13 / 41
第2章
5. 再会
しおりを挟む
その日の午後、景雪御一行様が予定より1日早く到着した。
早速、桜雅たちが景雪らのいる離れ家に向かったのだが、途中で少し慌てた様子の琉晟に出会った。
3人の姿を見て頭を下げた琉晟に泉李が声を掛ける。
『申し訳ありません。大したことではありません』
手話でそれだけ伝え、桜雅たちが過ぎ去ると足早に
屋敷をでていった。
「彼が慌てるなんて珍しいですね。何かあったのでしょうか」
3人は顔を見合わせ、先を急いだ。
客間では だらりとくつろいで茶を啜っている景雪がいた。
「琉晟が慌てて出て行ったがどうかしたか?」
「過保護なだけだ。ほっとけ」
興味のなさそうな景雪の言葉だけではよくわからない。気を使ってか、陵才が事情を補足した。
「もう1人のお連れ様がまだ着かれていないのです。1日早く此方へ向かわれたそうなのですが」
「もしかして、朱璃なのか」
「ふーん、その名は忘れていなかったか」
やはり、怒っている……。桜雅は覚悟を決めた。
「済まなかった。事情はどうあれ、景雪に押し付ける事になったのは、本当に悪かったと思っている」
頭を下げる桜雅に莉己も加勢した。
「遅くなりましたが、約束通りちゃんと迎えにきたのですから許してください。それとも、もしかして朱璃を手放すのが惜しくなったとか……。本人も望んでいるなら それはそれで構いませんが」
「莫迦を言うな。あんなに口うるさいやつは熨斗でもつけて返してやる。ったく誰に言葉を習ったと思ってるんだ。こんな事なら片言程度にしておくんだった」
ブツブツ文句を言う景雪だったが、その割に表情は柔らかい。莉己と泉李が含みのある笑みを浮かべた。
「まぁ、朱璃の事は本人ともよく話し合って、今後の身の振り方を考えましょう」
「そうだな。いつまでも景雪の手を煩わせてはいかんしな。お前に小言を言えるなら、言葉には全く不自由ないだろうし、どうせ武術も仕込んだんだろ」
「好きにしろ」
景雪の不機嫌さが増しているのは、旧知の仲のである2人には手に取るように分かる。
朱璃を好みの女に育てちゃうぞ計画もあり得ないことではないのかも……とそんな景雪を見ながら泉李は思った。
桜雅は彼らの会話に口を挟まなかったが、約束どおり自分が面倒をみるつもりでいた。
この世界でたった1人になり、不安一杯で、すがってきた朱璃の手を離してしまった事をずっと申し訳なく思っていた。彼らのことを信頼しているからこそ預けたのだが、自分もそばに居たかったのだと今はっきりとわかった。
その時、櫂家の家人が廊下から声を掛けてきた。
「失礼いたします。お連れ様がお戻りなのですが、
お怪我をされているご様子で。お医者様をお呼びしましょうか」
「怪我をしているのか」
桜雅が慌てた。
「あー俺、一応医者だから呼ばなくていいぜ?」
泉李がそう呑気に言っているうちに廊下が騒がしくなってきた。
「大丈夫やから降ろしてってー」
琉晟に抱き上げられ手足をバタバタさせているのは、話の流れ上 朱璃に違いない。
「……! 玉子売りの!?」
桜雅の驚いた声に、琉晟の腕の中にいた娘が暴れるのをやめ、少し眉をさげて微笑んだ。
実は、玉子を渡しに行った時に気がつき、思わず逃げてしまったのだ。朱璃はその事を反省していた。
空気を読んだ琉晟に降ろしてもらった朱璃が、あらためて恭順の礼を取る。
「先程は大変失礼致しました。3年前に助けていただいた朱璃で御座います」
やや緊張した面持ちではあったが、ふわりと微笑む
可憐な娘に3人とも言葉を失った。
朱璃を元々男だと思っている桜雅は論外だが、泉李ですら市場であった時に気がつかないほどの変貌ぶりだった。丁度女の子が大人の女性に変貌を遂げる時期であったとしても、ここまで変わるものなのかとさすがの莉己でさえ我が目を疑った。
「ふんっ、ざまぁみろ」
いったい、何に対して「ざまぁみろ」なのか突っ込む気にもなれず、景雪の誇らしげな顔を見つめた。
三人の驚く様子に機嫌もすっかり良くなっている。
「驚いたな。本当にあの時の坊主か? あんまり綺麗になったんで市場でも全然気が付かなかったぜ。 あはははっ いや~まだ信じられねぇ」
こんなに大きくなってと、朱璃の頭を優しく撫でる泉李に朱璃は恥ずかしそうに微笑んだ。そして、いくつに思われているのだろうと思う。
「朱璃」
ビーナス莉己様だ~と変わらぬ美貌に見惚れる。
「3年間も音沙汰なしで、本当に申し訳ありませんでした。元気そうで安心しましたよ。しかもこんなに美しくなって……」
2人の優しい眼差しと言葉に朱璃の胸が熱くなる。
「サナギがこんなにも美しい蝶に変わる様を、この瞳で見れなかった事が悔やまれます」
優雅な手つきで、朱璃の頬に掛かった滑らかな黒髪をそっとかき上げ微笑む莉己に、朱璃はこれまで以上に顔を真っ赤にして首をプルプルと振った。
「そ、そんなっ 滅相もございません」
「おやおや、後ろの唐変木は教えてくれなかったのですか」
頭から湯気が立つほどになっている朱璃の反応が、素直で愛らしいと泉李も目を細めた。
「世辞を真に受けるな。めでたいやつだな」
茶を啜りながら言葉の冷水を浴びせる景雪を朱璃が口を尖らせ軽く睨んだ。
その変わり様が少し子供っぽく、泉李の顔が自然とほころぶ。
「世辞じゃねぇよ。本当に綺麗になったさ。あいつの言う事なんて気にすんな」
そう言いながら「怪我を見てやろう」と朱璃の足元にしゃがみ込む。
「大した怪我じゃないんです。琉が大袈裟なだけでっ」
後ずさりする朱璃を琉晟が押さえ込んで座らせ、左足を診やすいように泉李の前に差し出した。
「ちょ ちょっと琉っ」
その声を無視して、泉李が左足関節を触診する。
「いつ怪我をしてんだ? 玉子売りの後に何かあったのか?」
「いえっ大したことは……った」
内側を指圧され、余りの痛さに思わず声が出てしまう。
「骨は大丈夫だが、靭帯がやられてるな。捻挫は暫く痛いぞ。冷やしてたみたいだが、まだ冷やした方がいい」
小川で足を冷やしている処で琉晟に見つかったのだ。
「冷水を持ってきましょう」
「すみません」
陵才が部屋を出て行った。
「どこで油を売っていてかと思えば、玉子を売っていたとはな」
とっくに着いているはずの朱璃の姿が見えなかった事に、実はかなり心配していた景雪が突っ込んできた。琉晟の視線も先程からかなり痛い。朱璃は首をすくめた。
「心配かけて、ごめんなさい」
事情を説明すると再び雷が落ちるのは目に見えていて、朱璃は斜め上の天井を見つめた。
さて、どうしよー。あー見事な欄間~。
その時思いもよらない処から助け舟が入った。
「どう言う事だ? 朱璃は男だったぞ。いつから女に………異世界では成長すると女に変幻するのか…た…?それとも雌雄同体の人間もいるとは聞いたことがあるが、朱璃がそうなのか?……」
数分前「玉子売りの娘っ」と叫んでから今の今まで、呆然と朱璃達の会話を聞いていたらしい桜雅だった。
突っ込み担当の桃弥が不在なので泉李が「そんなわけあるか」と本来なら言うべきだったが、朱璃の反応に興味があり見守ることにした。
他の者も同じように思ったのだろう、しーんと変な沈黙が流れる。
やがて、すくっと立ち上がった朱璃が真っ直ぐに桜雅に近づいた。
因みに心の中では、絶妙なタイミングでツッコミ済みである。
(なんでやねんっ変幻って私は妖怪か雌雄同体ってミミズかナメック星人か!? えーショック桜雅あほな子なん!?)
ゆっくりと深呼吸。
「3年前、助けていただいた事は大変感謝していますし、桜雅様がえらーい皇子様だと言う事も知っていますけど……流石にちょっと傷ついたんで、一発、いいですよね」
真顔の朱璃が拳に「はぁー」と息を吹きかける。
「ああ、いいぜ。今のはこいつが悪い」
泉李が桜雅を、後ろから押さえる。
「うっ……待ってくれ。悪かった。今のは失言だ。あまりに驚いて」
「朱璃 遠慮は要りませんよ。若い女性に対して今のは失言では済まされません。教育係としてお恥ずかしい限りです」
「ですよね。いくら恩人でも、それとこれとは別ですからね。一発いかせていただきます」
その瞬間、鋭い拳が空を切り、桜雅は潔く受け止めようと奥歯を噛み締めた。しかし拳はその勢いを裏切り、ピタッと眉間のまえに寸止めされる。
「……!」
目の前の拳から向こうにいる朱璃にピントが合わせると、真っ直ぐに自分を見つめる朱璃の漆黒の瞳に吸い寄せられた。
パチン
桜雅の眉間を中指で弾くいい音が響き渡った。
桜雅の間の抜けた驚きの表情に、莉己が耐えきれず吹き出す。
やがて、ふだんは静寂で雅な離れ家は、使用人が様子を見に来るほど賑やかな笑い声に包まれたのだった。
早速、桜雅たちが景雪らのいる離れ家に向かったのだが、途中で少し慌てた様子の琉晟に出会った。
3人の姿を見て頭を下げた琉晟に泉李が声を掛ける。
『申し訳ありません。大したことではありません』
手話でそれだけ伝え、桜雅たちが過ぎ去ると足早に
屋敷をでていった。
「彼が慌てるなんて珍しいですね。何かあったのでしょうか」
3人は顔を見合わせ、先を急いだ。
客間では だらりとくつろいで茶を啜っている景雪がいた。
「琉晟が慌てて出て行ったがどうかしたか?」
「過保護なだけだ。ほっとけ」
興味のなさそうな景雪の言葉だけではよくわからない。気を使ってか、陵才が事情を補足した。
「もう1人のお連れ様がまだ着かれていないのです。1日早く此方へ向かわれたそうなのですが」
「もしかして、朱璃なのか」
「ふーん、その名は忘れていなかったか」
やはり、怒っている……。桜雅は覚悟を決めた。
「済まなかった。事情はどうあれ、景雪に押し付ける事になったのは、本当に悪かったと思っている」
頭を下げる桜雅に莉己も加勢した。
「遅くなりましたが、約束通りちゃんと迎えにきたのですから許してください。それとも、もしかして朱璃を手放すのが惜しくなったとか……。本人も望んでいるなら それはそれで構いませんが」
「莫迦を言うな。あんなに口うるさいやつは熨斗でもつけて返してやる。ったく誰に言葉を習ったと思ってるんだ。こんな事なら片言程度にしておくんだった」
ブツブツ文句を言う景雪だったが、その割に表情は柔らかい。莉己と泉李が含みのある笑みを浮かべた。
「まぁ、朱璃の事は本人ともよく話し合って、今後の身の振り方を考えましょう」
「そうだな。いつまでも景雪の手を煩わせてはいかんしな。お前に小言を言えるなら、言葉には全く不自由ないだろうし、どうせ武術も仕込んだんだろ」
「好きにしろ」
景雪の不機嫌さが増しているのは、旧知の仲のである2人には手に取るように分かる。
朱璃を好みの女に育てちゃうぞ計画もあり得ないことではないのかも……とそんな景雪を見ながら泉李は思った。
桜雅は彼らの会話に口を挟まなかったが、約束どおり自分が面倒をみるつもりでいた。
この世界でたった1人になり、不安一杯で、すがってきた朱璃の手を離してしまった事をずっと申し訳なく思っていた。彼らのことを信頼しているからこそ預けたのだが、自分もそばに居たかったのだと今はっきりとわかった。
その時、櫂家の家人が廊下から声を掛けてきた。
「失礼いたします。お連れ様がお戻りなのですが、
お怪我をされているご様子で。お医者様をお呼びしましょうか」
「怪我をしているのか」
桜雅が慌てた。
「あー俺、一応医者だから呼ばなくていいぜ?」
泉李がそう呑気に言っているうちに廊下が騒がしくなってきた。
「大丈夫やから降ろしてってー」
琉晟に抱き上げられ手足をバタバタさせているのは、話の流れ上 朱璃に違いない。
「……! 玉子売りの!?」
桜雅の驚いた声に、琉晟の腕の中にいた娘が暴れるのをやめ、少し眉をさげて微笑んだ。
実は、玉子を渡しに行った時に気がつき、思わず逃げてしまったのだ。朱璃はその事を反省していた。
空気を読んだ琉晟に降ろしてもらった朱璃が、あらためて恭順の礼を取る。
「先程は大変失礼致しました。3年前に助けていただいた朱璃で御座います」
やや緊張した面持ちではあったが、ふわりと微笑む
可憐な娘に3人とも言葉を失った。
朱璃を元々男だと思っている桜雅は論外だが、泉李ですら市場であった時に気がつかないほどの変貌ぶりだった。丁度女の子が大人の女性に変貌を遂げる時期であったとしても、ここまで変わるものなのかとさすがの莉己でさえ我が目を疑った。
「ふんっ、ざまぁみろ」
いったい、何に対して「ざまぁみろ」なのか突っ込む気にもなれず、景雪の誇らしげな顔を見つめた。
三人の驚く様子に機嫌もすっかり良くなっている。
「驚いたな。本当にあの時の坊主か? あんまり綺麗になったんで市場でも全然気が付かなかったぜ。 あはははっ いや~まだ信じられねぇ」
こんなに大きくなってと、朱璃の頭を優しく撫でる泉李に朱璃は恥ずかしそうに微笑んだ。そして、いくつに思われているのだろうと思う。
「朱璃」
ビーナス莉己様だ~と変わらぬ美貌に見惚れる。
「3年間も音沙汰なしで、本当に申し訳ありませんでした。元気そうで安心しましたよ。しかもこんなに美しくなって……」
2人の優しい眼差しと言葉に朱璃の胸が熱くなる。
「サナギがこんなにも美しい蝶に変わる様を、この瞳で見れなかった事が悔やまれます」
優雅な手つきで、朱璃の頬に掛かった滑らかな黒髪をそっとかき上げ微笑む莉己に、朱璃はこれまで以上に顔を真っ赤にして首をプルプルと振った。
「そ、そんなっ 滅相もございません」
「おやおや、後ろの唐変木は教えてくれなかったのですか」
頭から湯気が立つほどになっている朱璃の反応が、素直で愛らしいと泉李も目を細めた。
「世辞を真に受けるな。めでたいやつだな」
茶を啜りながら言葉の冷水を浴びせる景雪を朱璃が口を尖らせ軽く睨んだ。
その変わり様が少し子供っぽく、泉李の顔が自然とほころぶ。
「世辞じゃねぇよ。本当に綺麗になったさ。あいつの言う事なんて気にすんな」
そう言いながら「怪我を見てやろう」と朱璃の足元にしゃがみ込む。
「大した怪我じゃないんです。琉が大袈裟なだけでっ」
後ずさりする朱璃を琉晟が押さえ込んで座らせ、左足を診やすいように泉李の前に差し出した。
「ちょ ちょっと琉っ」
その声を無視して、泉李が左足関節を触診する。
「いつ怪我をしてんだ? 玉子売りの後に何かあったのか?」
「いえっ大したことは……った」
内側を指圧され、余りの痛さに思わず声が出てしまう。
「骨は大丈夫だが、靭帯がやられてるな。捻挫は暫く痛いぞ。冷やしてたみたいだが、まだ冷やした方がいい」
小川で足を冷やしている処で琉晟に見つかったのだ。
「冷水を持ってきましょう」
「すみません」
陵才が部屋を出て行った。
「どこで油を売っていてかと思えば、玉子を売っていたとはな」
とっくに着いているはずの朱璃の姿が見えなかった事に、実はかなり心配していた景雪が突っ込んできた。琉晟の視線も先程からかなり痛い。朱璃は首をすくめた。
「心配かけて、ごめんなさい」
事情を説明すると再び雷が落ちるのは目に見えていて、朱璃は斜め上の天井を見つめた。
さて、どうしよー。あー見事な欄間~。
その時思いもよらない処から助け舟が入った。
「どう言う事だ? 朱璃は男だったぞ。いつから女に………異世界では成長すると女に変幻するのか…た…?それとも雌雄同体の人間もいるとは聞いたことがあるが、朱璃がそうなのか?……」
数分前「玉子売りの娘っ」と叫んでから今の今まで、呆然と朱璃達の会話を聞いていたらしい桜雅だった。
突っ込み担当の桃弥が不在なので泉李が「そんなわけあるか」と本来なら言うべきだったが、朱璃の反応に興味があり見守ることにした。
他の者も同じように思ったのだろう、しーんと変な沈黙が流れる。
やがて、すくっと立ち上がった朱璃が真っ直ぐに桜雅に近づいた。
因みに心の中では、絶妙なタイミングでツッコミ済みである。
(なんでやねんっ変幻って私は妖怪か雌雄同体ってミミズかナメック星人か!? えーショック桜雅あほな子なん!?)
