592 / 623
592.雪からガードの小話
しおりを挟む
「雪、そんなに強くならなくてよかったね」
「まーなー。でも早めに帰ってきたのは正解だったかもな」
「滑らないようにゆっくり行こう」
「おーよ。ついでにオレに掴まっとかね?」
「転ばぬ先の晴海だ」
「ツルっといってからじゃ遅えだろ。……っつーのは後付けの理屈でー、たんに湊とくっつく大義名分が欲しーだけだけど」
「ふふふ。じゃあその大義名分に乗っかっちゃおうかな」
湊は晴海のダウンコートの肘を掴まえる。覚束ない足下も氷点下の寒さも解消できる、魔法のような幼なじみである。
(了)230210
「まーなー。でも早めに帰ってきたのは正解だったかもな」
「滑らないようにゆっくり行こう」
「おーよ。ついでにオレに掴まっとかね?」
「転ばぬ先の晴海だ」
「ツルっといってからじゃ遅えだろ。……っつーのは後付けの理屈でー、たんに湊とくっつく大義名分が欲しーだけだけど」
「ふふふ。じゃあその大義名分に乗っかっちゃおうかな」
湊は晴海のダウンコートの肘を掴まえる。覚束ない足下も氷点下の寒さも解消できる、魔法のような幼なじみである。
(了)230210
0
お気に入りに追加
88
あなたにおすすめの小説



塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。



ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる