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406.ひまわりの既視感の小話(お題:ひまわり)#文披31題
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「うちの学校、校庭にひまわりが植えてあって部室から見えるんだ」
「いいじゃん」
「だんだん大きくなっていくのを眺めてたんだけど、この間近くを通りかかってなんとなくこう……デジャヴがあって」
「ひまわりに?」
「ひまわりに」
「ひまわりはみんなひまわりじゃねえの?」
「だよねえ。だから僕も考えて、気付いたんだ」
「何が違えの」
「そのひまわり、高さが晴海の背と同じくらいなんだよね」
太陽に向かって頭を垂れるその様が、少し背を丸めて立つ晴海を彷彿とさせるのだ。
(了)220723
「いいじゃん」
「だんだん大きくなっていくのを眺めてたんだけど、この間近くを通りかかってなんとなくこう……デジャヴがあって」
「ひまわりに?」
「ひまわりに」
「ひまわりはみんなひまわりじゃねえの?」
「だよねえ。だから僕も考えて、気付いたんだ」
「何が違えの」
「そのひまわり、高さが晴海の背と同じくらいなんだよね」
太陽に向かって頭を垂れるその様が、少し背を丸めて立つ晴海を彷彿とさせるのだ。
(了)220723
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