ゆっくりと深呼吸。
「3年前、助けていただいた事は大変感謝していますし、桜雅様がえらーい皇子様だと言う事も知っていますけど……流石にちょっと傷ついたんで、一発、いいですよね」
真顔の朱璃が拳に「はぁー」と息を吹きかける。
「ああ、いいぜ。今のはこいつが悪い」
泉李が桜雅を、後ろから押さえる。
「うっ……待ってくれ。悪かった。今のは失言だ。あまりに驚いて」
「朱璃 遠慮は要りませんよ。若い女性に対して今のは失言では済まされません。教育係としてお恥ずかしい限りです」
「ですよね。いくら恩人でも、それとこれとは別ですからね。一発いかせていただきます」
その瞬間、鋭い拳が空を切り、桜雅は潔く受け止めようと奥歯を噛み締めた。しかし拳はその勢いを裏切り、ピタッと眉間のまえに寸止めされる。
「……!」
目の前の拳から向こうにいる朱璃にピントが合わせると、真っ直ぐに自分を見つめる朱璃の漆黒の瞳に吸い寄せられた。
パチン
桜雅の眉間を中指で弾くいい音が響き渡った。
桜雅の間の抜けた驚きの表情に、莉己が耐えきれず吹き出す。
やがて、ふだんは静寂で雅な離れ家は、使用人が様子を見に来るほど賑やかな笑い声に包まれたのだった。
14
お気に入りに追加
4,960
あなたにおすすめの小説
異世界召喚されたけどヤバい国だったので逃げ出したら、イケメン騎士様に溺愛されました
平山和人
恋愛
平凡なOLの清水恭子は異世界に集団召喚されたが、見るからに怪しい匂いがプンプンしていた。
騎士団長のカイトの出引きで国を脱出することになったが、追っ手に追われる逃亡生活が始まった。
そうした生活を続けていくうちに二人は相思相愛の関係となり、やがて結婚を誓い合うのであった。
私は女神じゃありません!!〜この世界の美的感覚はおかしい〜
朝比奈
恋愛
年齢=彼氏いない歴な平凡かつ地味顔な私はある日突然美的感覚がおかしい異世界にトリップしてしまったようでして・・・。
(この世界で私はめっちゃ美人ってどゆこと??)
これは主人公が美的感覚が違う世界で醜い男(私にとってイケメン)に恋に落ちる物語。
所々、意味が違うのに使っちゃってる言葉とかあれば教えて下さると幸いです。
暇つぶしにでも呼んでくれると嬉しいです。
※休載中
(4月5日前後から投稿再開予定です)
前世では美人が原因で傾国の悪役令嬢と断罪された私、今世では喪女を目指します!
鳥柄ささみ
恋愛
美人になんて、生まれたくなかった……!
前世で絶世の美女として生まれ、その見た目で国王に好かれてしまったのが運の尽き。
正妃に嫌われ、私は国を傾けた悪女とレッテルを貼られて処刑されてしまった。
そして、気づけば違う世界に転生!
けれど、なんとこの世界でも私は絶世の美女として生まれてしまったのだ!
