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親子
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挨拶が終わると、海外から呼んだ楽師団が優美に音楽を奏でる。シレーヌ、ノエルの貴族たちは各々が交流を深めるために、グラスを片手に談笑をする。
それは事業の話だったり、政治的な話だったり、グループによってさまざま。
大人な話についていけなくて、壁の花に徹しながら、出されている食事に舌鼓みを打っていると。
「やぁ」
「……父上」
シレーヌ帝国皇帝陛下自ら、こちらへとやってくる。まぁ、クリフォード様が隣にいるからだろうが。
手を振ってやってきた皇帝陛下はクリフォード様の肩に手を置いて。
「改めて、息災か我が息子よ」
「……この間あったばかりでしょう。見ての通り、変わりはありませんよ」
取り皿の中にあるサラミを口に含み、頷くクリフォード様。軽い挨拶を終えると視線は私へ。グラスを片手に持っているので、会釈をした後に形式的な挨拶を述べた。
「初めまして、皇帝陛下。御身を拝謁できて光栄に思います。――私は……」
「ああ、クリフォードからの手紙でよく知っている。愚息が世話になっているな」
下町で出会った時と変わらない柔らかい笑みを浮べる。式典服を来ているからか、下町であった時より何倍も怖い印象を感じたのだが、杞憂だったようだ。
ほっと、一安心をすると、クリフォード様がもう一枚取り皿を持ってきた。
「折角のパーティーなんだ。なんか食べたらどうですか?今回のメニューは目新しいものばかりですよ」
「ああ。頂こう。壇上から見ていたがシレーヌでは中々見ないものばかりで興味深かったんだ。この鼻につく香ばしい香りといい……」
「と、思って食べたことなさそうなもの適当に持ってきた」
と、クリフォード様が差し出したお皿の上には……え、ちょっと待って。
カレーパンとか、フライドポテトとか。見たことしかないものしか乗ってないじゃないの!
しかも、それ全て私に関わりのあるやつ……!
「おお!これがノエルの料理か?」
「ノエル国の料理というよりは最近流行りの料理だな。これがまた上品な味わいの料理と違って美味しいんだ」
皇帝陛下は皿を受け取り、フォークにフライドポテトを刺した。一つ、口の中へ。もぐり、と咀嚼すると、目を丸くさせて無言でフライドポテトを間食した。
「これは揚げという調理で作られたらしいですよ。植物油を熱して、ジャガイモを油で揚げた料理です」
「うまいな。ワインを片手に部屋でのんびりと食べたいくらい、うまい。この塩加減といい、ほくほくさといい……息子よ、おまえは在学中、こんなうまいものを食っていたのか」
唸りながら羨ましそうにフォークを震わせる皇帝陛下。クリフォード様は無言で頷くと、皿の上にあった物を全て食べ終えて、おかわりを要求した。
「急激に油物を食べると胃がびっくりしませんか?サラダも食べてください」
見た目より若々しく見えるが、お父さん世代の人が一気に油物を食べると胃もたれをするって聞いたことがある。
うちのお父様は平気そうだから、いつも通りに油マックスで作ってるけど。油物に慣れていない人は体勢がなさそうだし。
美味しいけど、揚げ物に嫌な印象を持たれると嫌なので、サラダを取ってきた。
「ありがとう、ミリアーナさん。……こちらのサラダも甘酸っぱくて美味しい。これはなんのソースかな?」
「王国のドレッシングとは違いますね……んッ、多分マヨネーズベースの物だと思いますわ。以前ドリーに作り方を教えてから、料理仲間に広ま――っ、あ、やばい」
しまった。つい料理の説明で口を滑らせてしまった。急いで口を閉じるが、時は既に遅し。皇帝が「ふ~~~~ん」と間延びした声で相槌を打つ。
あっ、待って。違う。いや、違わないけど、あの、その……。
「これは、ミリアーナさんが作ったのかな?」
「このサラダのソースも、フライドポテトも、カレーパンも、クレープも……。今回並んでいるメニューの多くはミリアーナ発案の物ですよ」
ちょっと、クリフォード様!?どうして暴露しちゃうの!?サラダのドレッシングの発案位なら「お洒落だね~」で終わったかもしれないのにっ!
こんなジャンキーな物ばかり作る令嬢なんて。そもそもシェフの真似事をしている令嬢なんて嫌われる一方じゃ――!
