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敵か?味方か??
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「ガルァアア!!」
手近にいた灰色の兵士2人を背後から噛みつきによって倒すライド。倒された灰色の兵士は、そのまま灰のように崩れ去る。
「おお!お主はミユ殿の!」
「加勢感謝する!」
そして、ファリン族の戦士達がライドの存在に気がつき合流する。そして、背中合わせになりながら灰色の兵士達を倒し始めた。灰色の兵士が全滅すればルミナークさん達は戦いやすくなるはずだ。
さて、ライドが大暴れして敵の気を引いている間に怪我人探して治療しておこう。いくよ、タマミ。
「キュオン!」
・・・・・
・・・
「痛ててて・・・ミユ殿もう少し優しく・・・」
「我慢してください!タマミお願い!」
「キュオン!」
「おお!治った!ありがとよ!」
私とタマミにお礼を言いながら最後の怪我人が戦場に戻っていった。さて、私もルミナークさん達の所へ戻らなきゃ。
そう思ったのも束の間。
ドサドサッ
私の目の前に何かが振ってきた。
「な、なに・・・っ!」
振ってきたのはルミナークさんとヘルゼさんだった。外傷はほとんど無いが気を失っている。
「タマミ!急いで治療!」
「キュオン!」
私達は急いで2人の治療に取りかかろうとした、そのとき
「・・・すまない。話を聞いてくれないか。」
唐突に後ろから声を掛けられ、私は身構える。後には先程までルミナークさんとヘルゼさんが戦っていた転生者、風間英二がいた。
・・・・・
・・・
「俺の名は風間英二。17歳だ。驚かないで聞いて欲しいんだが、俺はある者によって異世界から召喚された。」
うん知ってる。貴方たちが異世界から来たと言うことは新聞にも載っていたし、ましてや私はスマホに転生者ファイルなんてものがあるから、貴方たちの能力まで丸っと見通し・・・
まあ、そんなことを言ったら私のボーナスカットされちゃうから言わ無いけど。
まあ、それはともかくとして何で私自己紹介されているの?この人敵だよね?ルミナークさんとヘルゼさんを倒した挙句私の所へ連れてくるなんて、一体この人はなにを考えているの?
「ああ、彼女らにはすまないが、睡眠ガスで眠って貰ったのだ。俺よりも強いし、こうする以外の方法が見つけられなかったのでな。」
あ、そうなんだ。じゃあ余り心配しなくてもいい訳か。でもまあ、一応タマミ見ておいて。もしかしたら罠かも知れないし。
「キュオン!」
珠美がルミナークさんとヘルゼさんの診療に行く。その光景を見ていると、唐突に風間英二が私に向ってこう言ってきた。
「それで・・・悪いんだが、俺の頼みを聞いてくれないか?」
いやなに言ってんだこの人。敵に頼み事をするとかどうかしているよ。
そんな私の内心を無視して、風間英二は私にこう言った。
「俺を捕まえて欲しい。」
「は?」
手近にいた灰色の兵士2人を背後から噛みつきによって倒すライド。倒された灰色の兵士は、そのまま灰のように崩れ去る。
「おお!お主はミユ殿の!」
「加勢感謝する!」
そして、ファリン族の戦士達がライドの存在に気がつき合流する。そして、背中合わせになりながら灰色の兵士達を倒し始めた。灰色の兵士が全滅すればルミナークさん達は戦いやすくなるはずだ。
さて、ライドが大暴れして敵の気を引いている間に怪我人探して治療しておこう。いくよ、タマミ。
「キュオン!」
・・・・・
・・・
「痛ててて・・・ミユ殿もう少し優しく・・・」
「我慢してください!タマミお願い!」
「キュオン!」
「おお!治った!ありがとよ!」
私とタマミにお礼を言いながら最後の怪我人が戦場に戻っていった。さて、私もルミナークさん達の所へ戻らなきゃ。
そう思ったのも束の間。
ドサドサッ
私の目の前に何かが振ってきた。
「な、なに・・・っ!」
振ってきたのはルミナークさんとヘルゼさんだった。外傷はほとんど無いが気を失っている。
「タマミ!急いで治療!」
「キュオン!」
私達は急いで2人の治療に取りかかろうとした、そのとき
「・・・すまない。話を聞いてくれないか。」
唐突に後ろから声を掛けられ、私は身構える。後には先程までルミナークさんとヘルゼさんが戦っていた転生者、風間英二がいた。
・・・・・
・・・
「俺の名は風間英二。17歳だ。驚かないで聞いて欲しいんだが、俺はある者によって異世界から召喚された。」
うん知ってる。貴方たちが異世界から来たと言うことは新聞にも載っていたし、ましてや私はスマホに転生者ファイルなんてものがあるから、貴方たちの能力まで丸っと見通し・・・
まあ、そんなことを言ったら私のボーナスカットされちゃうから言わ無いけど。
まあ、それはともかくとして何で私自己紹介されているの?この人敵だよね?ルミナークさんとヘルゼさんを倒した挙句私の所へ連れてくるなんて、一体この人はなにを考えているの?
「ああ、彼女らにはすまないが、睡眠ガスで眠って貰ったのだ。俺よりも強いし、こうする以外の方法が見つけられなかったのでな。」
あ、そうなんだ。じゃあ余り心配しなくてもいい訳か。でもまあ、一応タマミ見ておいて。もしかしたら罠かも知れないし。
「キュオン!」
珠美がルミナークさんとヘルゼさんの診療に行く。その光景を見ていると、唐突に風間英二が私に向ってこう言ってきた。
「それで・・・悪いんだが、俺の頼みを聞いてくれないか?」
いやなに言ってんだこの人。敵に頼み事をするとかどうかしているよ。
そんな私の内心を無視して、風間英二は私にこう言った。
「俺を捕まえて欲しい。」
「は?」
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