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289.演劇部オアノットの小話(世界演劇の日)
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「今度さあ、初めての助っ人呼ばれた」
「ふうん? 何部に?」
「なんと演劇部」
「へえ! 文化系だ。まあ演劇部はすごーく体力使うから、運動部みたいなものかな」
「そう。走る文化部ってやつ」
「出るの? 舞台」
「保留中。ちょい役だけど、練習かなりあるぽくて」
「さすがにぶっつけ本番ってわけにいかないもんね」
「あと、湊に来てって言えねーの」
「えっ。見られないやつ?」
「コンクールで、関係者以外お断りなんだって」
「うわあ……悔しすぎる……舞台に立つ晴海が見られない……?」
「だろ。オレも湊に見ててほしーし」
「映像は残るのかな……?」
見ていてほしい、見たい、それはさておき活躍してほしい。湊と晴海は揃って首を傾げ、最善手を考える。
(了)220327
「ふうん? 何部に?」
「なんと演劇部」
「へえ! 文化系だ。まあ演劇部はすごーく体力使うから、運動部みたいなものかな」
「そう。走る文化部ってやつ」
「出るの? 舞台」
「保留中。ちょい役だけど、練習かなりあるぽくて」
「さすがにぶっつけ本番ってわけにいかないもんね」
「あと、湊に来てって言えねーの」
「えっ。見られないやつ?」
「コンクールで、関係者以外お断りなんだって」
「うわあ……悔しすぎる……舞台に立つ晴海が見られない……?」
「だろ。オレも湊に見ててほしーし」
「映像は残るのかな……?」
見ていてほしい、見たい、それはさておき活躍してほしい。湊と晴海は揃って首を傾げ、最善手を考える。
(了)220327
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