「そうなのか!?あのクレープとやらもか!?この国の下町ではじめて食べた時、この世の中にこんな美味しいものがあったのかと感動したほどだぞ!下町の酒場にいった時に食べた料理も美味しかったのに……凄いな……。貴族の令嬢なのに、こんな美味しいものを発案でき、なおかつ貴族の流行に乗らせるなんて」
なんかわからないけど、べた褒め?悪い気はしないけど、ちょっと恥ずかしい。
初対面ではないけど、出会ってまだ2回目、しかもお友達のお父さんに褒められるとか……くすぐったい。
「ミリアーナはシレーヌの食材でもうまいものを作れるんですよ?おにぎりとか、味噌汁とか。シレーヌの料理人でもあんなうまい物は作れません」
「……ミリアーナさん。今度うちへ来てぜひその腕を振舞ってくれ。君の腕ならシレーヌの……いや、最強の料理人を目指せる」
「あ、いや、そこまでの技術はないというか。料理人になろうというつもりはない……です。ただ、周りの人たちと美味しい物を食べて、味を共有できたら面白いかなって思って始めたことですし」
断ると露骨に肩を落とす皇帝陛下。なんだか約束したのに、欲しい物を買ってもらえなかった子供のように悲しい姿につい同情してしまう。
「……あの、もし機会があれば、今度お作りしましょうか?」
「ほっ、本当か!だったら、ぜひお願いしたい!」
「はい。簡単な物で良ければ……」
「このフライドポテトとかは揚げたてが一番うまいんですよ。今度作ってもらいましょう」
「ちょっとクリフォード様!調子に乗らないでくださいな!揚げ物は片付けも大変なんですからね」
「――ふっ、はははははは!あのクリフォードが令嬢1人の翻弄されているとは!本当にミリアーナさんは面白いな。君さえ良ければいつでもシレーヌへ歓迎しよう!」
なんか、皇帝陛下に気に入られちゃった?理由は知らないけど、友達のお父さんに好かれるならいっか。
細かいことを気にしたら負けなような気がする。私たちは談笑していると、お父様がやってきて、政治的な話をするから、少し離れた場所にいて欲しいと。
皇帝陛下を連れてどこかへ行ってしまった。
それは事業の話だったり、政治的な話だったり、グループによってさまざま。
大人な話についていけなくて、壁の花に徹しながら、出されている食事に舌鼓みを打っていると。
「やぁ」
「……父上」
シレーヌ帝国皇帝陛下自ら、こちらへとやってくる。まぁ、クリフォード様が隣にいるからだろうが。
手を振ってやってきた皇帝陛下はクリフォード様の肩に手を置いて。
「改めて、息災か我が息子よ」
「……この間あったばかりでしょう。見ての通り、変わりはありませんよ」
取り皿の中にあるサラミを口に含み、頷くクリフォード様。軽い挨拶を終えると視線は私へ。グラスを片手に持っているので、会釈をした後に形式的な挨拶を述べた。
「初めまして、皇帝陛下。御身を拝謁できて光栄に思います。――私は……」
「ああ、クリフォードからの手紙でよく知っている。愚息が世話になっているな」
下町で出会った時と変わらない柔らかい笑みを浮べる。式典服を来ているからか、下町であった時より何倍も怖い印象を感じたのだが、杞憂だったようだ。
ほっと、一安心をすると、クリフォード様がもう一枚取り皿を持ってきた。
「折角のパーティーなんだ。なんか食べたらどうですか?今回のメニューは目新しいものばかりですよ」
「ああ。頂こう。壇上から見ていたがシレーヌでは中々見ないものばかりで興味深かったんだ。この鼻につく香ばしい香りといい……」
「と、思って食べたことなさそうなもの適当に持ってきた」
と、クリフォード様が差し出したお皿の上には……え、ちょっと待って。
カレーパンとか、フライドポテトとか。見たことしかないものしか乗ってないじゃないの!
しかも、それ全て私に関わりのあるやつ……!
