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第五章 決戦の時
名乗り
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本日はいよいよ決戦の時。女子と男子に分かれて小夜とレイラが作った衣装に着替え中。
「美羽、似合うじゃん」
「でもこれって聖女っぽいね。小夜ちゃんみたいな戦闘服って感じじゃないよ」
小夜は体にフィットした赤の短めのワンピースに下はスパッツを履いている。とても動きやすそうだ。
それに比べて私は白を基調とした聖女のような服装。しかし、スカートは可愛いらしくアレンジされてAライン仕様になっており、フリルもついている。動きやすさ重視よりも可愛さメインって感じだ。
「美羽は治癒専門なんだから、後ろで可愛く座ってたら良いんだよ」
「いや、でも私だけ戦わないのも……」
申し訳ない気持ちでいっぱいになっていると、レイラが呆れた顔で言った。
「武器も魔法も使えない美羽が前に出れば、ただの足手纏いですわ」
「そうだね……」
「それに、アイテムを手に入れても魔王様以外はあちらの方が強いのは間違いありません。治癒できる人が後ろに控えていないと後悔することになりますわよ」
確かに。いくら敗北したって命さえあればどうにかなる。最悪我が家に逃げ帰れば良い。
「うん! レイラありがとう。でもさ、レイラまで来なくて良いんじゃない? ここにいた方が安全だよ」
レイラもしっかりと青を基調とした戦闘服に身を包んでいるのだ。
「いいえ、わたくしの為に皆さん戦って下さるのですから、わたくしだけ呑気に留守番は出来ませんわ」
それでも心配に思っていると、レイラはニコリと笑って続けた。
「わたくし、シャーロットには腹が立っておりますの。『やられたらやり返す……』何でしたっけ? とにかく自身の手でざまぁしないと気がすみませんわ」
最近レイラが復讐劇のドラマをよくみていたが、今日の為に気持ちを奮い立たせる為だったのだろうか。はたまたドラマに影響されて参戦する気になったのか。理由は分からないが、レイラの心中を察すると私も意欲が湧いてきた。
「レイラ、小夜ちゃん、絶対勝とうね!」
◇◇◇◇
着替えを終えた私たちは全員リビングに集まった。
「こんなボロアパートに全員集結すると狭いね。この衣装のおかげで目がチカチカするし」
「広いところに行ったら良い感じになると思うよ」
「よし、一旦俺の城に移動しよう。荷物持ったか?」
「「はーい」」
——私を始め、他六名が魔王城の王座の間へと移動した。ここは以前私がショコラを助けた後、勉強部屋に使った部屋だ。懐かしい。
部屋を懐かしんでいると、小夜が仕切り始めた。
「ほら、みんな並んでみて。こっちが拓海君で、そこがお兄さん。そこ田中ね」
「なんか俺だけいつも雑じゃね?」
「そう? 尊敬の眼差しで見てるよ」
「ぜってー嘘だ。美羽の友達だからって……」
田中と小夜ちゃんは仲が良い。教室でこそ話さないが、一緒に異世界に行くようになってからこの二人はこの調子でいつも言い合いをしている。そんな二人のやり取りを見つつみんなが並んだ姿を見ると感心した。
「すごいね! 全員色被ってないよ!」
向かって左から順に拓海が緑、兄が黄色、レイラが青、魔王が黒、小夜が赤、田中がピンクだ。
「美羽は魔王様と私の間ね」
小夜の言葉で、白の私は黒と赤の間におさまった。
「戦隊モノのヒーローみたいで格好良いね!」
「でしょ? あっちは元々がカラフルだからね。こっちはレイラちゃん以外みんな黒髪だから、衣装で色を出してみたんだ」
得意げに話す小夜にまたもや田中が文句を言った。
「なんでお前が赤なんだよ。それに、俺はピンクって女子の色じゃねーか」
「通常は追加戦士の白と黒が今回は主役なのよ。つまり、魔王様と美羽ね。それを取り巻くのが私たち愉快な仲間たちよ」
「その二人が主役ならしょうがないか……」
「それにね、ピンクはこの間ライブでリクが着てたのよ。同じ顔の田中が着れば美羽が喜ぶかなって思ったんだけど、変えるなら今よ」
「いや、良い。ピンクのままで」
小夜に言い負かされる田中。見ていると面白い。
「せっかくだから名乗りでもしてみる?」
「え、小夜ちゃん。それは恥ずかしいよ……」
「名乗りってなんだ?」
魔王が横から聞いてきた。私の代わりにすかさず小夜が応えた。
「名乗りとはですね、登場する時に自分の名前を名乗るのですが、そこで名前だけではなく自分の特徴を伝えるんです! 格好良いんです!」
「それは面白そうだ、やろう!」
「え、マジで……?」
私は絶対にやりたくない。同じ気持ちの人が必ずいるはずだと思って兄や拓海、レイラの方に目を向けると、三人もこそこそ話しをしている。
あれはまさか……名乗りの台詞を決めているのでは?
