【共依存DK】幼なじみのハルミナト

461.君に朝日を見せたい小話

「今朝ね、すこし早く起きられたから散歩してたんだ」
「いつも早起きなのに更に……！？　偉すぎじゃねえ？」
「ありがとう」
「朝の街ってどんなん？」
「んんとね……すごく静か。まだ起きてる人も歩いてる人も少なくて、商店街のお店もほとんどシャッターが下りててさ」
「ふんふん」
「少しずつ空が明るくなって、眩しいくらいに日が射してきて」
「キレーだろーな」
「僕は晴海に会いたくなった」
　そう、綺麗で、綺麗だから。晴海と並んで見上げたくなる。




（了）220916