「おお!これがノエルの料理か?」
「ノエル国の料理というよりは最近流行りの料理だな。これがまた上品な味わいの料理と違って美味しいんだ」
皇帝陛下は皿を受け取り、フォークにフライドポテトを刺した。一つ、口の中へ。もぐり、と咀嚼すると、目を丸くさせて無言でフライドポテトを間食した。
「これは揚げという調理で作られたらしいですよ。植物油を熱して、ジャガイモを油で揚げた料理です」
「うまいな。ワインを片手に部屋でのんびりと食べたいくらい、うまい。この塩加減といい、ほくほくさといい……息子よ、おまえは在学中、こんなうまいものを食っていたのか」
唸りながら羨ましそうにフォークを震わせる皇帝陛下。クリフォード様は無言で頷くと、皿の上にあった物を全て食べ終えて、おかわりを要求した。
「急激に油物を食べると胃がびっくりしませんか?サラダも食べてください」
見た目より若々しく見えるが、お父さん世代の人が一気に油物を食べると胃もたれをするって聞いたことがある。
うちのお父様は平気そうだから、いつも通りに油マックスで作ってるけど。油物に慣れていない人は体勢がなさそうだし。
美味しいけど、揚げ物に嫌な印象を持たれると嫌なので、サラダを取ってきた。
「ありがとう、ミリアーナさん。……こちらのサラダも甘酸っぱくて美味しい。これはなんのソースかな?」
「王国のドレッシングとは違いますね……んッ、多分マヨネーズベースの物だと思いますわ。以前ドリーに作り方を教えてから、料理仲間に広ま――っ、あ、やばい」
しまった。つい料理の説明で口を滑らせてしまった。急いで口を閉じるが、時は既に遅し。皇帝が「ふ~~~~ん」と間延びした声で相槌を打つ。
あっ、待って。違う。いや、違わないけど、あの、その……。
「これは、ミリアーナさんが作ったのかな?」
「このサラダのソースも、フライドポテトも、カレーパンも、クレープも……。今回並んでいるメニューの多くはミリアーナ発案の物ですよ」
ちょっと、クリフォード様!?どうして暴露しちゃうの!?サラダのドレッシングの発案位なら「お洒落だね~」で終わったかもしれないのにっ!
こんなジャンキーな物ばかり作る令嬢なんて。そもそもシェフの真似事をしている令嬢なんて嫌われる一方じゃ――!
「そうなのか!?あのクレープとやらもか!?この国の下町ではじめて食べた時、この世の中にこんな美味しいものがあったのかと感動したほどだぞ!下町の酒場にいった時に食べた料理も美味しかったのに……凄いな……。貴族の令嬢なのに、こんな美味しいものを発案でき、なおかつ貴族の流行に乗らせるなんて」
なんかわからないけど、べた褒め?悪い気はしないけど、ちょっと恥ずかしい。
初対面ではないけど、出会ってまだ2回目、しかもお友達のお父さんに褒められるとか……くすぐったい。
「ミリアーナはシレーヌの食材でもうまいものを作れるんですよ?おにぎりとか、味噌汁とか。シレーヌの料理人でもあんなうまい物は作れません」
「……ミリアーナさん。今度うちへ来てぜひその腕を振舞ってくれ。君の腕ならシレーヌの……いや、最強の料理人を目指せる」
「あ、いや、そこまでの技術はないというか。料理人になろうというつもりはない……です。ただ、周りの人たちと美味しい物を食べて、味を共有できたら面白いかなって思って始めたことですし」
断ると露骨に肩を落とす皇帝陛下。なんだか約束したのに、欲しい物を買ってもらえなかった子供のように悲しい姿につい同情してしまう。
「……あの、もし機会があれば、今度お作りしましょうか?」
「ほっ、本当か!だったら、ぜひお願いしたい!」
「はい。簡単な物で良ければ……」
「このフライドポテトとかは揚げたてが一番うまいんですよ。今度作ってもらいましょう」
「ちょっとクリフォード様!調子に乗らないでくださいな!揚げ物は片付けも大変なんですからね」
「――ふっ、はははははは!あのクリフォードが令嬢1人の翻弄されているとは!本当にミリアーナさんは面白いな。君さえ良ければいつでもシレーヌへ歓迎しよう!」
なんか、皇帝陛下に気に入られちゃった?理由は知らないけど、友達のお父さんに好かれるならいっか。
細かいことを気にしたら負けなような気がする。私たちは談笑していると、お父様がやってきて、政治的な話をするから、少し離れた場所にいて欲しいと。
皇帝陛下を連れてどこかへ行ってしまった。
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