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575.どこまでもの小話(勝負事の日)
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「湊、黙ってオレのスマホのここタップしてくんね」
「いいけど……えいっ」
「……ッし、レアレアこれもレア! さっすが湊、無欲の勝利……!」
「ゲームのガチャってやつだね」
「そ。新年キャンペーンみたいなのスゲーやってんだけどさあ、欲しいアイテムがぜんっぜん来ねえんだよな。物欲センサーってマジで働きモンだから」
「僕の物欲はだいたい書と晴海にかかわるモノに発揮されてるからねえ。お役に立てたならよかった」
「それゆったらオレも一番の物欲は湊がらみのあれこれだけどな。またここ一番の勝負んときには頼んじまうかも」
「もちろん」
「ヤベーな。湊はただでさえ最高なのに、どこまでオレのことシアワセにしてくれんの」
答えは決まっている。どこまでも、である。
(了)230108
「いいけど……えいっ」
「……ッし、レアレアこれもレア! さっすが湊、無欲の勝利……!」
「ゲームのガチャってやつだね」
「そ。新年キャンペーンみたいなのスゲーやってんだけどさあ、欲しいアイテムがぜんっぜん来ねえんだよな。物欲センサーってマジで働きモンだから」
「僕の物欲はだいたい書と晴海にかかわるモノに発揮されてるからねえ。お役に立てたならよかった」
「それゆったらオレも一番の物欲は湊がらみのあれこれだけどな。またここ一番の勝負んときには頼んじまうかも」
「もちろん」
「ヤベーな。湊はただでさえ最高なのに、どこまでオレのことシアワセにしてくれんの」
答えは決まっている。どこまでも、である。
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