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50.君の手書きの文字が好きな小話
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「湊の字ってなんか不思議だよな」
「確かに癖があるって言われることある。今の先生は自由でいいぞって褒めてくれるけど、前に通ってた習字教室ではお手本をよく観察しなさいって叱られたなー」
「湊! って感じがしてオレはスキ」
「晴海がスキなら僕的にはオッケーです」
「まあ控えめに言ってスゲースキ」
「見たらすぐ分かる?」
「自信ある。もしオレが新聞社とかに勤めてて、湊の手書き犯行予告が送られてきたら秒で見破れる」
「僕が犯人だったら手書きはしないかなー」
「ツッコミそこかよ。まあ手書きじゃなくても見破るし、湊が捕まんねーように守るけど」
内通者がいるタイプのミステリになるようだ。毛筆の犯行予告、今時レトロでちょっと愉快かもしれない。
(了)210731
「確かに癖があるって言われることある。今の先生は自由でいいぞって褒めてくれるけど、前に通ってた習字教室ではお手本をよく観察しなさいって叱られたなー」
「湊! って感じがしてオレはスキ」
「晴海がスキなら僕的にはオッケーです」
「まあ控えめに言ってスゲースキ」
「見たらすぐ分かる?」
「自信ある。もしオレが新聞社とかに勤めてて、湊の手書き犯行予告が送られてきたら秒で見破れる」
「僕が犯人だったら手書きはしないかなー」
「ツッコミそこかよ。まあ手書きじゃなくても見破るし、湊が捕まんねーように守るけど」
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