隣の部屋のキラくんは…

teteko crazy

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Prologue

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私の名前はななち。





就活も何とか終え大学を卒業し

一般企業の事務職に就いた。





職場から近い新居も

ゲットすることができた。




これから楽しい

新生活のスタートだ!!!!!





…って





思っていたけど…






ななち : 「これは…やばい…!!!」








《部屋が散らかりすぎている!!!!!》







ななち : 「うむ、今日は休暇だ。

今日しかない!!」






「やってやるー!!!!!」





仕事が始まってからでは

忙しくなって余計整理の時間を

怠ってしまいそうに感じたななちは

髪の毛を結び部屋の片付けに取り組んだ。





_____________________________________________________





ななち : 「ふう!!」




一時間程度で片付けが終わり

ようやく部屋っぽくなってきた。




ななち : 「よし、いらないゴミ

出しに行きますか。」




ななちはゴミを丁寧にまとめて

玄関を出た。





_____________________________________________________






ななち :「ちゃっちゃと出して

夕飯の準備をしよう。」




(とは言ってもほとんどスーパーの

惣菜なんですけどね…笑)




そんなふうに思いながら

エレベーターに向かおうとした時





ななち : (あ!そうだ!お隣さんに挨拶!

忘れてた…!!!)





隣の号室のドアを見つめながら

ななちは思い出す。





(たしかご挨拶に行く時は

ちょっとした手土産とか

お渡しするんだったよね?…)





(何かあったかな~!?…汗)





ぶつぶつと頭の中で考えながら

ななちはゴミを出し部屋へと戻る





_____________________________________________________






ななち : 「あ!あった!お母さんが

くれたGOGIVAのチョコレート!

これでいいだろう!!完璧だ!」





ななちは箱のチョコレート菓子を

持ち上げながらそう思った。





ななち : (いや…でも、今いるかな…

お隣さん…)






(めちゃくちゃ怖い人だったら…)






(すごい厳ついおじさんだったり…


しないよね?…)






(GOGIVAぶん投げられるんじゃ…、





(何か…






《緊張してきました!!!!!》






ななち : 「いやいやいや!でも

挨拶行かないと失礼だし…汗」





挨拶に行くだけなのにななちは

ワンルームで一人ぶつぶつと

言いながら慌て出す





ななち : 「よしっ!挨拶して、

チョコ渡して帰る!うん!」





ななちはチョコ菓子を

紙袋に入れて再び外に出る





_____________________________________________________






ななち : (やばい…めちゃくちゃ緊張する!!)





お隣さんのドアの前まで

やってきたはいいが、

緊張でなかなかベルが鳴らせない。





ななち : (あああ!鳴らして挨拶して!

チョコ渡して逃げる!よし!!!)







突っ立っていても仕方がないと

腹を括ってななちはベルを鳴らしたが





ななち : 「ありゃ?…」





数十秒経っても全く応答がなかった





ななち : 「これは…もしや…」





《留守のパターンだ!!!!!》





(よかったー!!ラッキー私!!!)





ななち : (いやいや、ラッキー!!!

じゃないわよ…

何安心してんだ、私は…笑)





留守だと分かったななちは

胸を撫で下ろしながら

またまた部屋に戻った





_____________________________________________________





「ガチャ」





ななち : 「うにゃ…無駄に緊張して

疲れた…笑」





ななちは自宅に戻ると

ため息を吐きながら

ソファに腰を下ろした





ななち : (まあ、また今度行けばいいか…

何度も行くのも迷惑だし。)




ななち : 「うむ、部屋も綺麗になったし

ご飯作ってお風呂入ろ~!」





ななちはチョコ菓子をキッチンに置き

夕飯の支度に取りかかった






Prologue




End






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