569 / 623
569.わがまま上手の小話
しおりを挟む
「お正月の風物詩といえばー箱根駅伝!」
「きょーの午前が往路だっけ」
「うん。東京から箱根に向かって出発だよ」
「見んの?」
「見たいな。晴海もどう?」
「ミカン持って参加するわ」
「やった。いつか沿道で応援とかもしてみたいなー」
「アー。ずらっと並んでるやつな」
「お正月早々人混みに行きたいって言ったら付き合ってくれる?」
「カイロ持って参加するわ」
「あはは、どっちにしろ来てくれるんだ。晴海はほんとに優しいね」
「優しいっつーか年明け早々湊と離ればなれとかツラすぎるっつーか? 湊にくっついてたいだけだけど」
「そこが優しいところなんだよ」
観戦をしてみたい、けれど晴海と離れたくないという湊の我が儘を十全に叶えてくれるのだから。
(了)230102
「きょーの午前が往路だっけ」
「うん。東京から箱根に向かって出発だよ」
「見んの?」
「見たいな。晴海もどう?」
「ミカン持って参加するわ」
「やった。いつか沿道で応援とかもしてみたいなー」
「アー。ずらっと並んでるやつな」
「お正月早々人混みに行きたいって言ったら付き合ってくれる?」
「カイロ持って参加するわ」
「あはは、どっちにしろ来てくれるんだ。晴海はほんとに優しいね」
「優しいっつーか年明け早々湊と離ればなれとかツラすぎるっつーか? 湊にくっついてたいだけだけど」
「そこが優しいところなんだよ」
観戦をしてみたい、けれど晴海と離れたくないという湊の我が儘を十全に叶えてくれるのだから。
(了)230102
0
お気に入りに追加
88
あなたにおすすめの小説



塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。



ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる