560 / 623
560.みんなで食べるケーキの小話
しおりを挟む
「うわやべえ。ここも行列だ」
「今日のケーキやさんはさすがに半端ないねえ」
「さっき通りすがった店もスゲー列だったもんな」
「予約しといてよかった」
「さすが。先見の明」
「僕としては妹と晴海にサンタさんの乗った美味しいケーキを食べてほしいから。人事を尽くすよね」
「オレとしては湊にもばっちり食べてほしーけど」
「もちろんそのつもりだよ」
「ホールだろ? カットしねーで全員でぐわっと食べるのも夢があるよな」
「いいね。わくわくするね」
ご予約のお客様、と声が掛かる。保冷剤の入った袋を大切に受け取り、湊と晴海は家路を急ぐ。
(了)221224
「今日のケーキやさんはさすがに半端ないねえ」
「さっき通りすがった店もスゲー列だったもんな」
「予約しといてよかった」
「さすが。先見の明」
「僕としては妹と晴海にサンタさんの乗った美味しいケーキを食べてほしいから。人事を尽くすよね」
「オレとしては湊にもばっちり食べてほしーけど」
「もちろんそのつもりだよ」
「ホールだろ? カットしねーで全員でぐわっと食べるのも夢があるよな」
「いいね。わくわくするね」
ご予約のお客様、と声が掛かる。保冷剤の入った袋を大切に受け取り、湊と晴海は家路を急ぐ。
(了)221224
0
お気に入りに追加
88
あなたにおすすめの小説



塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。


男子寮のベットの軋む音
なる
BL
ある大学に男子寮が存在した。
そこでは、思春期の男達が住んでおり先輩と後輩からなる相部屋制度。
ある一室からは夜な夜なベットの軋む音が聞こえる。
女子禁制の禁断の場所。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる