豹!これ絶対!とにかくすごく綺麗な筋肉で、カッコイイの!
もう、ずっと触ってたい!
お義父さん、吸血鬼とかのスペックないかなー?
不老不死になって、ずっといたいくらい。
綺麗なのー!!
ウットリする。
侑士も意外と脱いだら凄いから、チーターかな。
海江田さんは安定の抱っこで、リビングまで連れて行ってくれると、ソファーにおろしてくれた。
「よく眠れたみたいだ」
一志さんが、目元をゴシゴシした。
目ヤニとかついてた?!
「クマが消えたな」
「そんなだった?」
「病院で包帯が取れたあたりから、眠りが浅かったよな?
何がいやだった?ん?」
「帰っても、迷惑かな、って」
体の傷もあるだろうし、フラッシュバックはいつおきるかわからない。
最初は、いいかもしれないんだけど、段々鬱陶しくなったり、ウザがられたらどうしたらいいかわからないし。
「さとるは、帰りたく無かったのかな?」
「違うよ!
みんなのとこに帰りたくて、怖かった。」
お義父さんは、静かに聞いてくるけど、どこか、怒ってる感じがした。
「気にしたのは、フラッシュバックと体の美醜?」
頷くしか出来なかった。
そんな事ないよって言われても、全部甘えることは出来ない。
「甘え切って、自分が全部無くなった時に捨てられたら、もう、何もできない。
それが怖い
でも、一緒にいられないのは、もっと怖いんだ。
すごく、みんなが、好きだから、やだ
ねぇ、まだ、好き?」
「こんなブス好きなのは俺らくらいだろ
だから、諦めろ
可愛いブスは愛されてればいいんだよ」
侑士が優しい顔で、ブスって言った。
「ブスっ、て」
涙が瞳に盛り上がるのがわかった。
「俺たちが、好きだろ?さとる
こんなに、さとる好みのイケメンばかりだろ?」
一志さんが茶化す。
「私の事は?嫌いかい?」
お義父さんの事嫌いなわけない!
「大好きだよ!
みんな、大好きだよ!
愛してる!
でも、こんな俺じゃ、迷惑にしか」
頬をお義父さんに叩かれた。
「目が覚めたかい?」
「え?」
「もう一回」
感情の見えない表情で反対側の頬も叩かれた。
「迷惑なら、病院に3ヶ月も付き添わないし、さとるのおちんちんを舐めたりもしないよ」
最後のセリフに、他の3人がギョッとした顔をして一斉にお義父さんを見た。
それを、くすっと笑っていなしてる。
「それも、あんなに醜い姿の時にね。」
殆ど寝てないだろうに、魘されてれば、お話をして助けてくれたり、不安で目が覚めれば必ず目を開けて、微笑んでくれた。
本当に、一番汚い時にお世話をしてくれたんだ。
「ごめ、ごめんなさい、お義父さん、ごめんなさい」
「わかりましたか?」
「うん、わかった」
綺麗に微笑んで俺をぎゅうって抱きしめてくれた。
「さ、ご飯食べに行きましょうか」
ホッとしたら、お腹が空いてきた。
現金なやつだな、俺。
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次作も頑張って書きます。
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