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210.雪だるまの小話
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「溶けたなー、雪」
「積もるのも早かったけど溶けるのもすぐだったね」
「オレたちの雪だるまも、帰りに見たらよくわかんねーどろどろの形になってた」
「仕方ないけどさみしいねえ」
「な」
「しばらく待ち受けを雪だるまにしとこうかな」
「アー、いいな」
「この写真はどう? 雪だるまに木の枝を挿す晴海。世界一可愛い」
「ほんとだちょー可愛いじゃん、さすがオレ。つーかよく撮ってたなそんなん」
「すかさずね。木の枝の腕っぽい角度とか天才的だったからね」
晴海の端末には雪だるまと晴海と湊のスリーショットも保存されていた。束の間の雪の思い出を二人はしみじみと共有する。
(了)220107
「積もるのも早かったけど溶けるのもすぐだったね」
「オレたちの雪だるまも、帰りに見たらよくわかんねーどろどろの形になってた」
「仕方ないけどさみしいねえ」
「な」
「しばらく待ち受けを雪だるまにしとこうかな」
「アー、いいな」
「この写真はどう? 雪だるまに木の枝を挿す晴海。世界一可愛い」
「ほんとだちょー可愛いじゃん、さすがオレ。つーかよく撮ってたなそんなん」
「すかさずね。木の枝の腕っぽい角度とか天才的だったからね」
晴海の端末には雪だるまと晴海と湊のスリーショットも保存されていた。束の間の雪の思い出を二人はしみじみと共有する。
(了)220107
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