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399.特別な色の毛皮の小話(お題:錆び)#文披31題
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「この週末、なんとうちには猫がいまーす」
「おお。どーしたんだよ」
「妹が友だちに預かってほしいって頼まれたんだって。ご家族で家を空けるとかで」
「ふうん。めっちゃ警戒してるじゃん」
「ちらちら見てくるの、可愛いよね。赤っぽい毛と黒っぽい毛が混じった模様もおしゃれだし」
「オレ、こいつがオスかメスか調べなくても当てられるぜ」
「ほんと? どーっちだ」
「……メス!」
「当たり。どうして?」
「模様。赤と黒の毛皮の猫は錆猫っつって、三毛猫と同じでオスがほとんどいねーんだって」
「なーるほどね。そんなに性別が偏るなんて不思議だね」
「染色体の話になっけど聞ーとく?」
湊は晴海の解説を聞きながら、錆猫の毛並みを撫でることに成功する。
(了)220716
「おお。どーしたんだよ」
「妹が友だちに預かってほしいって頼まれたんだって。ご家族で家を空けるとかで」
「ふうん。めっちゃ警戒してるじゃん」
「ちらちら見てくるの、可愛いよね。赤っぽい毛と黒っぽい毛が混じった模様もおしゃれだし」
「オレ、こいつがオスかメスか調べなくても当てられるぜ」
「ほんと? どーっちだ」
「……メス!」
「当たり。どうして?」
「模様。赤と黒の毛皮の猫は錆猫っつって、三毛猫と同じでオスがほとんどいねーんだって」
「なーるほどね。そんなに性別が偏るなんて不思議だね」
「染色体の話になっけど聞ーとく?」
湊は晴海の解説を聞きながら、錆猫の毛並みを撫でることに成功する。
(了)220716
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