私は前世の経験を生かし、今世こそは目立たず、人目にもつかない喪女になろうと引きこもり生活をして平穏な人生を手に入れようと試みていたのだが、なぜか世界有数の魔法学校で陽キャがいっぱいいるはずのNMA(ノーマ)から招待状が来て……?
前世の教訓から喪女生活を目指していたはずの主人公クラリスが、トラウマを抱えながらも奮闘し、四苦八苦しながら魔法学園で成長する異世界恋愛ファンタジー!
※第15回恋愛大賞にエントリーしてます!
開催中はポチッと投票してもらえると嬉しいです!
よろしくお願いします!!
【完結】うっかり異世界召喚されましたが騎士様が過保護すぎます!
雨宮羽那
恋愛
いきなり神子様と呼ばれるようになってしまった女子高生×過保護気味な騎士のラブストーリー。
◇◇◇◇
私、立花葵(たちばなあおい)は普通の高校二年生。
元気よく始業式に向かっていたはずなのに、うっかり神様とぶつかってしまったらしく、異世界へ飛ばされてしまいました!
気がつくと神殿にいた私を『神子様』と呼んで出迎えてくれたのは、爽やかなイケメン騎士様!?
元の世界に戻れるまで騎士様が守ってくれることになったけど……。この騎士様、過保護すぎます!
だけどこの騎士様、何やら秘密があるようで――。
◇◇◇◇
※過去に同名タイトルで途中まで連載していましたが、連載再開にあたり設定に大幅変更があったため、加筆どころか書き直してます。
※アルファポリス先行公開。
※表紙はAIにより作成したものです。
美形王子様が私を離してくれません!?虐げられた伯爵令嬢が前世の知識を使ってみんなを幸せにしようとしたら、溺愛の沼に嵌りました
葵 遥菜
恋愛
道端で急に前世を思い出した私はアイリーン・グレン。
前世は両親を亡くして児童養護施設で育った。だから、今世はたとえ伯爵家の本邸から距離のある「離れ」に住んでいても、両親が揃っていて、綺麗なお姉様もいてとっても幸せ!
だけど……そのぬりかべ、もとい厚化粧はなんですか? せっかくの美貌が台無しです。前世美容部員の名にかけて、そのぬりかべ、破壊させていただきます!
「女の子たちが幸せに笑ってくれるのが私の一番の幸せなの!」
ーーすると、家族が円満になっちゃった!? 美形王子様が迫ってきた!?
私はただ、この世界のすべての女性を幸せにしたかっただけなのにーー!
※約六万字で完結するので、長編というより中編です。
※他サイトにも投稿しています。
二度目の人生は異世界で溺愛されています
ノッポ
恋愛
私はブラック企業で働く彼氏ナシのおひとりさまアラフォー会社員だった。
ある日 信号で轢かれそうな男の子を助けたことがキッカケで異世界に行くことに。
加護とチート有りな上に超絶美少女にまでしてもらったけど……中身は今まで喪女の地味女だったので周りの環境変化にタジタジ。
おまけに女性が少ない世界のため
夫をたくさん持つことになりー……
周りに流されて愛されてつつ たまに前世の知識で少しだけ生活を改善しながら異世界で生きていくお話。
お金目的で王子様に近づいたら、いつの間にか外堀埋められて逃げられなくなっていた……
木野ダック
恋愛
いよいよ食卓が茹でジャガイモ一色で飾られることになった日の朝。貧乏伯爵令嬢ミラ・オーフェルは、決意する。
恋人を作ろう!と。
そして、お金を恵んでもらおう!と。
ターゲットは、おあつらえむきに中庭で読書を楽しむ王子様。
捨て身になった私は、無謀にも無縁の王子様に告白する。勿論、ダメ元。無理だろうなぁって思ったその返事は、まさかの快諾で……?
聞けば、王子にも事情があるみたい!
それならWINWINな関係で丁度良いよね……って思ってたはずなのに!
まさかの狙いは私だった⁉︎
ちょっと浅薄な貧乏令嬢と、狂愛一途な完璧王子の追いかけっこ恋愛譚。
※王子がストーカー気質なので、苦手な方はご注意いただければ幸いです。
【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる