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115.君より君のことを覚えている小話(探し物の日)
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「あれ、映画のチケット」
「どうしたの? 提示でドリンク割引だよ」
「どこ入れたっけ」
「あらら。手に握ってない?」
「なんとねーんだな」
「んー。リュックのポケット?」
「ない。ケツポケットにもない」
「ああ、じゃあお財布じゃない?」
「……あった!」
「よかった」
「さすが湊」
「晴海、大体そこだもん。店員さんに見せたらまた大事に持っておこうね」
「ハイ。オレは財布に入れマシタ」
「僕も見マシタ」
任せてほしい。晴海のことならしっかり覚えている自信がある。
(了)211004
「どうしたの? 提示でドリンク割引だよ」
「どこ入れたっけ」
「あらら。手に握ってない?」
「なんとねーんだな」
「んー。リュックのポケット?」
「ない。ケツポケットにもない」
「ああ、じゃあお財布じゃない?」
「……あった!」
「よかった」
「さすが湊」
「晴海、大体そこだもん。店員さんに見せたらまた大事に持っておこうね」
「ハイ。オレは財布に入れマシタ」
「僕も見マシタ」
任せてほしい。晴海のことならしっかり覚えている自信がある。
(了)211004
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