残るは田中だ。私は田中に歩み寄れば、照れたように言われた。
「名乗りなんて何言えば良いんだろ。美羽は決まったか?」
こっちもやる気満々だ。これはもう名乗りを考えた方が良いのだろうかと半ば諦めていると、外の雲行きが怪しくなった。魔王が何かを察知したようで真剣な面持ちで言った。
「奴らが魔界に入って来たようだ」
「美羽、似合うじゃん」
「でもこれって聖女っぽいね。小夜ちゃんみたいな戦闘服って感じじゃないよ」
小夜は体にフィットした赤の短めのワンピースに下はスパッツを履いている。とても動きやすそうだ。
それに比べて私は白を基調とした聖女のような服装。しかし、スカートは可愛いらしくアレンジされてAライン仕様になっており、フリルもついている。動きやすさ重視よりも可愛さメインって感じだ。
「美羽は治癒専門なんだから、後ろで可愛く座ってたら良いんだよ」
「いや、でも私だけ戦わないのも……」
申し訳ない気持ちでいっぱいになっていると、レイラが呆れた顔で言った。
「武器も魔法も使えない美羽が前に出れば、ただの足手纏いですわ」
「そうだね……」
「それに、アイテムを手に入れても魔王様以外はあちらの方が強いのは間違いありません。治癒できる人が後ろに控えていないと後悔することになりますわよ」
確かに。いくら敗北したって命さえあればどうにかなる。最悪我が家に逃げ帰れば良い。
「うん! レイラありがとう。でもさ、レイラまで来なくて良いんじゃない? ここにいた方が安全だよ」
レイラもしっかりと青を基調とした戦闘服に身を包んでいるのだ。
「いいえ、わたくしの為に皆さん戦って下さるのですから、わたくしだけ呑気に留守番は出来ませんわ」
それでも心配に思っていると、レイラはニコリと笑って続けた。
「わたくし、シャーロットには腹が立っておりますの。『やられたらやり返す……』何でしたっけ? とにかく自身の手でざまぁしないと気がすみませんわ」
最近レイラが復讐劇のドラマをよくみていたが、今日の為に気持ちを奮い立たせる為だったのだろうか。はたまたドラマに影響されて参戦する気になったのか。理由は分からないが、レイラの心中を察すると私も意欲が湧いてきた。
「レイラ、小夜ちゃん、絶対勝とうね!」
◇◇◇◇
着替えを終えた私たちは全員リビングに集まった。
「こんなボロアパートに全員集結すると狭いね。この衣装のおかげで目がチカチカするし」
「広いところに行ったら良い感じになると思うよ」
「よし、一旦俺の城に移動しよう。荷物持ったか?」
「「はーい」」
——私を始め、他六名が魔王城の王座の間へと移動した。ここは以前私がショコラを助けた後、勉強部屋に使った部屋だ。懐かしい。
部屋を懐かしんでいると、小夜が仕切り始めた。
「ほら、みんな並んでみて。こっちが拓海君で、そこがお兄さん。そこ田中ね」
「なんか俺だけいつも雑じゃね?」
「そう? 尊敬の眼差しで見てるよ」
「ぜってー嘘だ。美羽の友達だからって……」
田中と小夜ちゃんは仲が良い。教室でこそ話さないが、一緒に異世界に行くようになってからこの二人はこの調子でいつも言い合いをしている。そんな二人のやり取りを見つつみんなが並んだ姿を見ると感心した。
「すごいね! 全員色被ってないよ!」
向かって左から順に拓海が緑、兄が黄色、レイラが青、魔王が黒、小夜が赤、田中がピンクだ。
「美羽は魔王様と私の間ね」
小夜の言葉で、白の私は黒と赤の間におさまった。
「戦隊モノのヒーローみたいで格好良いね!」
「でしょ? あっちは元々がカラフルだからね。こっちはレイラちゃん以外みんな黒髪だから、衣装で色を出してみたんだ」
得意げに話す小夜にまたもや田中が文句を言った。
「なんでお前が赤なんだよ。それに、俺はピンクって女子の色じゃねーか」
「通常は追加戦士の白と黒が今回は主役なのよ。つまり、魔王様と美羽ね。それを取り巻くのが私たち愉快な仲間たちよ」
「その二人が主役ならしょうがないか……」
「それにね、ピンクはこの間ライブでリクが着てたのよ。同じ顔の田中が着れば美羽が喜ぶかなって思ったんだけど、変えるなら今よ」
「いや、良い。ピンクのままで」
小夜に言い負かされる田中。見ていると面白い。
「せっかくだから名乗りでもしてみる?」
「え、小夜ちゃん。それは恥ずかしいよ……」
「名乗りってなんだ?」
魔王が横から聞いてきた。私の代わりにすかさず小夜が応えた。
「名乗りとはですね、登場する時に自分の名前を名乗るのですが、そこで名前だけではなく自分の特徴を伝えるんです! 格好良いんです!」
「それは面白そうだ、やろう!」
「え、マジで……?」
私は絶対にやりたくない。同じ気持ちの人が必ずいるはずだと思って兄や拓海、レイラの方に目を向けると、三人もこそこそ話しをしている。
あれはまさか……名乗りの台詞を決めているのでは?
残るは田中だ。私は田中に歩み寄れば、照れたように言われた。
「名乗りなんて何言えば良いんだろ。美羽は決まったか?」
こっちもやる気満々だ。これはもう名乗りを考えた方が良いのだろうかと半ば諦めていると、外の雲行きが怪しくなった。魔王が何かを察知したようで真剣な面持ちで言った。
「奴らが魔界に入って来たようだ」
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